
銚子沖で洋上風力発電の実証運転が開始される 67
ストーリー by headless
発電 部門より
発電 部門より
ymitsu 曰く、
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が東京電力と共同で千葉県銚子沖に設置した洋上風力発電設備が完成し、3月4日から実証運転を開始したそうだ( NEDOのプレスリリース、 スマートジャパンの記事)。
設備は風車の基礎部分を海底に固定した着床式で、出力は2,400kW。銚子市の沖合約3.1km、水深約11.9mの場所に設置されている。これまで日本国内では茨城県神栖市の「ウィンド・パワーかみす洋上風力発電所」など、洋上風力発電設備が港湾や海岸線沿いに設置された例はあるが、沖合に建設された2,000kW級の洋上風車は初とのこと。NEDOでは日本海側での実証研究も予定しており、福岡県北九州市の沖合1.4kmに2,000kWの洋上風力発電施設の建設を進めている。室蘭日報の記事によれば、6月にも実証実験を開始する予定だという。
一方、浮体式風力発電については長崎県五島市の椛島沖で昨年8月から100kWの実験機が稼働しており、2013年度には2,000kW級の実証機の設置を予定している(五島市情報サイトまるごとうの記事)。また、日立造船は世界初の実用的な浮体式風力発電設備を開発したノルウェーのスタトイル(/.J記事)と技術提携を結び、着床式の事業化を手始めに浮体式に発展させる計画だという(ブルームバーグの記事)。
風力は稼働10年で3割故障が現実 (スコア:2, 参考になる)
しかも修理が高額で困難
Re:風力は稼働10年で3割故障が現実 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
期待されるエネルギー収支はどの位なのでしょうか?
原子炉よりマシかどうかは、その辺がかなり重要と思いますが。
Re: (スコア:0)
原子炉よりメリットが大だったらとっくに推進されていると思う。
Re:風力は稼働10年で3割故障が現実 (スコア:1)
>原子炉よりメリットが大だったらとっくに推進されていると思う。
社会環境はどんどん変化しますからねぇ。
エネルギーを自前で供給できる設備は推進するに越したことはないと思いますが、どうでしょうね。
Re: (スコア:0)
故障ならまだしも、
45tのプロペラが落ちるようではね。
メンテナンスしてなかったとも思えないし、
不良品だったのか、それとももともとその程度の耐久性の品だったのか。
世界有数の海洋保有国の立場を活かす試みは良いと思う。 (スコア:2, すばらしい洞察)
海洋をエネルギーや食糧、レアメタルなどの供給地として活用するための研究は投資に値すると思う。
ゆくゆくは居住施設にもなれば国の形すら変わってくるだろう。
そのためにも、海上や海中で遠隔操作できるロボットや通信システムなどの開発が望まれる。
地球表面の面積も陸地よりも海のほうが多い。
需要は国内だけではなく、海外にもあると思う。
Re: (スコア:0)
風車の回転でグルグル機械を回して、海底の資源を掘り出すとかできないですかね。
日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:1)
45トンの風車が落下 金属疲労が原因か、京都の風力発電所
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130313/cpb1303132124007-n1.htm [sankeibiz.jp]
それが実証運転の研究テーマですから (スコア:5, 参考になる)
ITmedia の記事 [itmedia.co.jp]にも書いてありますね。
一方東京電力のプレスリリース [tepco.co.jp]によれば、
つまりは性能やコストなどの問題を検証するのが、この実証運転の目的。東京電力は八丈島に風力発電所をもっているが、洋上は初なので海生生物の影響も調査している模様。
なお東京電力の風力発電ページ [tepco.co.jp]によると、
風力発電拡大に向けては地域的問題・設備等整備するべき課題がある、とのこと。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
日本の風土って具体的に何? 世界で導入されている風力発電だと、日本より風力が強いとこが多かった記憶があるけど。
日本特有といえば偏西風の吹き出しが暖流の上を通過して水蒸気を供給され山脈で強制的に上昇気流となることによってできる
雪が世界最大に積もる地域が含まれること(雪の重みは電車の架線レベルのサイズでも大問題:曽祖父がその研究で飯を食っていたらしい)があるな。
リンク先の金属疲労も丹後半島のほうの京都府か。冬の積雪どんなもんだっけあのあたり。
でも、今回の銚子はちょっとちがう(積雪がまれ)しな。
あ、でも日本海側でも沖合い風力発電実証しようとしてんのか>NEDO
「日本の」というよりは、その辺の地域差を考慮してどの再生エネルギーを導入すべきなのかってのは納得する。
Re:日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:4, 興味深い)
近くに有るスキー場よりも標高の高い山のてっぺんに建ってます。その所為か落雷被害にも度々遭ってます。
「海外仕様の物をそのまま持って来たってダメじゃん。メンテに金が掛かるだけ。」と言われ、地元では完全にお荷物扱いです。
Re: (スコア:0)
ああ、冬の日本海側って落雷も頻繁にあったな。情報どうもです。
Re:日本の風土と本当に合致するのか? 仕様通りの性能、コストなのかが問われる (スコア:2, 参考になる)
日本の場合、ヨーロッパとかと比べて起伏の激しい地形や気候の違いから風の強さや向きの変動が激しい上に、台風が来たり落雷で故障が多いのが難点ですね。
あと遠浅の海が少ない&陸上は人口密度も高いので着底式では作れる所がほとんど無く、本格的にやるなら浮体式にせざるを得ないのでコストがかなり高い所も。
あと変動の激しい自然エネルギーを活用するには広域連携か蓄電が欠かせないけど、蓄電技術はまだまだだし、周波数の統一が出来たとしても広域連携するには日本は狭すぎるし、中韓露との連携は周波数やケーブル(海越えにならざるを得ない)の問題もあるけど政治的にありえないし。
Re: (スコア:0)
気象だけで無く耐震性能も問題になりそうですね。
洋上の利点 (スコア:1)
風が比較的吹きやすい。音による公害を気にしなくて良い。土地がなくても出来る。巨大化が可能。
台風は陸地でも来るので海だからどうということもない。
巨大化で発電量をあげようとしてるがどうなるやら。
Re:洋上の利点 (スコア:1)
海舐めるんじゃないよ。
障害物のないところでまともに強風受けたことない奴には何言っても理解できないだろうけど。
逆に言いえば強風に耐えられる強度があれば年間を通じて大きな発電量が期待できるという事だけど。
強風時には羽を畳むぐらいの工夫は必要かもしれない。
Re: (スコア:0)
どこにぶら下げるか悩んだけどここで。
風の強さばかりコメントでは目立つけど、塩害ってどうなの?
Re:洋上の利点 (スコア:3, おもしろおかしい)
塩舐めるんじゃないよ。
高血圧になったことない奴には何言っても理解できないだろうけど。
#真面目な回答は自分も知りたいので続きは識者に任せた。
Re: (スコア:0)
塩舐めながら泡盛飲んでてすみません
#ゆず胡椒もなかなか良いぞ!
Re: (スコア:0)
送電は海底ケーブルだろうから、塩害による送電線の放電等の問題は無いだろう
ブレードはFRP製だから錆びない
他の部分は通常の塩害対策で特に問題ないはず
Re: (スコア:0)
回転軸部分を洗い流さなくていいのかな?
Re:洋上の利点 (スコア:2)
Re:洋上の利点 (スコア:1)
ところがですね、ステンレス鋼と鉄が電気的に繋がっているところに電解液が介在すると(例えば、鉄のハウジングにステンレス鋼のベアリングがはまってて、そこに溜まった塩分が雨で濡れたりすると)、鉄が加速度的に腐食してしまうんです。
船舶や海上建造物なんかのノウハウを生かして今回の実証実験設備にも対策は施されてるだろうけど、ステンレス鋼さえ使えばおっけー、って訳でもないです。
Re:洋上の利点 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
まあ、洋上での風力発電は日本では太陽光発電の次に来る10年以上先の技術ですね
メンテナンスなどを考えると大量の風車を設置・運転するのはなかなか大変そう
Re: (スコア:0)
Re:洋上の利点 (スコア:1)
極論すればコストの問題
他のエネルギー資源との競争に勝てるほど低コストでの発電はまだ困難だから実用化されない
コスト面がクリアされれば、まずは離島を多く抱える沖縄電力あたりから実用化されるし、今も沖縄電力は離島での自然エネルギー発電の実験を積極的にやっている
新ベストミックスで売り出すのか (スコア:1)
JTSS
Re: (スコア:0)
同意。
まだ一つ一つノウハウを溜めていく段階だからそこまで至っていないけど、着床式にせよ浮体式にせよ、海洋にプラットフォーム設けるのならエネルギーをもれなく回収して欲しい。
システム化が成功したら輸出も期待できるし。
これで反原発派が… (スコア:0)
調子に乗っちゃうな
# AC
Re:これで反原発派が… (スコア:1)
銚子に乗っちゃうな
とおやじギャグを飛ばせばいいのに
Re: (スコア:0)
「銚子だけに」
と書かなかったばかりに
超マジレスされて白目
Re: (スコア:0)
バカが釣れて本望なんじゃない?
# ボケに大ボケが付いてきてくれるなんて最高だ
Re: (スコア:0)
別にいいじゃん。何でだめなの?
Re: (スコア:0)
と思わせておいて、数年後「コストをペイできませんでした」という結果になって、原発推進になるんだよきっと。
Re:これで反原発派が… (スコア:2)
当たらなければどうということはない (スコア:2)
原子力に限らず、リスク評価てのはぶっちゃけネガティブ宝くじなんで、
やっちゃった時の被害が大きくてもその頻度が十分低いことが予想できるなら
対策のためのコストとの兼ね合いで落としどころを決めるのは、普通のことです。
# 工業製品の「リコール」ってのは、その「くじ」に当たっちゃっただけのこと
Re:当たらなければどうということはない (スコア:1)
社会全体で見ると、強盗が増えるという負の効果があるけどな。
その話を聞いて、ますますすき屋に行く気がなくなった。たまたま自分が客のときに強盗に来られたらたまらん。
Re:当たらなければどうということはない (スコア:1)
Re:当たらなければどうということはない (スコア:1)
「ネガティブ宝くじ」という表現が気に入らなかったようですね。まぁ茶化しすぎと言われればそうかもしれませんが。
今回の福一原発に関しては、多重防護による安全確保にコストをかけてきた(これはどこの原発も同じですが)一方で、津波対策をある意味おざなりですませていたという事実があります。これは、過去に大津波が来た記録はあるけれどその頻度は他のリスクよりはるかに小さいと考えていたからだと思うのですが、残念ながらその極小さいと考えていた事象に当たっちゃったから今の状態にいたったということは認識すべきです。
もっとも他のエネルギー源にしても、例えば地震でダムが決壊すれば下流の町は壊滅するでしょうが、設計時に「どんな地震にも耐えられる」ところまでは考えてないでしょ。
まだ早すぎるけど (スコア:0)
アルジェリアのテロとかを見るまでもなく、
エネルギー関連施設って安全保障上の重要施設だよね。
対テロ対策とか、戦争時の防衛とかってどう考えてるの?
周辺に空母を常駐させるわけにもいかんし、そもそも戦力が分散されるし。
Re:まだ早すぎるけど (スコア:2)
対テロ対策とか、戦争時の防衛とかってどう考えてるの?
周辺に空母を常駐させるわけにもいかんし、そもそも戦力が分散されるし。
エネルギー密度がものすごく低いから。
たとえば原発なら一基が100万キロワットの出力があるけど、風力発電は一基がせいぜい1500キロワット程度。
100万キロワット分の風車を壊して回ろうと思ったら666基の風車を破壊して回らないといけない。ものすごくめんどくさい。
そんなことしてる間に警察とか海保とかが来ちゃう。タイホされちゃうのでヤバい。
とゆーわけなので、べつに取り立てて個別に警備しなくてもお巡りさんとか海保のフネがそのエリアを時々見回ればいいだけのハナシ。
薄くて広いエリアで発電するメリットってーのはそういうところにもあるんだよね。
Re:まだ早すぎるけど (スコア:1)
『1942』の時代から風車はターゲットでしたよ
Re:まだ早すぎるけど (スコア:1)
だから? 普通の風車は陸地にあるから防衛もしやすいが、海上だとどうなのかという疑問だと思うが。海自の哨戒機や潜水艦を大幅増強するとか、そういう配慮が必要になるかも知れない。
だが、それを言い出だすと原発の警備がどれほどのものかと云えば、大したことではないのが現実だ。
(何しろ、沢田研二にプルトニウムを強奪されてしまうのだからw)
Re: (スコア:0)
ネタをマジレスで返すネタが流行ってるのだろうか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
仮に実用化されたら、かなりの面積(数百平方キロ?)にわたって展開するんだろうから、テロの対象にはなりにくいような。
洋風発電と空目 (スコア:0)
ナイフとフォークでいただきます的な何かと不思議に思った