ソフトバンク前副社長に利益相反疑惑?
ソフトバンクの株主総会の前日に、副社長ニケシュ・アローラの電撃退任が発表された件だが、6月29日ブルームバーグの報道によれば、米証券取引委員会(SEC)がアローラ氏の利益相反などの疑惑やソフトバンクの投資家向け情報開示の状況などを調べているという。予備的調査であって、正式調査の段階には至っていない。そもそもソフトバンクは投資家グループがアローラ氏に関して取締役会に求めた内部調査を行い、20日、問題ないと結論を出していたが、21日には電撃退任を発表した。問題の利益相反疑惑とは、アローラ氏がシルバーレイクという投資ファンドのシニアアドバイザーだった件。シルバーレイクはソフトバンクと同じくアリババの株を持っていた。SEC調査の報道で同社の株価は一時3%安となり、日経の記事では「アローラ・ショック再び」と表現されている。