
ハワイ・オアフ島で新規設置した太陽光パネルの電力網への接続を電力会社が拒否 108
ストーリー by headless
損得 部門より
損得 部門より
eggy 曰く、
ハワイ・オアフ島では屋根に太陽光パネルを設置する家がこの3年で急増していたが、新規に設置された太陽光パネルの電力網への接続を電力会社 Hawaiian Electric Co.,(HECO)が拒否しているそうだ(Bloombergの記事、 本家/.)。
オアフ島の住宅地では日をさえぎるものが少なく、一日中冷房をつける必要があるという。しかし、発電用の石油を輸送するため発電コストが高く、電気代は米国平均の3倍、カリフォルニア州と比べても2倍以上となっている。そのため、この3年で太陽光パネルを設置する家が増え、現在では買い取られた余剰電力がオアフ島で供給される電力のおよそ20%を占めているそうだ。HECOでは太陽光パネルの接続がこれ以上増加した場合でも、電力網の安定性と安全性を保つことができるかどうか更なる調査を行う必要があるため、新規の接続を一時停止するとしている。これを受けてオアフ島での太陽光パネル新規設置は急激に減少しているが、HECOが利益を確保するために接続を拒否しているのではないかと考える利用者も多いようだ。一方、蓄電池を販売する業者は蓄電池が普及するきっかけになるのではないかと期待しているという。オアフ島では晴れの日が多く、蓄電池を導入すれば電力網への接続も不要となる。電力会社は自らの首を絞めることになりかねないとの見方もあるとのことだ。
当たり前じゃね? (スコア:5, 興味深い)
常に一定の成果(供給)を求められる企業(電力会社)に対して、
その日の気分で働くか休むか好き勝手に仕事(発電)するんで正規雇用してください、って話だろ。。。
そういう形態を望むなら、自営業か派遣に相当する雇用(契約)を模索するのは当然の流れでは。
・電力会社の都合に関係なく、一度契約すると買い取りを保障(正社員形式)←いま
・電力会社と合意した、一定期間だけ買い取りを保障(契約社員形式)
・電力会社と合意した、一定量だけ買い取りを保障(派遣社員形式)
・蓄電池を併用し、自前で賄う(自営業形式)
もしくは、安定した電力供給を保障しない…という解決方法もあるけれど。
Re: (スコア:0)
そこで発送電分離ですよ?という議論が我が国では燻るわけですね
Re:当たり前じゃね? (スコア:2)
発送電分離した場合ですが、買い取る側の送電会社はどういう戦略を取るのでしょうね。
送電側の都合で考えるなら、安定した供給をしてくれる既存の発電会社からは高く買い取り、不安定な太陽光発電は安く買いたたくのが合理的だと思います。
Re: (スコア:0)
電気自動車みたいな電力バッファそのもののデバイスにとっては、半導体工場が求める電力の安定性は必要ない。
最大停電時間と、停電頻度がちゃんとスペックとして与えられているなら、それに対して備えるコストと天秤にかければいい
その上で、安くても不安定な電源と、高くても安定な電源を選べばいいし、必要ならバッファを用意する事業者が投資すれ
ばいい。
発送電の分離って言う言葉にいつの間にかすり替えられているけど、本来は電力を自由化しろっていうのが重要。
いくら分離しても独占的なら本質的には意味がない。
Re:当たり前じゃね? (スコア:2)
どうも誤解しておられるようですが、安定/不安定と書いたのは供給能力、つまり出力調整の話ですよ。
瞬停とか、電圧の安定化とか、そういうのより大きな時間単位での調整です。
Re:当たり前じゃね? (スコア:1)
>発送電の分離って言う言葉にいつの間にかすり替えられているけど、本来は電力を自由化しろっていうのが重要。
違います、本来の目的は「安く品質の良い供給を続ける」ことです。
自由化とは、その手段でしかありません。
Re:当たり前じゃね? (スコア:1)
分離して何がよくなるのかがいまいち判らないんだよな。結局自然エネルギーの電力会社への押し売りと利用者へのしわ寄せは維持されるんだよね?
Re: (スコア:0)
発送電分離でどの程度送電会社に自由が与えられるのか分からないけれど、
比較的規制が少なく自由な制度になるなら
発電会社に電力不足のときの担保(バックアップ火力発電や他社からの融通枠準備)がなければ、電力網への接続拒否とかはありそう。
担保はない代わりにその電力会社と契約した事業者は電力不足になったときは停電するので、その時は自家発電で頑張ってねという手もあるけど
法規制だらけで自由度が少なければ市場が歪むし、
自由すぎれば数十年後には今よりも電力会社が減って余計寡占が進むだろうし
(市場を占めるのが従来電力会社か他業種大手なのか新興企業なのかは知りませんが)難しいところです。
「電力網の安定性と安全性」日本では (スコア:5, 参考になる)
日本だって太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーが、それ以外の従来の電源に較べて不安定なのは変わりません。
だけどいろいろと対策は進んでいるようです。
まずはミクロレベルの話。
日本では最近、パワーコンディショナが「多数台連系対応」というものに置き換わり始めています。
簡単に言うと、太陽光発電している家が一つの柱上トランスにぶら下がっているようなケースの時、相互干渉してしまって安全性や安定性を損なう減少を防止する技術に対応しているもの、だそうです。従来はこれが原因で系統接続不可とかそういうこともあったとか。そこで従来は確度は高めだが誤作動も多い安全機構で、ちょっとでも危なそうと言う事になると連携運転を切るしか無かったそうです。
それを改善して、系統の状態を検知し、そこを調整をとってうまくやるのだとか。つまりは太陽光発電が住宅の標準になっていく時代に対応してるってことですね。
次にもう少し視野を広げ、マクロレベルだと。環境省が大規模な実験を実施中 [itmedia.co.jp]といった話や、HEMSとスマートメータなども動きが盛んです。不安定な分散電源への流れが急速に進んでいる流れがもはや止められない中急速に進歩しているみたいです。(この背景には重電インフラ分野へと日本の電機業界が舵を切っていることも無関係ではないとか。上手く技術開発できれば売れますからね!)
また、電力会社側も電力安定化の技術開発を行っており、関東に次ぐ大規模集積地である九州電力では系統接続の見通しを700万kWと大幅に増やしているそうで、これは管内における12月の最大需要が1300万kWのその半分以上にあたるんだとか。それでも今後、系統安定化に関する技術開発を進めることで、なんとかなると考えている [nikkeibp.co.jp]らしいです。
一方で、沖縄電力と、北海道電力はすでに系統接続を制限しています。これは山間部や郊外で土地が安く、安価に太陽光発電や自然エネルギー発電ができる所は、そもそも送電線の容量が小さいために受入れが困難になっていると言う話だそうです。特に沖縄電力は独立系等になっている所が多く、電力の変動を吸収しきれない [nikkan.co.jp]のだとか。これに対してすでに対策のための実証実験がきまっている [nikkeibp.co.jp]そうですが、それでも数年はかかる模様。その間に太陽光発電は買い取り価格が安くなるので(来年四月からは一気に1kwhあたり10円下がると言う話まである)日本の場合は、ブームは一段落する形になるかも知れません。
なお、スルーされてましたが太陽光発電は、すでにグリッドパリティを達成している [srad.jp](再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力のコストより安くなる)とするタレコミもありました。
太陽光こそ至上 (スコア:2, 興味深い)
日本でよく言われて言える
太陽光こそ原発に代わる物だ!
クリーンで優しい電力だ!
売れば儲かる!
これって絵に描いた餅にしか見えないんだよね
特に売れば儲かるってとこ
売れば儲かるってその代金は電力会社利用者に跳ね返ってくるだけでしょ?
そのための設備投資費用も同じでしょ?
クリーンで優しいって言われていることだって耐用年数後はゴミになるだけ
リサイクル出来るって言われても誰が費用払うんだよって話
パネル使ってた人が払うべきだとは思うけど、電力会社にツケ回しそうな気もする
ゴミ問題は原発も同じだけど太陽光だって色々考えなくちゃいけないのに妄信的に推進するのはどうかと思う
結局、最後は原発と同じような問題になりそう
Re:太陽光こそ至上 (スコア:1)
>リサイクル出来るって言われても誰が費用払うんだよって話
新しい太陽電池パネルの原料として買い取ってもらえるんじゃないんですか?
屑鉄みたいに、安いとしても値段がつくようなものじゃないと、
「リサイクルできる」とは言いたくないですね。
Re: (スコア:0)
太陽電池パネルの原料は地中に幾らでもあるケイ素なんで、リサイクルしてもペイしないよ。
Re:太陽光こそ至上 (スコア:1)
鉄だって、地球上で一番多い元素ですが、
屑鉄は売れますよ。
シリコンも、鉱石から精製するよりは安く上がるのでは?
Re: (スコア:0)
地球上で一番多い元素は、酸素だ。
Re: (スコア:0)
>クリーンで優しいって言われていることだって耐用年数後はゴミになるだけ
>リサイクル出来るって言われても誰が費用払うんだよって話
そうだそうだもっと言ってやれ!原発推進派の人たちに
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
えーっと、私が不勉強なだけかもしれませんが
> 最後は原発と同じような問題になりそう
ってのは、致死的な廃棄物を10万年保存するとかに匹敵する問題が太陽光発電にもあるってことなんでしょうか?
# 食料生産と太陽光を奪い合う問題なんかはあるかもと思いますが、それでもさすがに核分裂発電の廃棄物問題の比ではないんじゃないかと
Re: (スコア:0)
太陽発電至上主義者を見ると「冬の日本海側はどうするのかね?」と思う。
沖縄や鹿児島だって冬は天気がしぐれる事が多いんだよ。
風力発電と組み合わせるにもプロペラ落下とか未だ実用段階にあるとは思えない。
再生可能エネルギー至上論者は電力量供給制限か変動料金で自説を貫徹していただきたい。
Re:太陽光こそ至上 (スコア:2, 興味深い)
太平洋側と接続して融通すりゃいいんじゃね?
冬の関東平野は晴れしか無いよ…。
融通できない地域はまぁしょうがないけどね。
ところで電力の最大消費は冷房ピークに該当するわけだが、当然日照もピークであり、そのピークカットとして太陽光を地産地消するのは有りだと思う。
基幹発電として見なければ、太陽光は悪くないんだよねぇ。
Re:太陽光こそ至上 (スコア:1)
しかし実際のところ地熱のおおよそ半分は崩壊熱由来 [jst.go.jp]だったり.
Re:太陽光こそ至上 (スコア:1)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20131210/321660/ [nikkeibp.co.jp]
これか。すでにやってるところがあるんだな。
20年たった古いパネルでも8割方は能力を残していて、それもシリコン部分は無事で半付けや端子の劣化などが問題だって話か。それもロットに依存制があるとか。
パネルの外枠がおかしくなる減少は、初期の頃の一部だけで今は十分に丈夫だとか。
こりゃ確実に20年後、古パネルをリニューアルする商売が流行るな。
もう既にお腹いっぱい (スコア:2, 興味深い)
島なのでキャパシティが小さいから、既に風力発電で系統が不安定になるのが問題になっているんです。これ以上不安定な電力を受け入れられないんでしょう。
だから日立やNEDOと一緒にスマートグリッドの実証実験やってますねハワイは。
インフラの自前調達、維持 (スコア:1)
自体はいろいろメリットもあるけど、逆接続(提供)はインフラ側としての都合もちゃんと考えないと、という所ですかねぇ。
# 電気がもっと貯めやすければ、ここまで悩まないんだけどねー。
M-FalconSky (暑いか寒い)
疑念対策 (スコア:1)
「新規の接続を一時停止する」に「いつまで」を付けておけばいいのでは。
で、実際に(建前でも)「現状、電力網の安定性と安全性を保つことができない」との判断になったのであればその旨を告知して、
改めて「『状況が改善されるまで』」ないし『改善は難しいので今後は』新規接続停止」とすれば。
#今後停止だと結局疑念は払拭されないだろうけど
予想通り陰謀論コメントが... (スコア:1)
そりゃ、電力網って発電し過ぎても不足しても安定(電圧とか周波数とか)を維持できないけど、普通の一般人はその辺の知識ないし。
しかも太陽光とか風力って気まぐれでぶんぶん変動して制御不能で、反原発な人がよく見習えというヨーロッパでも発電量が足りなくなったり逆に発電し過ぎた電気の行き場がないとか、その度にそれをカバーする火力を維持するために容量市場なんて物作るはめになってるから。
あと日本は広域連携するには狭すぎるし。地理的に相手になりそうな国は政治的にダメだし。(中華人民共和国日本族自治区でもいいならともかく)
最新のITシステムで発電量は予測できるんだという反原発も居たけど、そんなもの可能なら天気予報だってピンポイントでドンピシャで当たってるでしょう。
でも、反原発な人はヨーロッパの美しい面だけ見て電力会社の陰謀だの原子力ムラの陰謀だの陰謀論を唱えるだけだし。
#垢BANされるから交流
Re:予想通り陰謀論コメントが... (スコア:1)
>でも、反原発な人はヨーロッパの美しい面だけ見て電力会社の陰謀だの原子力ムラの陰謀だの陰謀論を唱えるだけだし。
まぁ、それで残ったのが自家発電できる太陽光パネルなら良いじゃないですか。
別に命を危険に晒すようなものでもありませんしね。
ってか、日本は資源的には水と地熱のよーな気がするんだけど。
Re:予想通り陰謀論コメントが... (スコア:1)
水力は太陽光や風力ほど短期的ではないが気候に出力が作用されるし、地熱は日本の需要に対して圧倒的に資源量が少ない。 [env.go.jp]
まあ今後もせっせと外貨を稼いで化石燃料とウランを買うしか無いですな。FBRと海水からのウラニウム採取が実用になるのを祈りながら。
Re:予想通り陰謀論コメントが... (スコア:1)
>水と地熱は原子力や火力の代替たり得ませんよ。
>まあ今後もせっせと外貨を稼いで化石燃料とウランを買うしか無いですな。
再生可能エネルギーの利点は、外から買わなくていいことですよね。
100%代替する必要はないかと。食料自給率と同じで。
Re:予想通り陰謀論コメントが... (スコア:1)
これが商業化されるのは在来型ガス資源や非在来型でもシェールガスやコールヘッドガスが枯渇して資源が本当に貴重に貴重になって以降の話じゃないかな。
世界の供給量の 1/3を消費している [tokyo-gas.co.jp]日本の100年分ともなればかなり魅力的ではあるけど、だからといって原発の代替にすれば一気に 半分近く [meti.go.jp] にまで使用可能年限が減る訳でね。
まあ要はベストミックスだよね。
3倍とはいえ (スコア:0)
日本より安い
Re:3倍とはいえ (スコア:3)
東京電力で30A契約だとだいたい30円弱/kwhなので、日本よりは高いのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
原発が止まる前は日本の方が安かったんだよ。
Re:3倍とはいえ (スコア:2)
廃炉費用や廃棄物処理・保管費用を上乗せしたら破綻するような「安さ」って
無責任な価格設定ですよね。
#本来は積み立てられているはずの費用を電力会社の身勝手で積み立てていない現実。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
事故が起きる前の話ですね。
電気自動車 (スコア:0)
電気自動車を蓄電池にすればよい。
日本のメーカは、今すぐ攻勢をかけるべし
Re: (スコア:0)
当たり前ですが自動車を家庭用蓄電池にするとその間自動車を走らせることができなくなります。
あと充放電回数が多いと劣化が激しくなります。
http://openblog.meblog.biz/article/8196490.html [meblog.biz]
Re: (スコア:0)
>充放電回数が多いと劣化が激しく
まったく関係ない。ハワイの面積考えれば、劣化しても、実用耐用年数は確保できる。
それに、バッテリー交換を含めて、ソリューションとして提供するのも企業戦略のひとつ。
某リンゴ社のように。
Re: (スコア:0)
> まったく関係ない。ハワイの面積考えれば、劣化しても、実用耐用年数は確保できる。
いや、それが通るくらい地域性があるなら、それに特化した車種ができるだけです
(電気自動車の場合、同じ車種でバッテリーユニットだけ小さくするとかも簡単なので実際にはその方向でしょうけど)
日本の軽自動車のように、ハワイ特化のバッテリーにカネをかけていない
(その分安いか、ほかのところにカネをかけている)電気自動車が、ですね。
なので結局、ハワイで
「電気自動車を家庭用電源に使用しない場合」と「同、する場合」での有意差は残り続けます。
結構大変 (スコア:0)
風力やソーラー発電のDIYは昔から一部の技術オタクの鉄板ネタだったけど、バッテリーが費用的な面でネックになるんだよな。
ラジオつけるぐらいなら中古の自動車用鉛蓄電池ひとつあれば十分だけど。
家中となるとバッテリーも数が必要だしインバータ等高額機器が必要になるし。
逆に言えば、こんなものが一般人に普及するということは大きなビジネスチャンスということでもある。
個人的には、スマフォ、タブレット、エネループが”高速”充電できるのがあると有り難いんだけど。
太陽光で充電できる製品はあるけど、安定して高速充電できないとあまり便利じゃない。
Re: (スコア:0)
ちょっと先を見れば、PHV/EV自動車が電池代わりになるとか、その中古電池が住宅用になるとか
もてあますくらい発電できるとは (スコア:0)
電力網が耐えられんかもというくらい発電できるとは興味深い
そういうことろはそうそうないだろうから、こういう状況をうまく扱えるシステム作りの勉強場になれるといいね
Re:もてあますくらい発電できるとは (スコア:1)
普通に用地買収した方が、早くて余計なトラブルも起きないように見えるのだが。
こんな他人事みたいな意見ばっかり出てくる国で原発運用は無理っすな。
>電力の安定供給の名目で原発を建設する。
安定供給の問題が全く解決してないし…
鉛蓄電池 (スコア:0)
コストと性能(メモリー効果が無く、放電特性に優れ、充電制御が容易)から、専ら使われていそうな鉛蓄電池の廃棄・再生処理まで考えると、あまり環境に優しく無さそうな。
Re:鉛蓄電池 (スコア:1)
鉛電池はそんなに高性能じゃないですよ。ざっくりと性能を書くと以下の通りです。
<メリット>
・とにかく安い。
・リサイクルができる。
・満充電時の電力損出が少ない(UPS向け)。
・トリクル充電(満充電状態の鉛蓄電池に直接電力を流しながら使う)が可能。
・構造が簡単で取り扱いがしやすい。
・(劣化状況によるが)純水補給で性能回復が可能。
<デメリット>
・寿命が短い(満充電状態を維持していても2~4年、コストが高い長寿命タイプだと7年程度)
・非満充電時の劣化が激しいため、充放電を繰り返す用途に向いておらず、一度空になるとほぼ使用不可になる。
・ガス爆発を伴う可能性がある(防火設備必須)。
・出力瞬発力がない(停電時のために倍程度の設備容量が必要)。
・高出力状態において劣化が激しい。
・毒性の高い液体(希硫酸)を扱うため、開放型やベンド型の取り扱いには注意が必要。
なので、充放電を繰り返すグリッド向けにはコストが落ちつつあるリチウムを使うのが一般的ですね。
Re: (スコア:0)
他の場所なら鉛蓄電池は自動車用でリサイクル網が整っているのでそれほど気にしなくて良さそうですが、ハワイだとどういう扱いになるのか分かりませんね。
でも、今から設置なら主流は鉛蓄電池じゃなくてニッケル水素電池になるんじゃないかと思います。
電車の回生失効避けるための固定型蓄電池もニッケル水素なくらいなので。
http://www.khi.co.jp/gigacell/use/bps.html [khi.co.jp]
Re:鉛蓄電池 (スコア:2)
電車の回生失効避けるための固定型蓄電池もニッケル水素なくらいなので。
いやいや、リチウムイオン電池もありますよ。それも、6年も前から。
日立 B-CHOP(pdf)
http://digital.hitachihyoron.com/pdf/2007/11/2007_11_04.pdf [hitachihyoron.com]
北海道でも (スコア:0)
面積確保しやすいからメガソーラーが各地にできたけど、北電の受け入れ能力を超えてるから
接続拒否されてるよね。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO54093670X10C13A4L41000/ [nikkei.com]
本州に送ろうにも、容量不足だっていうし。
Re: (スコア:0)
だって北電がやる気皆無 [nikkei.com]だもの
Re: (スコア:0)
一応エネルギー論として一般的な話を書いておくと、
送電設備は概ね可逆に動作します。(発電機⇔モーター、変圧器なら昇圧⇔降圧)
なので送電経路を逆に使って、電気を買ったり、売ったりは基本はできる。
なのですが最終的に発電機までエネルギーを返しても、化石燃料にはもどらない
わけです。
メガソーラー側で発電を始めるとどうなるかというと、そのエネルギーの分化石燃料の
投入をやめて、発電量を減らすことで(総発電量==総消費量)とバランスを取る
わけですね。そして極論として化石燃料投入ゼロ以下には買い取れない。
実際には管理下にある発電量と、管理下にない発電量が
Re:北海道でも (スコア:1)
『日本の揚水発電所一覧』 [wikipedia.org]
これにある運転開始年を見ての通り日本が本格的に原子力を導入する以前に運転を開始したり計画が立てられ建設が始まった揚水発電所が多数あるんですよね。つまり揚水発電所は原子力に限らず夜間のベース電源(つまり原子力と火力ですな)の余剰電力を蓄電するための施設なんです。
差し出がましいようですが、ダムに蓄えられた水が持っているのは運動エネルギではなく位置エネルギです。
藁人形のジレンマ (スコア:0)
電力会社が利益を確保するために接続を拒否している,と仮定する。
その場合,電力会社の利益とならない結果となり,矛盾する。
電力会社が安全性の調査のために接続を拒否している,と仮定する。
その場合,特に矛盾はない。
二つの仮定のうち,どちらを選んでおくべきか?