パスワードを忘れた? アカウント作成
10907985 story
ストレージ

SSDの価格がHDDの価格に追いつくことはない? 105

ストーリー by hylom
併用するのが最善なのでは 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

フラッシュメモリベースのストレージのコストはここ数年で急速に低下してきた。しかし、SSDの価格がHDDと同等になるという一部ベンダーの主張は無理があるという。現在、SSDには七つの神話があるという(Enterprise Storageslashdot)。

挙げられている「神話」は以下の通り。

  1. MLC NANDフラッシュの価格は今後も急速に低下し、SSDの容量がHDDに追いつく
  2. SSDの速度と価格はHDDよりも優れている
  3. コンシューマ向けSSDとエンタープライズSSDに違いはない
  4. MLC NANDの性能は下がることはなく、価格は下がり記録密度は向上する
  5. SSDの消費電力がHDDよりも低くなる
  6. ストレージのパフォーマンスは世代ごとに約20%成長する
  7. ファイルシステムのデータレイアウトは変更されない

しかし、記事ではSSDについて密度が高くなるほど信頼性とパフォーマンスの低下が起きやすいとし、このことからSSDのメーカーは密度、コスト、信頼性とパフォーマンスのバランスを取ることが難しくなるだろうと主張。。容量、速度、消費電力の面から考慮しても企業やHPCアプリケーション用途ではHDDがまだ主流であり続けるだろうとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by iwakuralain (33086) on 2014年04月22日 17時24分 (#2587018)

    SSDは速度や対耐衝撃性や低電力
    HDDは価格や容量
    それぞれ一長一短があるってだけじゃダメなのかい

  • by scanner (19808) on 2014年04月22日 14時45分 (#2586916) 日記

    7.に関して、HDDでもC/H/Sモデルって相当前から現実と乖離してますねぇ。
    何とかしてほしいけど、なかなか難しいかな。

    #ちょうど、気持ちいいくらい派手にぶっ壊れたmicroSDHCカードを
    #捨てる前に面白半分にダンプして眺めてた。

    • > HDDでもC/H/Sモデルって相当前から現実と乖離してます

      今時CHSモデルなんて使ってないでしょ。
      はるか昔、ATAがまだIDEと呼ばれていた頃、540MB(504MiB)の壁を越える時に、
      LBA(Logical Block Address、セクタをCHSではなく連番で指定する機能)が導入されてます。

      MBRのパーティションテーブルには、旧来のシステムでの互換性のため、CHSとLBA併記していますが、CHSは3バイトしかなく上限8GiBなので、今時のストレージはもうLBA専用です。
      (ATAの規格ではLBA48ビット=最大128PiBですが、MBRのパーティションテーブルは32ビット=最大2TiBなので、2TiB超のハードディスクの場合、MBRでは管理不可能で、GPTを使うことになります)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      FATとかNTFSとか慣れ親しんだファイルシステムが使い辛いのでは?特定の領域に更新が集中するとか。
      1GByteのファイル中の 1Byte書き換えただけで、1GByte書き直すという必要はもうなかったのでしたっけ?

  • by Gu-tara*,(._.),* (38869) on 2014年04月22日 15時46分 (#2586943) 日記

    なんとなく...

    > 2.SSDの速度と価格はHDDよりも優れている

    そうか?速度は優れてるけど、価格面は無理かなぁと
    素材も技術も違うわけだし...量産化の夢見過ぎじゃないかと

    > 3.コンシューマ向けSSDとエンタープライズSSDに違いはない

    だったら分けるなとww
    違いがあるから分けてるわけで

    > 6.ストレージのパフォーマンスは世代ごとに約20%成長する

    そろそろ頭打ちな予感が数年前からしてますが、まだまだいけちゃうもんでしょうか?

    そもそもコストパフォーマンスとして民生利用に向いてない気がするSSD
    気分的にもフラッシュメモリにデータ保存の信頼性をおけないのは、私が古くなってきたからでしょうか...

    • by Anonymous Coward

      同じものでも高ければ高く売れる業界と安いと売れない業界があるのです
      フロッピィも磁性体は同じで値段が違いましたし

    • by Anonymous Coward
      「神話」だから(あたかも事実のように語られるが)事実と反していることの列挙だと思うけど
      • by Gu-tara*,(._.),* (38869) on 2014年04月22日 17時04分 (#2587003) 日記

        「神話」だから(あたかも事実のように語られるが)事実と反していることの列挙だと思うけど

        それは分かってるのですが、なんで価格も優れてるとか、20%成長とか言えるのか理解しがたく...

        単なる噂からの神話ってのじゃなさそうだったんで

        親コメント
  • 今年のHDDの性能にSSDが追いついた時には、HDDは少し高性能なものができている。
    その少し高性能なHDDにSSDが追いついた時には、HDDはさらに高性能なものができている。
    さらに高性能なHDDにSSDが追いついた時には、HDDはさらにさらに高性能なものができている。
    よって、SSDの性能がHDDの性能に追いつくことはない。

  • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 17時12分 (#2587011)

    MRAM SSD(Magnetoresistive Random Access Memory Solid State Drive)
    HDDと同じ様に磁性体がスピンもするし、メインメモリに使ってお釣りが来るほど(SRAMに迫るほど)高速だし、不揮発だし、HDDやDRAMやFlash SSDが統合出来そうだし、行き着く先は此処?

  • 多分使っているNAND チップ自体はコンシューマ向けだろうが、エンタープライズ向けだろうが変わらないと勝手に想像してますが・・・

    エンタープライズ向けメモリはメモリチップは同じでもECCパリティのチェックチップは乗ってますよね?(無いのもありますが・・)
    エンタープライズ向けには、エラー補正やら予備の代替領域が確保してあるとか、
    記録チップじゃなくて、エラー補正も含めたコントローラが違うじゃなかろうかと、想像してます。

    #信頼性無視しても良けりゃ、コンシューマ向けSSDでも性能はエンタープライズ向けを凌駕しているSSDも結構あると思う。
    #信頼性を高めるとバカ高いハードになるから、最近は個々部品の信頼性よりも、多重化して壊れたら交換ってノリのような気がします。

    #大容量化、速く、安くという流れは変わらないでしょう。HDDもSSDも、
    #主記憶はSSDでアーカイブはHDDが便利でいいなぁ・・・設定とかめんどくさいから、SSHDで自動でやってくれると嬉しいです。
  • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 15時50分 (#2586949)

    SSHDにするわ。

    • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 15時57分 (#2586953)

      問題なければ22番から変更した方が楽できます

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      SSHDと、昔からあるDRAMキャッシュとの違いはどこにあるんでしょう?

      • by Anonymous Coward

        キャッシュが不揮発かどうか、キャッシュ容量の多寡、ってあたりかな?
        DRAMキャッシュだと小容量及び揮発性であることから、局所的な性能は出ても、HDD全体としての最適化はできないよね。
        SSHDもSSDの容量次第だとは思うけど。

  • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 16時03分 (#2586957)

    しかし、記事ではSSDについて密度が高くなるほど信頼性とパフォーマンスの低下が起きやすいとし、このことからSSDのメーカーは密度、コスト、信頼性とパフォーマンスのバランスを取ることが難しくなるだろうと主張。。容量、速度、消費電力の面から考慮しても企業やHPCアプリケーション用途ではHDDがまだ主流であり続けるだろうとしている。

    SSDみたいな半導体は密度が高くなるほど信頼性は低下していくけど、パフォーマンスはどうだろう?
    パフォーマンスは上って行く気がする。

    密度について考えると、HDDのほうが高密度ほど信頼性は下がりそうな気がする。
    HDDは物理的にディスクが回転する以上、速度にも限界がある。
    ランダムアクセスは悪そうだ。

    一般的なコンピュータ用HDDは、1980年にSeagateが開発した5MBだけど、33年かけて120万倍の6TBになった。
    一方のSSDは2006年頃から、だいたい32GBくらいのものが出回り始めた。そして7年かかって32倍の1TBに。
    2006年頃のHDDの最大容量が750GBくらいなので、HDDは7年間で8倍にしかなってない。
    この勢いだとSSDはHDDに追いついて、追い抜きそうでもある。

    実際の話、SSDは容量で勝負と言うより小ささで勝負していて、タブレットやUltrabook向けに進んでる。
    3.5inchHDDの大きさでSSDを作ったら、とっくにHDDを超えてると思うんだ。
    作ってないだけだよね。

    • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 17時06分 (#2587006)

      正直SSDに容量なんて求めていない。
      どんなに大きくても512Gでもあれば十分すぎる。
      128Gですら大抵十分なんだし。
      自分はシステム用に128G、一部の読み取り速度を要求するゲーム等用に別途256Gを使ってる。
      速度の要らないゲームやソフト、加えてただのデータ保管用にはHDDでいいし。

      密度なんていいから長寿命高信頼高速度だけ頑張ってくれればいい。

      親コメント
      • by t-wata (10969) on 2014年04月22日 17時29分 (#2587024) 日記

        SSDは小型化高速化を進めていく方が良いですね。
        そのうちノートPCは、小型のSSDをプライマリのHDDとし、セカンダリドライブに大容量のHDDみたいなのが標準になっていくかも。
        というかなって欲しい。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年04月22日 18時06分 (#2587053)

        メインメモリは640KBで十分と言うのと同じじゃないの?
        そういうのは結局あればあるだけ使うんだよ。
        そして一旦その環境に慣れてしまうと後戻りは出来ない。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      最大容量ではなく単価で比較するべきでは?

    • by Anonymous Coward

      3.5inchの容積を全てフラッシュで埋めつくすようなSSDを作ろうと思ったら
      コントローラーとバス配線が大変そうだ。

      ケースに基板をびっしり入れるとなると放熱方法も考えないと。

    • by Anonymous Coward

      一般的なコンピュータ用HDDは、1980年にSeagateが開発した5MBだけど、33年かけて120万倍の6TBになった。
      一方のSSDは2006年頃から、だいたい32GBくらいのものが出回り始めた。そして7年かかって32倍の1TBに。
      2006年頃のHDDの最大容量が750GBくらいなので、HDDは7年間で8倍にしかなってない。
      この勢いだとSSDはHDDに追いついて、追い抜きそうでもある。

      フラッシュメモリが半導体製品である限り単位体積当たり容量を上げるには半導体作成プロセスの微細化が必要。
      今のフラッシュメモリはほぼ最先端の半導体作成プロセスを使っているし、微細化の速度はゆっくりになっている。
      そのためSSDの単位体積当たりの容量の増加はすでに鈍化しているし今後

  • TBオーダーの容量ならHDDのほうが安い。でも一般人でその容量が必要な人って結構少ないような。
    あくまで一般人なら、という前提だけど半数以上が100GBもあればとりあえず困らない、という気がする。

    まだ128GBクラスの2.5インチHDDのほうが128GBのSSDより安いとは思うけどTBオーダーの値段差から
    考えるとかなり接近してるような気がする。単純比較すると怒られるかもしれないけど、64GBのUSBメモリが
    安物だと3000円ぐらいで買えるぐらいまで来てるので、そういうレベルのものならサイズや扱いやすさも
    考慮するとだんだんHDDを選ぶメリットが少なくなっている、というかほとんど選ばれることがない。
    そしてそういうレベルの機器がコンシューマー相手のものだと結構主流になってきているという気もする。

    まだタブレットクラスでならやっと価格競争を仕掛けられるか、というレベルだけど、あと数年すれば普及帯の
    ノートクラス(現状でHDDの容量が200GB~320GBクラス)でも結構いい勝負になりそうな気がする。
    もちろんHDDが明日から本気を出せばまだまだそのクラスでもHDDが優勢なはずなんだけど、現実的には
    ビジネスモデルの違い(Flashは必ずしも大容量の領域だけを収益の柱にしてないけど、HDDは容量の
    小さい領域はあまり収益の柱にならないようなモデルのような気がする)もあってその可能性は低そう。
    大容量の最安のところでのbit単価ではまだまだというか記事のように今後もHDDが優位かもしれないけど
    コンシューマー機で実際に数が出る領域ではあと数年で追いつき追い抜きというところまで来るような気も・・・

typodupeerror

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

読み込み中...