
オーバークロックはもう古い? 113
ストーリー by headless
昔はクロックアップって言ってたよね 部門より
昔はクロックアップって言ってたよね 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
オーバークロックはもはや過去の遺物となりつつあるのだろうか(ExtremeTechの記事、本家/.)。
ルーマニアのオーバークロックチームLab501は、Kingston Technologyの「Kingston HyperX DDR3」を3600MHz(CL=10)へオーバークロックすることに成功した。オーバークロックを実現するために液体窒素を使い、摂氏-196度まで冷却したという。動作クロック・温度ともに世界新記録とのことだが、どこからも大きな盛り上がりは聞こえてこない。10年前であればオーバークロッキングには入念な調査研究やリスクが伴ったが、今日の超高速RAMやその保証を考慮すると以前ほどワクワクする要因は減ってきているようである。 オーバークロックファンの情熱は冷めており、オーバークロックを追求する理由が無くなってきているとの声も聞かれるそうだ。
一昔前はオーバークロックに心躍らせた/.Jerもいらっしゃるのではないだろうか。オーバークロックは一時期の流行だったのだろうか。思い出含め、皆様の雑感を求む。
最近は市場CPUのクロックも増えてないし (スコア:3, すばらしい洞察)
オーバークロッカーは「一歩先」を行っている感じがした.いずれ市場にもそれくらいのクロックの商品は登場するんだろうけど,オーバークロックによって未来を先取りしてる人たちが居るんだって思ってた.
最近の感覚だと,CPUのクロックはもうそんなに上がらない.高クロック=未来 じゃなくなっちゃったんだよね.
メーカの戦略 (スコア:3)
要はモデルナンバーが浸透したってことじゃない?
十年以上自作ユーザだけど、モデルナンバーになってから
あんまりCPUクロックを気にしなくなったような。
同時にOCやる気なくなったなあ
##苺皿とか懐かしいなあ
今のベンチマークソフトは素っ気ないから (スコア:3)
最近のメジャーなベンチマークソフトってフル機能を試すには有料だったり、Windowsエクスペリエンスみたいに数値だけの表示だったり、グラフだけの表示だったり、ただのスコアをアップさせるためだけの作業になってしまってからはやらなくなりました。
CPUのクロックアップよりもGPU交換の方がフレームレート劇的に向上するんだもん。
まぁ、昔と比べてCPU以外の部分がボトルネックになってる場合が多いから、最近はCPU以外のパーツ交換でマシンスペック上げてます。
OSのせいでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
32bitOSで3.2GBまでしかメインメモリ使えなかった時代には、CPUで性能アップするしかなかったんで。
#その後、GPUで性能アップできるって時代がちょっときたけど。
64bitでメインメモリの地平が広がったので、CPUで無理するより
2GBチップ一枚増やすほうが面倒が少なくて性能あっぷってのがあるんじゃないの?
お金の心配しないで、メインメモリ2TBとか詰めるようになったら、また、CPUクロックアップとか話題になるんじゃないかと思う
Re:OSのせいでは? (スコア:1)
ボトルネックが(1コア)CPUのクロックより、メモリやHDD(or SSD)へと移ったような気もする。
メモリを16GBくらい載せて128MBくらいのSSDと2TBくらいのHDDを繋いで、8コアくらいのCPUを載せた方が、
2GBのメモリでHDDオンリーで、1コアのCPUをオーバークロックするより早いような気がするよね。
そっちの方が故障も少ないだろうしさ。
Re: (スコア:0)
……スマートメディア?
# 今日らしく揚げ足
パソコンも安くなりましたから (スコア:2)
昔はPC(CPU)は高価だったので、オーバークロックにより得られるコスト的メリットも大きかったのですが、安くなりましたので、欲しい人は上位モデル(メーカー保証のついたオーバークロック製品)を買えば済む話ですね。また、今時、通常の用途では高速性よりも、静粛性とか小型性とか省電力性とか、速度よりも重要と思われる性能指標があります。
これがPCではなく、スマートフォンでのオーバークロックの話ならば違ってくるような気がしますが、バッテリーの持ちが犠牲になるので、あくまで、一部の人々にとどまるだけな気がします。
逆行 (スコア:2)
爆熱P4を冷房なしで長時間安定して動かすにはファンの強化だけではダメでした。
クロックを1~2割ほど下げると……
# 今のチップだと定格でも安定。
notice : I ignore an anonymous contribution.
アマチュアにできることが減ったから (スコア:2)
アマチュアにできることが減ったからではないでしょうか。
最近のオーバークロックは、選別した製品を無理やり冷やしてるだけで、なんだか面白みがないです。
今のオーバークロックで(手軽に)できることは、電圧を高くすることと冷やすことです。
これはかなりの部分普通に売ってる部品でできますし、マザーボードやCPU自体に自動調整する仕組みが入るようになりました。
しかし、これを超えたことをしようとすると、途端にハードルが上がってアマチュアの手に余ります。
測定に関しては、バスの波形を見るのでさえ、帯域数Gbps以上のオシロが必要です。
電源を何とかしようと思っても、ボード上で100MHz以上、チップ上で1GHz以上となると部品すら入手困難。
競技的OCはともかく (スコア:2)
http://www.geocities.jp/andosprocinfo/wadai10/20101218.htm
一般ユースに関して言えば最近は倍率ロックをIntelもAMDも掛けてきて
且つノースも一部サウス機能も統合してきてますから古い新しい関係なく
「OC自体し辛い」状態になってきてますね。
アンロック版はハイエンドしか用意しないから「安いのをハイスペック並に回す」
という遊びが出来ないのでどちらかというと出来る余地自体が少なくなったために
自然に淘汰されているように見えます。
オーバークロックしても速くならないもんね (スコア:2)
いろいろ足を引っ張る要素が多くなったし。
Z-80AをZ-80Bに交換したり、V30をV30HLにするような魔改造だと、
数メガヘルツの差がもの凄い差になってましたからね。
画像の展開だとか、データの圧縮といった処理が目に見えて速くなったので
オーバークロックの恩恵もありましたが、今だとそういう処理って、
ボトルネックがCPUじゃなくてI/Oまわりの限界で律速されてますから。
今じゃ基本性能が大幅に上がってるので、
クロックが100MHzぐらい上がっても処理速度の向上比率で見ると速くなる分はオマケ程度でしょう。
リスクの割にあんまり速くならないし、動作不安定になって困ることのほうが多くなりました。
AMDのK6あたりをオーバークロックするのは異常動作が多発して面白い経験でしたが、
コストパォーマンスを分かってる連中は440BXとCeleron300Aを買ってました。そんなもんですよね。
DDR3 3600MHz=メモリ450MHzすごい! (スコア:2)
DDR3 3600MHz = メモリ450MHzですよね。
今の普通の物がDDR3 1600MHz = メモリ200MHzですから2倍以上。すごいです。
計算してないですけど、DDR3 3600MHzでCL=10というのも、かなり短いレイテンシのように見えます。
DRAMの周波数は微細化が進んでもなかなかあがらないと言われていたけど、いつの間に450MHzで動作するようになっていたのですね。(今回は液体窒素冷却なので常用だとどれぐらいかな?)
こういうメモリが普通になれば巨大なL3いらないかも。
メモリ律速で困っている人も幸せですよね。
改造 (スコア:1)
へんなパーツ使ってみたり、ケース的にアレなもの使ってみたりはしましたが、結局オーバークロックすることはなかったな。
本筋的にそうするくらいなら、同じ形式の上位製品買えって話になる気がするし。
抵抗とかコンデンサ入れかえてそうしてみる、とか改造要素がなければオーバークロックで得られるものがあんまり無い気がして。
# むしろ、FPGAでコプロでもつくろうぜー(無理)とかなんか別の方向性がほしいな。
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:改造 (スコア:2)
マルチソケットなマザーが少なくなったから頓挫したと思うけど。
Re:改造 (スコア:2)
見つかったのはこれですが、こういうのではなかったような・・・
Re:改造 (スコア:2)
http://www.diit.cz/clanek/programovatelne-koprocesory-pro-socket-940/17340/
vertexのを当時見たと思います。
必要十分 (スコア:1)
ローエンドですらワードやウェブブラウジング程度ならストレス無く出来る状況の中
わざわざ故障のリスクを取ってまでオーバークロックに手を出す必要は無くなりましたね
#焼き鳥という単語も懐かしい限りで
Re:必要十分 (スコア:1)
JTSS
Re:必要十分 (スコア:1)
大きな3次元画像を作る人たちとか、ブルーレイ画質の映像を作成する人たちには必要なのかなあ。
こういう用途は昔からプロキシデータみたいな編集用のデータで作って、仕上げに並列・長時間演算する事が前提のソフトになってるんで、実際の所短期決戦型のオーバークロックよりも長時間安定する方が重要だったりします。
だからオーバークロックしている人、少ないんじゃないかなぁ。
#さらにBlu-ray画質程度の動画なら、最新のCPU+GPUを駆使すればリアルタイムでもそれほど不便はなくなってきた昨今
#DiscもSSDで事足りるし。
Re:必要十分 (スコア:1)
「なんか呼ばれた気がした」 by willcom
#W-OAM?、近所で対応基地局見たことねぇーよ
Re:必要十分 (スコア:1)
「俺たちってそんなに遅かったっけ?」 by xDSLモデム
#最近は利用機会が減った気がしますが・・・
水を飲むと屁(CH4)をこきます
Re:必要十分 (スコア:1)
Celeron 300A→450Mhz駆動のオーバークロックではFSBから1.5倍に上がるため、目に見えて体感できたと聞いています。
今の時代にすれば1コアが+0.15Ghz早くなった程度…の差でしかないですが。
先達たちの墓標 (スコア:1)
もう10年以上前になるな (スコア:1)
Re:もう10年以上前になるな (スコア:1)
未だにSlot1マシンが現役で稼動してます。
BXマザーなんですが、もう10年以上稼動してますね。
atomか何かで作り直したほうがエコな気がしますがなかなか簡単に実行できず・・・
# 元々はPentium 200MHzだったのですが・・・
最近オーバクロック漫画やってるっすよね (スコア:1)
87CLOCKERSって奴。
http://jumpx.jp/w/87/detail.html [jumpx.jp]
性能アップのゲイン (スコア:1)
かつて、オーバークロックが最も流行していたのはCeleron300Aの頃だったように記憶しています。
なんと言っても、300MHz の CPU が 1.5倍の 450MHz か、条件次第ではそれ以上で動いてましたから。
(300A はさらにシングルのものがデュアルCPUとして動いてましたから、そりゃもうすさまじい性能アップ!)
今も同じくらいのゲインがあれば、つまり比較的容易に 2GHz の CPU が 3GHz で動いたり、
2.8GHz CPU が 4.2 GHz で動いたら、もう少し盛り上がるんじゃないですかね。
Re:性能アップのゲイン (スコア:1)
やっぱりゲインが少ないと魅力も減りますよね。
しかも、今のCPUはTurbo BoostやらTurbo COREやらで熱・電力設計を見越した自動OC機能が搭載されている。
しかも、処理のネックはゲームならGPUとかだったり、一般の処理はDiskI/OだったりしてCPU自体がネックになるのは非常に少ないからメリットも感じにくいですし。
その点で今オーバークロックするなら、アンドロイド端末とかのモバイル機ですかね。
特にFirefoxとか最適化不足で重たいですから。
それでも、メモリ不足という罠があり焼け石に水の可能性がありますが。
# WP7端末っていうかIS12Tは003SHと同等クロックだけど遅いと感じる事は無いのが悲しい。
Re:性能アップのゲイン (スコア:1)
>(300A はさらにシングルのものがデュアルCPUとして動いてましたから、そりゃもうすさまじい性能アップ!)
そういや、BeOS用のマシンをデュアルCPUで組みましたねぇ…
私は当時からマシンは安定性第一指向だったので、オーバークロックはしませんでした。それより静音化を色々やってました。結局、メーカー製の低クロック品が一番静かだという結論に至って自分で組むことはなくなりましたね。
Re:性能アップのゲイン (スコア:1)
時期的にはTyan Tiger 100 [tyan.com]あたりでしょうか. 440BXチップセットを使った鉄板マザーでした(私はFreeBSDで使っていましたが)
しかしオーバークロックってこの頃からファッキン チキン野郎 [realread.com]はやっていませんでしたからね.
Re:性能アップのゲイン (スコア:1)
えーとCeleron300Aは特定のピンをなにすると, 通常はシングルCPUでしか使えない(SMP構成にするには正式にはPentium2/iiiが必要)物がSMP構成で使えるようになっていました. 特にSocket370タイプのCeleron300AではCPU自体に手を加えずにマザーボード側のみでSMP構成に出来たため, ABIT BP6 [impress.co.jp]なんていうキワ物まで出ました. キワ物と言っても, このBP6は個人向けとしてはかなりのヒット商品でした.
もっとも, SMP環境を生かそうとしたら, 1999年当時ではSolarisや*BSD, Linux, BeOSそれにWindowsNT(Windows2000もまだ出てない)あたりを使うことになりますので, 多くの人には相等に敷居が高いものであったことも確かです.
静かな盛り上がり (スコア:1)
盛り上がっているようにも思います。
現実的ですしね。
Re:静かな盛り上がり (スコア:2)
御意。その分野でoverclockingにやや近い技術としてundervoltingがありますね
今ならAMD Aシリーズがクロックで遊べます (スコア:1)
ノートマシンの場合 ASUS K53TA (実売4万円)に A6-3400M(4コア1.4GHz)が倍率ロック解除(いわゆるBlackEditionね)
K10STAT というフリーソフトを使って手軽に遊び始める人たちが続出。
またデスクトップ用の A8-3870K(4コア3GHz)/A6-3670K(4コア2.7GHz) も倍率ロック解除版
として出たところですのでお正月の暇つぶしにみなさんおひとつどうですかw
Re:今ならAMD Aシリーズがクロックで遊べます (スコア:1)
K53TAを使ってます。
K10STAT使って、常用2GHz、最大3GHzくらいで使ってましたが、
バッテリーの持ちが明らかに悪くなるため、今はデフォルトに戻してます。
ベンチマークの結果が1割以上向上してすごいとは思いましたが、
基盤の電力供給がボトルネックになるので、4コア同時に3GHzオーバー、なんてのは無理ですね。
電力制御でCPUの発熱が熱容量をオーバーしそうになった段階ですぐにクロックを下げにかかりますし、
ノートPCでオーバークロックを常用というのはあまりメリットが薄いように思われます。
技術的にどうなの? (スコア:1)
最近のメニーコアでパフォーマンス向上を狙うやり方とかを見ていると、
スペースや冷却機構は今のままで、クロック周波数を今以上のものに上げるのは、技術的に厳しいのではないかと思ってしまいます。
(設計・開発しているわけではないので、断言はできませんが……)
別にコアが増えることを批判するわけではありませんが、
1コアあたりの性能をもっと上げられないものかと。
自由の行使には責任を伴わなければならない
オーバークロックは男のロマン (スコア:0)
以上!
無駄無駄無駄 (スコア:0)
オーバークロックする暇あったらクラスタ組んで演算性能を上げれば良い
なぜ無目的に無意味なことに情熱を注ぐのか理解不能
Re:無駄無駄無駄 (スコア:1)
やってる当人達にとっては別に無目的でもなければ無意味でもないってだけのこと。
だいたい同好の士ではない他人の趣味なんかそんなもんだ。
Re:無駄無駄無駄 (スコア:2)
Re:無駄無駄無駄 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
>無目的に無意味なことに情熱を注ぐのか理解不能
それが人生だからだろう。
お前の人生には目的や意味があって、死後永久に価値の無くならない何かを残すのか?
お前の言う目的やら意味というやつが理解不能だ!!
並列でいいじゃん (スコア:0)
少々クロックを上げるよりも、イカに並列に処理させるかに時間を割いた方がいいというか。
Re:並列でいいじゃん (スコア:2)
Re: (スコア:0)
そんなオーバークロックで大丈夫でゲソか?
# 言いたかっただけなのでAC
Re:並列でいいじゃん (スコア:1)
大丈夫ゲソ。問題ないでゲソ(違
山登りみたいなものでしょう (スコア:0)
高い山が出なくなり
今ある山は軒並み登頂されてる
こうかな
Re:レイテンシー (スコア:1)
Re:レイテンシー (スコア:1)
DRAM Cellの読み出し速度が上がらないからですよ。
しかも、今後も劇的に上がる見込みもないです。
なんで、先読みしてから高速転送するしかないのでレイテンシはどんどん伸びます。
対外的にはMRAMだのPRAMだのが、DRAMとFRASHを駆逐して高速読み出しも可能になることになっていますが、
ビット単価も、集積度もここしばらくは追いつくことはないでしょう。
つうかね、MRAMとかPRAMとかの抵抗差読み出しって、結局FRASHの読み出しと原理が同じなので、
そんなに読み出し速度が速くなるはずないと思うんだけどね。
Re:ななし (スコア:2)
確かに1GHz超の前後は並列化は下火でしたね。
SEPPなCeleron(Deschutes)に改造を施してSMP対応可した頃は、まだ500MHz弱だったと思います。