家庭用エコキュートのピークシフトで対価が貰えるサービス、中部電力が開始へ 8
インフラ整備 部門より
中部電力とデンソーが開発した、HEMSからエコキュートや全館空調を自動制御し電力需要調整するシステムが以前話題になったが(過去記事)、このようなデマンドレスポンスサービスの1つである「CO-エネ」が2019年2月1日より開始される(中部電力の発表、サービス資料PDF)。
このシステムは、春・秋の休日に太陽光発電の割合が全体の需給バランスを崩す恐れがあるほど増えた際に、この時間帯にエコキュートを動作させて電力需要の調整に協力することでその対価を「買取額」として翌々月の電気料金に充当するというもの。
買取額の例として、コントロール30分間につき20円(1回につき120分まで、1日2回まで、月5日まで)、20円×4コマ×2回×5日×12月で、年間最大9,600円となる。現時点では夏や冬に実施される可能性はないため、この金額になる可能性はほぼなく、あくまで契約上の上限である。また、コントロール分とは別に基本分として月に50円×12月で年間600円を受け取れる。客の都合で回数に上限なく機器のコントロールをキャンセルできるので、基本分はCO-エネを契約するだけで受け取れるようだ。