CATV再送信によるBS視聴、既存BSが同一周波数パススルーでも4Kは別方式になる可能性 21
方式 部門より
CATVの再送信(再放送)によるBS 4Kの視聴は、自宅の建物にパラボラアンテナを設置する直接受信とは使い勝手が異なるサービスがありそうだ(AV Watchの記事[1]、 [2])。
フレッツ・テレビでは、770MHz以下への周波数変換パススルーによってONUから出力される。BS 4Kの帯域に対応していない建物ではブースターやテレビコンセントなどの改修工事が不要というメリットがある一方、対応済みの建物では専用アダプターのレンタル料金が無駄に感じられるだろう。ただし、使い勝手としては専用アダプターをONU直下に設置することにより、おそらく各部屋では直接受信のように視聴できると思われる。他のCATVサービスでは、パススルーではなくトランスモジュレーションとなるところもあるようだ。
多くのCATV局では既存のBS放送を、同軸ではトラモジ、光ファイバーではパススルーで提供している。トラモジではテレビやレコーダーの内蔵チューナーが使えず、別途チューナーをレンタルする必要があり、直接受信に比べて価格や使い勝手の面で劣る。既存のBS放送を内蔵チューナーで視聴している場合、BS 4Kが同一周波数パススルーで提供されなければBS 4Kチューナー内蔵テレビ・レコーダーを手に入れても視聴環境に不満を感じるかもしれない。