太陽誘電、DVD型太陽電池を開発 35
ストーリー by hylom
カラスよけではありません 部門より
カラスよけではありません 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
光メディアで有名な太陽誘電が、DVD型太陽電池を開発しているという(@ITの記事)。もちろんDVDプレーヤーにセットして利用するというわけではなく、製造工程をDVD-Rメディアと共用することでコストを低減するという話だそうだ。さらに、ディスクの穴を利用して太陽電池を簡単に着脱できるようにする、という構想もあるとのこと。
面積カバー率 (スコア:3)
円形なんて敷き詰められないし、さらに孔まであいてるなんて面積あたりの利用効率悪すぎる・・・
と思って計算してみた。
CDの直径12cm、孔の直径1.5cmなんで、1枚あたりの面積は(6^2-0.75^2)π=111.3 cm^2
元記事の写真のように上下左右にくっつけて並べると1辺12cmの正方形に1枚入るので、カバー率は111.3/12^2=0.773
六方最密(という言い方でいいのかな?)に敷き詰めると、1辺12cmの正三角形に1/6枚が3か所入るので(111.3*3/6)/ (12*sqrt(12^2-6^2)/2)=0.893
9割近く使えるなら十分効率いいな。前言撤回。
Re: (スコア:0)
名刺型のCD-ROMがあるくらいなんだから
出来れば正6角形にしてほしい
Re:面積カバー率 (スコア:5, 参考になる)
最初は丸いウェハをどう敷き詰めてモジュールにするかという点において,単結晶シリコン太陽電池は先輩で,いろいろなタイプがあって面白い.
Re: (スコア:0)
こんなところで円周率=3を見ることになろうとはw
Re: (スコア:0)
物理学や天文学では割と使います。
オーダーだけ分かればいいので。
Re:面積カバー率 (スコア:1)
近似値では無く、円形を正六角形に削ったので、円周率では無くなってますが、
面積に於けるそれに相当する係数が3になるって事じゃ無いでしょうか。
スピンドル電池 (スコア:2)
100枚くらい重ねてスピンドル電池とか面白いかもしれん。
でも情報以外にも蓄えられるとなれば用途は広がると思う。
太陽誘電って (スコア:2)
太陽誘電って、昔、FM-7とかMZ-80が現役な頃、CMT(データ用カセットテープ)を、100円で売ってたメーカーですよねー。
CD-Rメディアも、はじめは安く売ってたんだけど、ユーザーが「良いよ」と言い始めると、いきなり高くなった。
まじめな会社だなー。
hoihoi-p 得意淡然、失意泰然。
発電しながら (スコア:1)
太陽のようなエネルギーを持った会社から (スコア:0)
太陽からエネルギーを取り出す会社に。
名実ともに (スコア:1)
名の通り、これで実体も太陽誘電ですね。
そのうち記録メディアの方が廃れて (スコア:2)
「太陽電池が丸いのは/穴が開いているのは何故でしょう」などというクイズ問題に…。
Re:そのうち記録メディアの方が廃れて (スコア:1)
電車内に落ちていた太陽電池を「たまたま」拾ってしまい
人生が変わる人が出るかもしれません
カラスよけ禁止とな・・・ (スコア:0)
じゃあ、お医者さんごっこをしながら発電で
透過タイプなら (スコア:0)
スピンドルにすると面積あたりの発電量が50枚で20倍、200枚なら50倍とかっていう、日本に合った運用が出来るんですね。
Re: (スコア:0)
透過にしてる段階で1枚あたりの発電量はがた落ちだし、非発電過程での吸収分(ロス分)がどんどん蓄積するから効率はそんなに上がらんけどな。
Re: (スコア:0)
その分、DVD-RやBD-R同様多層化ができて、結果的に効率が上がるとかw
#同じ理由で、メタルマスターを使ってランド/グルーブ&ピットを作って表面積を稼ぐと効率が上がるとかいう話になると更に面白いのだが
Re: (スコア:0)
ハードロックのほうが静かなクラシックより効率がいいとかいう研究が始まると
Re: (スコア:0)
売りが、「効率悪いけど安い」なんだから別にいいのでは?
目標は100円ショップにおいてもらうみたいだし
Re:透過タイプなら (スコア:3, 興味深い)
>「効率悪いけど安い」なんだから別にいいのでは?
いや、でも透過型にすると、その低い効率からさらに下がるんだわ。しかも高くなると言うおまけ付き。
#透明電極にしたり、電解液/電解質をいじるんで高くなる。
うちの研究室で前作ったやつだと、効率が2/3ぐらいに落ちた感じ(例えば6%が4%とかそういうの)。材質とか作り方にもよるけど。
重ねてもあんまり効率上がらないしね。
(電気化学反応によく使える波長は最初のところで結構使われてしまうため)
吸収位置の違うのを重ねてタンデム型にすれば効率は上がるけど、コストが馬鹿みたいに上がるから今回のようなのにはちょっと無理かなあ。
Re: (スコア:0)
記事見る限り透過型ではないようですよ。
透明なように見えるのは反射している会場の風景かと。
元記事中の図4なんかみるとわかりやすい。
Re: (スコア:0)
いや、その元コメは、さらに上のコメントの人が「透過にしたら○○」ってのを受けて、「透過にした段階で効率が××だからダメ」って返してるんだから、元記事は関係ない。
Re: (スコア:0)
ストーリーにコメントをつけておいて関係ないとはこれいかに?
Re: (スコア:0)
少なくとも、コメント内での論点には関係ないわな。
話の大元、という意味では関係あるけど。
また色素増感かと言われないように (スコア:0)
自由度が高いので色々な応用が検討されているのは良いとは
思ってるんだけど、あれもこれもできると最近「できるできる
詐欺」化してるのは残念。
太陽がもしも無かったら (スコア:0)
日焼けサロンが大繁盛。
ていうか太陽電池の着脱を簡単にしてどうするんでしょう。
アウトドアで何十枚も丸い太陽電池を並べてる図を想像してしまいました。
「はーい、女子はカレーの準備、男子はテント設営と太陽電池並べねー」
Re:太陽がもしも無かったら (スコア:1)
太陽電池の着脱を簡単にしてどうするんでしょう。
色素増感太陽電池ってとりあえずの課題は効率と耐久性だそうで。
効率については効率がわるければ面積で稼げばいいじゃ無いとかそう言う解決策がありますが、面積で稼ぐには耐久性が悪いと管理が大変になる訳です。そこで着脱が簡単に出来ると言う事になれば、効率が落ちてきたモジュールをぺちんぺちんと取り替えてまわればいいわけですよ。
耐久性を上げるとコストが上がってしまうなら、安いコストで(元記事では100円ショップで売りたいとか言ってますが)大量に作って壊れたためらいなく交換してもらうって方向みたいです。ただこのモデルもコストが安くないと成立しないのでコストが全てなんでしょう。
それから電源をとれない場所で使う、太陽光発電を利用した作業灯なんかを使ってみるとわかるんですが、あれについてる大陽パネルってかさばるんですよ。場合によっては本体より巨大になってしまう。シリコン系の太陽パネルなら小型化すると言ってもせいぜいモジュールごとに切ってそれをつなぐぐらいしかできないんですが、こいつの場合はフレキシブルな基板と、スピンドル型のケースに入っていて、使用するときはぺちんぺちんとつけてまわれば使える様になるわけです。そう言う所をメリットとして持っている用ですね。
ただこちらは他のフレキシブルな太陽光発電技術に対して特段有利なわけじゃ無いので、やっぱりコストが全て。
どちらにしてもコストが安ければって前提ですが、使い道は想定されるんじゃないでしょうか。
そのために光ディスクの生産ラインを流用出来るって事をメリットとするみたいですね。
#ただ少し前に、DVDの生産ラインを流用できるから低コストだと名乗って出てきた次世代DVD規格ってのがあって
#結局消えていきましたが、なんとなくそれとダブるな…。
Re: (スコア:0)
DVD型太陽電池ではないけれど、DVDをはめ込んで太陽光の集光に使うというホラ話 [cat-a.jp]があった。
# 13年前に書かれた話だそうで。
Re:太陽がもしも無かったら (スコア:1)
地球はたちまち凍りつく~♪
# 言わずにいられなかった
Re: (スコア:0)
まさにこの太陽電池が目指しているのはこれだと思う。日曜大工感覚で設置とメンテできる太陽電池。
日本では、地形や人口密度の面でメガソーラーは筋悪いし、建物の上に設置するタイプの場合、従来のシステムでは、それなりの知識や技能のある人にチマチマ工事してもらう必要があるので、工事やメンテ関連費用(要は人件費)が嵩む。神奈川県知事も公約 [j-cast.com] 撤回 [yomiuri.co.jp]しちゃったり、次々と竜頭蛇尾になっているし。
Re: (スコア:0)
シリコンの場合は,ある程度直列つなぎにするので,一個のモジュールが突発的に死ぬと
全体の効率が引っ張られて激しく下がります。(電池の直列つなぎと同じ)
でもセル単位では交換できるようにはなっていません。
このDVD?の場合,故障した部分を簡単に交換できるのは利点かと。
#とか言いつつ,結局「新しい電池と古い電池は混ぜないで使いましょう」って取説に書かれたりして。
私的録音録画補償金制度 (スコア:0)
日本で売るときにはJASRACが保証金を取るので割高です;-P)
Re: (スコア:0)
一体全体何時JASRACが?というのは置いておいて、補償金上積みの奴の方が安かったりするからなぁ。
畑で (スコア:0)
ラジオとセットで売り出してくれれば、畑で野良仕事するとき便利かもしれない。
電池を展開する(吊るす)といいカラス避けになりそうだし。
山間部だとラジオを鳴らしていないと猪や熊が出ることもあるので需要はあると思う。
というか、「発電するカラスよけ」以外の需要が思いつかない。
既に周りは動いてる事業化はスピード (スコア:0)
CEATECでもブースの周りには台湾等の関係者が居ましたね。
雰囲気的には、どっかから研究開発費を貰ってるし成果発表して
その先はゆっくり。。という感じでした。
まだまだ研究したい事も有るだろうけど、
早く事業化して量産しながら問題を潰して行けば良いと思う。