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2021年2月のハードウェア人気記事トップ10
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医療

ワクチン1000回分をダメにした件、原因は冷凍庫の故障ではなくタコ足配線 137

ストーリー by nagazou
なんという 部門より
3月1日に医療機関でワクチン保管用の冷凍庫(ディープフリーザー)が故障したとし、約1000回分のワクチンが使用できなくなったと報じられていたが(NHK時事ドットコム)。首相官邸の新型コロナワクチンのアカウントによると、ディープフリーザーには故障がなかったことが判明した(首相官邸新型コロナワクチン情報厚生労働省)。

調査の結果、原因は同一の電源コンセントに複数の機器が共有された状態で使用された結果、電力不足に陥ったことが原因だとしている。つまりタコ足配線が原因であったという。同アカウントでは、ディープフリーザーを設置した医療機関は、冷凍庫の適正な使用方法の遵守を徹底するよう求めている。

あるAnonymous Coward 曰く、

首相官邸(新型コロナワクチン情報)
昨日(3月1日)、ディープフリーザーの稼働が停止し、新型コロナウイルスワクチンが使用不可となった事案について、調査を行った結果、ディープフリーザーの故障は認められず、同一の電源コンセントに複数の機器が共有された状態で使用されていたため、電力不足に陥ったことが原因と判明しました。(1/2)

首相官邸(新型コロナワクチン情報)
ディープフリーザーを設置した医療機関等におかれましては、専用回路の使用など冷凍庫の適正使用を徹底していただくとともに、不明な点がある場合には製造企業に問い合わせるなど、同様の事案が発生しないよう、ご対応をお願いいたします。(2/2)
#新型コロナワクチン

情報元へのリンク

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政府

政府、アンモニアを脱炭素時代の燃料として普及させる方針。2050年までに3000万トン 91

ストーリー by nagazou
脱炭素 部門より
経済産業省は8日、2030年までにアンモニア燃料の国内消費量を年300万トンに、2050年までに水素とアンモニア発電をエネルギー全体の1割に当たる3000万トンにまで増やすとする目標を決めたそうだ(日経新聞NHK)。

アンモニアは燃やしても二酸化炭素を出さないことから、脱炭素に向けた次世代の燃料に位置づけられるという。2021年度からは実際の設備を使って石炭火力の燃料の20%をアンモニアとする実証試験が始まるそうで、この実証実験では既存の石炭火力発電所で、石炭を燃やす際に一緒に燃料として混ぜることで、二酸化炭素の排出量を減らす技術の実用化を目指すとしている(TBS NEWSテレ朝news)。

課題としてはアンモニア自体の輸入。テレ朝newsによれば、アンモニアのほとんどは各国が自給自足しており、輸出は世界中で2000万トンしかないという。またアンモニアを現在の「ハーバー・ボッシュ法」で生成をするためには、大量の二酸化炭素をを排出するという問題も抱えている。このため、水素を水の電気分解から得る「グリーンアンモニア」という手法を実現するための取り組みが行われているとしている(日経新聞その2過去記事)。
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医療

ファイザーとバイオンテック曰く、両社のCOVID-19ワクチンは普通の冷蔵庫で5日間、普通の冷凍庫で2週間保存可能 48

ストーリー by headless
保存 部門より
ファイザーとバイオンテックは19日、両社のCOVID-19ワクチンを普通の冷凍庫・冷蔵庫で保存できるようにするラベル表示変更を米食品医薬品局(FDA)に申請したことを発表した(ファイザーのプレスリリースバイオンテックのプレスリリースArs Technicaの記事)。

両社のCOVID-19ワクチン「Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine」のラベルには現在、-80℃~-60℃(-112℉~-76℉)で保存するよう記載されており、保存には超低温冷凍庫が必要となる。この温度では最長6か月間の保存が可能だが、普通の冷凍庫で実現可能な-25℃~-15℃(-13℉~5℉)で最長2週間、普通の冷蔵庫で実現可能な2℃~8℃(36℉~46℉)で最長5日間保存しても品質に影響ないことが確認されたという。FDAが申請を認可すれば、緊急使用許可(EUA)ラベルで超低温冷凍庫による保存に加え、保存期間別に普通の冷凍庫・冷蔵庫を使用するオプションが記載されるようになるとのことだ。
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ハードウェア

こんな基本的なものが無くなるはずはない? ルネサスの74シリーズが年内で受注終了 51

ストーリー by nagazou
一社だけになると高くなるのは世の常 部門より
route127 曰く、

スーパーサイクルTSMCのつくば研究拠点(srad)等半導体方面で景気のいい話が続いている一方で ルネサスでは汎用ロジックIC、74シリーズが年内で受注終了となるらしい。(梅沢無線仙台

ルネサスの74HCと74LSの主要なロジックICが今年いっぱいで受注終了となるそうです。 お客様には「こんな基本的なものが無くなるはずはない」と信じてもらえませんが、今やそんなものでも平然と無くなる世の中に。 真空管、トランジスタに続きロジックICまでも、過去は消え去るばかりです。

なおその後の梅沢無線仙台さんのツイートによると、HD74HCについては東芝製TC74HCで代替対応に、HD74LSについてはTIのSN74LSで代替するとのこと。

代替品があるならいいじゃないかとなりそうだが、その後のツイートによると入手性が悪化して、通常の仕入ルートから外れてしまうと、仕入れにコストが増加することになるそうだ。仕入れコストを価格に転嫁した場合、実店舗販売だけではネット通販と競合することは難しくなり、結果として製品自体の取り扱い自体を止める判断になることが多いとしている。

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ハードウェア

往年のポケコン復活のため液晶パネルを個人で発注 53

ストーリー by nagazou
愛 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

昨今、個人で電子回路を設計して業者にプリント基板を作成してもらうのは、電子工作界隈としては当たり前になっていますが、この流れを進めて個人で設計した液晶パネルを業者に依頼して作成した人物が現れたそうです。ぽよこまだんな氏がその人で、液晶パネルも自作できるとなると電子工作界隈の表現の幅が広がるのではないかと期待されます。

さて、この度作成された液晶パネルですが、シャープのポケコンPC-1245用の交換用パネルです。PC-1245はシャープ製ポケコンの人気機種でベーマガなどでも長く取り上げられてきた機種ですが、>発売から35年以上経過した事により液晶パネルの劣化が始まっており、現在正常に表示できる個体がほとんとない状態となっています。

液晶パネルが劣化した場合、修理する方法がなく廃棄もしくはオブジェクトにしかならない状態でしたが、交換用液晶パネルが製造されたことにより延命されたことになります。現在PC-1245用の他、PC-1350用も販売されており、現在PC-E650用の液晶パネルを作成中だそうです(ぽよこまだんな氏のBOOTH

ポケコンだけでなくLCDゲーム機などの延命にも繋がると良いですね。

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EU

Apple、フランスのWebサイトでiPhoneとMacBookの修理しやすさスコアを公開 29

ストーリー by headless
評価 部門より
AppleがフランスのWebサイトでiPhoneとMacBookの修理しやすさスコアを公開している(Mac Rumorsの記事The Vergeの記事RFIの記事Le Mondeの記事)。

フランスで電子ごみ削減を目的とした法令が修理しやすさスコアの表示を義務付けたことによるもので、Apple製品では携帯電話(iPhone)とノートPC(MacBook)のみが対象となる。法令は1月1日施行だが、Appleが修理しやすさスコアを公開したのは数日前のようだ。Appleは各機種について評価内容を記載したPDFへのリンクをまとめたサポートページを公開しているほか、オンラインストアでの購入時にも修理しやすさスコアが表示される。

修理しやすさスコアはサービスドキュメントの入手性やパーツの取り外しやすさ、スペアパーツの入手性や価格、ソフトウェアアップデートやリモートサポートの提供、ソフトウェアリセットが可能かどうかなどの項目について10点満点で評価するもので(ノートPC携帯電話)、作業の容易さのみを評価対象にするiFixitの修理しやすさスコアとは基準が大きく異なる。そのため、iFixitではiPhone 8以降すべてのiPhoneで修理しやすさスコアを10点満点中6点と評価しているのに対し、Appleの修理しやすさスコアでは機種ごとに異なる6点前後のスコアが付けられている。一方、iFixitが1点と評価する16インチMacBook Proの修理しやすさスコアは6.3点(PDF)となっている。

評価には厳しい基準が設けられているもののメーカーが自らスコアを算出するため有効性に疑問の声も出ているが、Samsungがスマートフォンのサービスマニュアルを低価格モデル(例 Galaxy A21s: PDF)からフラッグシップモデル(例 Galaxy S21 Ultra 5G: PDF)まで幅広いモデルで公開するなど、一定の効果は出ているようだ。パーツの入手性も異なるので単純には比較できないが、サービスマニュアルの公開されていないモデルが5点台なのに対し、サービスマニュアルの公開されているモデルは2つ折りタイプなど作業の難しいモデルを除いて8点台となっている。
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パテント

Apple、断線しにくいケーブルの特許を出願。接合部分にスリーブを取り付けなくても 31

ストーリー by nagazou
収益が減ってしまうのでは 部門より
headless 曰く、

コネクターやデバイスとの接合部分にスリーブを取り付けることなしに断線しにくくする、というケーブルの特許をAppleが出願している(United States Patent Application 20210035708AppleInsiderの記事SlashGearの記事The Vergeの記事)。

固定せずに使用するケーブルでは接合部分に折れ曲がり負荷がかかりやすく、断線を防ぐためにケーブルよりも硬い素材のスリーブを別個取り付けるほか、ケーブル自体を曲がりにくくすることもある。しかし、曲がりにくいケーブルは扱いにくく、接合部分付近が太くなればコネクターやデバイスの厚みを増す必要があるなどの問題もある。

Appleが出願している特許は被覆の硬さを接合部付近と中間部で変化させることにより、ケーブルの太さを変えずに耐久性を高めるというものだ。出願書類に記載はないが、ケーブル全体の柔軟性も維持できる。

硬さを変化させる手法としては、柔らかめの素材と硬めの素材の2層構造で接合部付近と中間部で各層の厚みを変えるというものと、硬さの異なる2種類の樹脂の混合比を接合部付近と中間部で変えるというものが挙げられている。接合部付近と中間部の間には各層の厚みまたは混合比が徐々に変化する部分が設けられ、この部分では硬さが徐々に変化することになる。

15215008 story
テレビ

NHK受信が不能になったテレビでも受信契約義務アリ。東京高裁が一審取り消しする逆転判決 108

ストーリー by nagazou
専用設計のチューナーが必要か 部門より
NHK放送を視聴できないようにするための装置をテレビ側に取り付けたことで、NHKに受信契約を締結する義務がないことの確認を求めた訴訟で24日、東京高裁は一審の受信契約の義務がないとする東京地裁判決を取り消し、原告側の請求を棄却した(時事ドットコム朝日新聞産経新聞)。

東京高裁の広谷章雄裁判長は、元に戻せる場合は契約締結義務を負う上、原告女性の環境はブースターを使用すれば受信可能であるなどと指摘、契約義務を負うとしている。一審ではこの原告女性には復元することが困難だとして契約義務を認めていなかった。
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モニター

Apple、M1 Mac miniで画面にピンク色の四角い点々が表示される問題を調査中 38

ストーリー by nagazou
調査中 部門より
headless 曰く、

M1 Mac miniを接続したディスプレイにピンク色の四角い点々が表示される問題について、Appleが調査を開始したようだ(Mac Rumorsの記事Neowinの記事The Registerの記事)。

この問題はM1 Mac mini発売当初から報告されているもので、ピンクの点々は画面の表示内容に応じて移動するという。壁紙の変更やHDMIケーブルの交換で解消したという報告や、緑色の点々が加わったという報告もみられる。

Mac Rumorsが入手した19日付のサービスプロバイダー向け内部メモによるとAppleは問題を認識して調査を進めているといい、修正時期は示されていないが、トラブルシューティングの手順が記載されている。

手順としては

  1. Mac miniをスリープモードにする
  2. 2分待ってスリープモードから復帰させる
  3. ディスプレイのケーブルをいったん抜いて接続し直す
  4. ディスプレイ解像度を調整する

といったもの。Mac miniを再起動して問題が再発する場合は、1~4の手順を繰り返すようにとも説明されているそうだ。スリープモードで2分待つというのは聞いたことがない気がするが、どういう意味があるのだろうか。

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ニュース

命令数を4種類に限定することでIoT向けに最適化したCPUアーキテクチャ「SubRISC+」 56

ストーリー by nagazou
最適化 部門より
東京工業大学(東工大)と科学技術振興機構(JST)は19日、IoTエッジコンピューティング向けの小型かつ省電力なプロセッサアーキテクチャ「SubRISC+」を設計し、1mm×1mm角のプロセッサとして構築したと発表した(東京工業大学科学技術振興機構論文PC Watchマイナビ)。

東工大のリリースによれば、古い製造プロセスである65nm CMOSを用いても1mm×1mm角を実現できたという。またARM Cortex-M0と比べた場合、1.4倍ほど高速でありながら電力効率は2.7倍、エネルギー効率は3.8倍を達成したとされる。

IoTの普及が増えるとデバイスやセンサー、サーバー間でのデータ通信量の増加が懸念される。そこでエッジとなる端末側での処理能力を高めることにより、遅延を減らしネットワークの負荷を軽減することなどが求められる。しかし既存の組み込みプロセッサは、IoT向けとしては過剰スペックであることから、SubRISC+では命令数を4種類に限定することにより、小型化と低消費電力化を図ったのだとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

東京工業大学 工学院 情報通信系の原祐子准教授らは、IoTにて重要となる小型・省電力性を兼ね備えた新たなプロセッサを設計し、実機の開発に成功した。(ニュースリリースPC Watchの記事)

 既存の32bitプロセッサではARMのCortex-M0で60命令、RISC-Vで47命令の命令数があるが、開発した組み込みプロセッサは減算・シフト・論理演算・メモリアクセスの4種類の命令のみから成り、減算結果に応じて条件分岐するという特徴を持つ。なお、4命令のみでもチューリング完全であるため、適していない用途にも利用はできる模様。
 実機は65nmCMOSプロセスを用いながら1mmx1mmと小型で、既存の32bitプロセッサでは最小となる物(明記されてはいないがおそらくRISC-Vベース)に対し2.7倍の電力効率、3.8倍のエネルギー効率を実現している。
 適用の一例として、加速度データからてんかんの発作をリアルタイムに検出可能な軽量アルゴリズムを実装し実用性を実証したた結果、動作周波数を50 MHzと想定したシミュレーションではデータのサンプリング速度より高速に異常検出でき、かつ、電力は131.1 µWと極めて低い。
 また、このプロセッサLSIを5 MHz(ヘルスケアの異常検出ではリアルタイム処理を十分確保できる周波数)で駆動した場合の消費電力はわずか77.0 µWであり、これはコンビニエンスストア等でも手に入るアルカリボタン電池LR44で約100日連続稼働できる試算である。

情報元へのリンク

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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