開発者が持続可能なApp Storeを目指す「The Developers Union」結成
タレコミ by headless
headless 曰く、
App Storeにおけるアプリ開発者の持続可能性向上を目指す開発者らが18日、「The Developers Union」という「組合」の結成を発表した(公式サイト、 VentureBeatの記事、 Mac Rumorsの記事、 WIREDの記事)。
組合といっても組織化された同業者組合ではなく、開発者とサポーターとが連携するコミュニティーだ。優れたアプリを作る開発者がその売り上げで生活していけるようにすることや、アプリを作る人と使う人双方にとって良いApp Storeにすることが主な目的となる。
活動の第一段階として、2019年7月までにApp Storeの全(有料)アプリで無料トライアルの提供が認められるようにするという目標を掲げ、公式サイトにAppleあての公開書状を掲載している。次の段階としては、App Storeで販売したアプリについて開発者の取り分を現在よりもリーズナブルな割合にすることや、コミュニティーの意見を反映したApp Storeの改善を目指す。
WIREDの記事によれば、最初の1週間で1,000人以上、WWDCが開催される6月初めまでに20,000人の賛同者を集めることを目標にしているという。なお、WIREDの見出しでは「Appleのポリシーにうんざりした開発者」のような表現になっているが、発起人の一人でThe Omni GroupのBrent Simmons氏は、誰一人としてうんざりしたり腹を立てたりはしていないと個人ブログで述べている。