800トンのリチウムイオン電池を積んだ船で火事、無事消し止められる 23
ストーリー by headless
消火 部門より
消火 部門より
リチウムイオン電池 800 トンを積んで北太平洋を航行中のばら積み貨物船 Genius Star XI の貨物艙で火事が発生したが、無事に消し止められたそうだ
(The Maritime Executive の記事、
AP News の記事、
The Register の記事、
米沿岸警備隊のプレスリリース [1]、
[2]、
[3])。
台湾の船会社 Wisdom Marine Group が所有する同船はベトナムからカリフォルニアに向かっていたという。The Maritime Executive によれば、同船では 12 月 25 日に第 1 貨物艙で火事を確認し、消火システムの CO2 を放出して消火したが、第 2 貨物艙でも火事が発生。CO2 は既に使い切ってしまっていたため、貨物艙を閉じたまま外から水をかける境界冷却による鎮火を試みたそうだ。
米沿岸警備隊は 12 月 28 日、アラスカ・ダッチハーバーの南西およそ 200 海里の位置にあった同船から通報を受け、そのままダッチハーバーに向かうよう指示しつつ HC-130 航空機と救難艦を送って支援。翌 29 日、ダッチハーバーに到着した同船は安全のため沖合にとどまり、乗り込んだ海洋消火チーム T&T Salvage により乗組員 19 人の無事が確認された。
火事はこの時点で消し止められていたようだが、T&T Salvage は 2 日にわたって船上にとどまり、再び発火する危険がないことを確認した。なお、船会社の発表によれば、12 月 25 日に貨物艙の温度上昇を確認して対応にあたったが、炎は観測されなかったとのことだ。
台湾の船会社 Wisdom Marine Group が所有する同船はベトナムからカリフォルニアに向かっていたという。The Maritime Executive によれば、同船では 12 月 25 日に第 1 貨物艙で火事を確認し、消火システムの CO2 を放出して消火したが、第 2 貨物艙でも火事が発生。CO2 は既に使い切ってしまっていたため、貨物艙を閉じたまま外から水をかける境界冷却による鎮火を試みたそうだ。
米沿岸警備隊は 12 月 28 日、アラスカ・ダッチハーバーの南西およそ 200 海里の位置にあった同船から通報を受け、そのままダッチハーバーに向かうよう指示しつつ HC-130 航空機と救難艦を送って支援。翌 29 日、ダッチハーバーに到着した同船は安全のため沖合にとどまり、乗り込んだ海洋消火チーム T&T Salvage により乗組員 19 人の無事が確認された。
火事はこの時点で消し止められていたようだが、T&T Salvage は 2 日にわたって船上にとどまり、再び発火する危険がないことを確認した。なお、船会社の発表によれば、12 月 25 日に貨物艙の温度上昇を確認して対応にあたったが、炎は観測されなかったとのことだ。