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「放射能と生きるなんて拒否しよう」という中傷ビラをばらまく反原発

タレコミ by masakun
masakun 曰く、
福島原発から27km離れた福島県いわき市末続に住む人々の暮らしを4年間追い続けた写真家高井潤氏による「末続 暮らしの写真展」(仏放射線防護・安全研究所(IRSN)と国際放射線防護委員会(ICRP)が後援)がパリ日本文化会館で6月21日から7月9日まで開催中なのだが、反原発団体が「放射能と生きるなんて拒否しよう!末続でも、他のどこでも!原子力犯罪をやめろ!」という怪文書を配って妨害しているという(高井潤氏によるツイート)。

この背景には高井潤氏がただのカメラマンではなく、ICRP勧告111(原子力事故または放射線緊急事態後の長期汚染地域に居住する人々の防護に対する委員会勧告の適用)を読み解くなど、反原発活動家からエートス(原子力推進派の被ばく受忍社会政策)派や原子力ロビーの一人とみなされていることに端を発しているようだ(反原発派のブログ)。

しかし高井氏は原発推進でも反原発でも写真展に来るのは歓迎だとした上で、こう述べている。「健康被害だけではない、原子力災害で末続の人達が失った物、失わなかった物をこの写真展から見つけて下さい」 「末続の人はもう何年も前から(原子力災害の影響について)真剣に悩み、向き合い、そして決断して暮らしているんです」 「末続は不幸な事故の後ではあるものの様々な偶然の巡り合わせがあり、暮らしへの自信を取り戻して行く事ができた。初めに遠藤さんが立ち上がり、そこに手助けする人も現れて、人口の規模も程よく、集落の広さも、放射性物質の量も含めて本当に幾つもの偶然に支えられた場所。けれども」 「北へ車で向かえばすぐの場所にまだまだコミュニティも取り戻せず、暮らしの基盤も取り戻せず、5年以上も避難区域と言う名の強制的に居住する権利を停止されてしまった人々が暮らしていた地域がある。もっと現実を見て下さい。もっと自分達の活動と真剣に向き合って下さい。よろしくお願いします」と、反原発活動の人たちにメッセージを送っている。

偶然のめぐりあわせとはいえ原子力災害という巨大な壁をなんとか乗り越えて、先祖代々の土地や文化を守ろうとする人たちがいることを知ってタレこみ人はうれしく思った一方、生まれついた故郷に最善の努力を払って住もうとしている人たちに向かって「末続に住むのは原子力犯罪」と中傷するのはいかがなものだろうか。そこに住む人たちは別に原発推進のためではないのに(末続地区ふるさとを守る会のツイート)。

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