英国が中国製原発の導入を決定 122
ストーリー by hylom
パワー 部門より
パワー 部門より
maia 曰く、
英国が中国製原発の導入を決めた(日経)。
現場は英南東部エセックス州の「ブラッドウェル原発」。導入されるのはフランスから技術供与を受けて開発された「華龍1号」と呼ぶ新型原子炉。中国が自主開発したものとされており、主要部品の「国産化率」は85%を超えるという。建設は中国広核集団(CGN)とフランス電力公社(EDF)が共同で行う。プロジェクトにはCGNが66.5%を出資し、建設後の運営も中国側主導という事である。また英南西部のヒンクリーポイント原発はEDFが建設するが、ここにCGNは60億ポンド(約1兆1000億円)を出資する(読売新聞)。中国側の総投資額は数兆円規模に及ぶとみられる。
また英中部で計画中の高速鉄道2号線(HS2)事業でも中国側が参入する気配がある。英国内に工場を設けた日立の交通システム事業グローバルCEOドーマー氏は「英国が中国から車両を買うことは考えられない」(産経新聞)と発言しているが、予断を許さないというところだろう。
安全保障 (スコア:4, 参考になる)
遠隔操作で爆弾に化ける非同盟国が作るものをよく置く気になりましたね。
ロンドンにも近いようで。
Re:安全保障 (スコア:2)
逆に事故を起こさせて、莫大な補償金をとるつもりかなと勘ぐったりします。
Re:安全保障 (スコア:1)
非同盟国の遠隔操作以前に、中国ですからね。
爆発する可能性ぐらいは当然評価済みでしょう。
そしてきっとこう思った。
「どこから買っても爆発するときは爆発するのだから安いので良いやどうせ俺らが責任取れるわけじゃない」
Re:安全保障 (スコア:3, おもしろおかしい)
むしろ「爆発して不思議の無いものなら爆発しないだろう」かもしれない
#爆発しそうにないものこそ爆発するのがチャイナボカン
Re: (スコア:0)
福島の後だからさすがに人のこと言えないだろうと思ったら、お前ら何も変わらんのな。
Re: (スコア:0)
さすがにそういう仕掛けはチェックするのでは?
というか、実際に設計・施工・運用を行おうとすると、関連企業は、英国の新しい商売 ISO認証(品質規格、セキュリティ規格、環境マネージメント 等々)を山のように取得する必要が出て来るのじゃないだろうか?で、納入企業のお金で、別の英国企業に検査させて証書を作らせると。
Re:安全保障 (スコア:2, すばらしい洞察)
そういう仕掛けはなくても、内部の詳細な図面が相手方の手にあるわけですよね?
Re: (スコア:0)
原子力なんて事故を起こして一人前っすよ
もちろん、エゲレスも炉心火災や垂れ流しを経験した原発先進国っす
Re: (スコア:0)
中国って、まだ原発事故起こしたことないんだっけ?
Re: (スコア:0)
カリウムに水をかけたら、なぜか風下の日本で放射性物質が検出されましたね。
Re: (スコア:0)
じゃ、日本も一人前ですね
Re: (スコア:0)
そうですよ
ロシアやメリケンのように純粋に人の手で起こせた超大国には劣りますが。
バケツで臨界も、メリケンの手が滑って臨界に比べるとインパクトに欠けますね。
Re:安全保障 (スコア:1)
「バケツで臨界」は、世界の貧乏国に変な自信を与えた可能性が否定できない。
まさかとは思うが北朝鮮のはそこから自信を持って始まったとかじゃないよな。
Re:安全保障 (スコア:1)
ラジヲマンが読みたくなってきた。
予約したのに、、、単行本化される可能性はもはやなくなったのかなぁ
Re: (スコア:0)
一回読めば気が済む漫画。
借りる相手が無ければ頑張って国会図書館で掲載誌を。
Re: (スコア:0)
あの炉、アメリカに売りつけられた不良品だって聞きましたけど。
もんじゅ一つ実用化できない日本はまだまだです。
Re:安全保障 (スコア:1)
文殊一つって
地球上のどこの国が高速増殖炉をつくれた?
Re: (スコア:0)
結局、背に腹は代えられない状況だからのようですよ。
既存の原発は次々寿命を迎えるが代わりを作る金は無し。技術も当の昔にロストテクノロジー化。
そこに中国の安い原発+チャイナマネーとくれば、藁をも掴むって所でしょう。
#もっとも日本も人のこと言ってられないが
Re: (スコア:0)
大丈夫!
中国は2011年以降原発を国土の東側に建設する方針を打ち出している
日本の経験から学習したらしい
ブラッドウェルも国土の東側で
最近何かとうざい風力大国
ベルギー、オランダ、ドイツの風上に当たる場所
全くモーマンタイ!
Re:安全保障 (スコア:1)
そりゃ冷却水が得られるのは東側だからな。
東シナ海沿岸や長江下流に建てる奴は居ても、
蘭州や成都に原発建てる奴はおらん。
目的 (スコア:2, すばらしい洞察)
中国が、フランスから技術供与を受けて原発を「開発」する。
『実験場』は英国。
うまくいったら中国が各国に営業をかける。
欧州に金ださせて技術開発するわけです。
万一事故が起きてもはるかかなたの話なので一石二鳥。
似たような話が? (スコア:2)
韓国がUAEに原発作るとかいう話…
15年稼働開始だったような気がするが出来たのかな?
原発4基とも工事中、ただし (スコア:2)
Nuclear Power United Arab Emirates | UAE Nuclear Energy | Abu Dhabi | Dubai [world-nuclear.org]
UAE に建設されているのは APR-1400 [wikipedia.org] という原子炉。こいつの稼働実績がなかったので、「韓国で2015年9月までに同型炉の運転を始めることで安全性を証明する約束」 [nikkei.com]だった。このあと違約金の件がどうなったかは知らない。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
イノベーションのジレンマでしょう (スコア:0)
原発や高速鉄道なんて、多少コストが掛かっても先進国の製品以外は売れるはずがない、
と思い込んでいるうちに、中国の大量生産品に淘汰される、と。
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:3, 興味深い)
これ「売って」ないよ。中国が払う金の方が多いんだから、普通の国では成立不可能な取引。普通の民主国家なら、こんな税金の使い方が許されるわけないし、英国民からしたら反対する余地がない。これは国家間の賄賂なんだから、もっと話はややこしいんだよ。
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:4, 参考になる)
>普通の民主国家なら、こんな税金の使い方が許されるわけないし
おっと、韓国のUAE原発をDisるは止めてもらおうか。
韓国新型原発の運営許可が先送り、UAEに違約金の可能性高まる [excite.co.jp]
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:1)
つまり、英国は原発予定地という国土の一部を中国に売ったということ?
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:1)
記事には「建設後の運営も含めて中国勢が完全に事業を主導することになる」ということだから、イギリスの電力ビジネスに発電所ごと中国が参加ってことかと。
そのうち中国からの移民も急増して、住民投票でイギリスからの独立なんて可能性もなきにしもあらずだ(笑)
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:1)
スコットランドより一足先に、エセックス州が独立(連合王国離脱)?
Re: (スコア:0)
ホントだ。これは金だすから、場所と実績作らせろってことなんですかね?
Re: (スコア:0)
風下の国々が大反対するかどうか気になる。
Re: (スコア:0)
日本の風下は海で良かったですね
Re: (スコア:0)
中国の風下は日本だぞ。
Re: (スコア:0)
土地の利用価値が時代とともに逆転しているのは面白いですね
Re: (スコア:0)
一度導入してしまえば大事故が起きてもそうそう停止できないし、さすがに抜かりなくチェックするんじゃないの?
ドラマ「S.A.S. 英国特殊部隊」で、SASが抜き打ちチェックしてたけど、あれ本当にやってるんだろうか?
Re: (スコア:0)
特に先進国においては、どんどん厳しくなる安全基準や地域住民の反対運動によるコスト増加と、大きくは増えない電気需要が相まって大量の新規建設が望めない中、多少のコストではより安全で経済的な新型炉の開発もままならず、 結果として外国の資本に頼らざるえなくなったのではないかと
たとえば今回共同開発するフランスだって技術流出の危険を考えれば可能なら一国でやりたかったことでしょうが、でもそれではリスクにコストがあわないから中国との共同開発に踏み切ったんでしょう
Re:イノベーションのジレンマでしょう (スコア:1)
イギリスはドイツよりさらに高緯度だから、太陽光発電に移行したら、負け組に入ってしまうと思う。だから、アメリカとかより選択肢はずっと狭いんだよ。
デジャブ (スコア:0)
なんかつい最近アメリカとインドネシアの高速鉄道で似たような台詞をきいたような。
そんなこといって油断しててまた同じ目に遭ったらさすがに笑えんぞ。
まあ中国絡みの報道の信憑性のなさには定評のある産経なんで本当にいったかどうかも怪しいけど。
英国は (スコア:0)
阿片戦争で中国の恨みを買ってるということを忘れてるのかな?
他人事ではない (スコア:0)
日本も今頑張って原子力技術の消滅に邁進してるから、
再生可能エネルギーとやらが躓いたら中韓から輸入だ
どこぞの人が主張するみたいに、海底ケーブル経由かもしれないけど
これ中国側からしてみれば2重においしいよな (スコア:0)
逆にイギリスはなんの利点があったんだろう、やっぱりその分条件がよかったとかなのかな。
ジャック・レモンの (スコア:0)
チャイナシンドロームって映画があったっけ
中国が危険にさらされるってストーリーだったけど
チャイナが危険を晒すって
やっぱりチャイナシンドローム
危険だな
Re:ジャック・レモンの (スコア:1)
そのエネルギーって、運動エネルギーですよね?
メルトスルーは全然関係ないじゃないですか。
(そもそも運動エネルギーだったとしても、月や火星サイズのものか、ニュートリノのような微小サイズでないと、運動エネルギーがどんなにあっても地表で止まると思うのですが・・・)
Re:ジャック・レモンの (スコア:1)
比喩までは判りますがマントルまで行くかどうかは自明ではないかと思います。
なぜなら、周囲を溶かすと不純物が混ざってくることになりますから、元の燃料の量によって降下する距離は依存するはずです。
マントルまで行くという論拠はなんでしょうか?
(しかしマントルまで行ってくれるなら何の心配もいらないのですが…)
闇の支配者 (スコア:0)
陰謀論者「いざとなったら外国に逃げられる支配層が経済性重視で危険な政策を推進しているんだ!」
英国植民地経営は赤字だったと言っているくらいだし、英国本土の経営が経済性重視になっても不思議はない。
闇の権力者から見たら、本国民も植民地民も大差ないのだよね。経済ゲームのコマでしかない。
英国の支配層はグローバルな金融支配を志向しているので、もはや一国の安全保障に
コストをかける気になれないのかもしれない。
Re:中国もそうだけど・・・ (スコア:1)
その隠蔽技術が欲しいんだったりして。
#最近は隠せてない気がするが
Re:トロイの木馬では? (スコア:1)
それは核爆発は起こるのですか?
ダーティーボムだというならまだしも…
Re:トロイの木馬では? (スコア:1)
しかし、主張の主題が置き換わっていると思うのですが…
もともと、
>目的は核爆発を起こして恐怖を与える事、ならば、ともかく核爆発が起こせれば良い訳です。
このための核爆発ですよね?
あなたの紹介されている兵器は、爆発による恐怖は通常兵器程度で、汚染のほうが大きな恐怖を与えることになると思うのですが…
つまり、「ともかく核爆発が起こせれば良い訳です」は成り立たないかと。
Re:トロイの木馬では? (スコア:1)
もし、過早爆発を起こす現実の兵器の熱量などがございましたら例などお教えください。
Re:トロイの木馬では? (スコア:1)
> 妄想入りすぎちゃって気持ち悪いんだけど…
おや、おや、おや。
小学生レベルの国語もままならないって情けない状況を晒して、一体何をしたいんでしょう?
ボクは、#2906130から、ずーーーーーと、核爆弾・原爆の話をしているのであって、「燃料棒を再処理しないで核爆発起こる」とか、軽水炉が核爆発を起こすとか、そういう事は一切言ってないんですけどねえ。
もしかして、#2905780もボクが書いたと考えました?しかし、書いてある内容を吟味すれば(吟味出来れば、ですが)、#2905780と#2906130では、明らかに話の主題が変わっているのが分かるはずなんですがねえ。
「妄想入りすぎちゃって」なんて、お間抜けな事を言う前に、自分の能力を見直す(見直す能力があれば、ですが)とか、公文式で苦悶してくるとか、やる事はいっぱいあると思いますよ。
さて、さて、さて。
> 即発臨界起こしても軽水炉って爆発しないんですけどねえ
即発臨界って言葉が出て来ましたが、これにちょっとコメントしておきましょう。軽水炉での核分裂反応で支配的なのは即発中性子による核分裂ですから、運転中の軽水炉では即発臨界が起こっているとも言えるでしょうね。「即発臨界起こしたら軽水炉を運転出来ます」ならまだしも、「即発臨界起こしても軽水炉は爆発しないんですけどねえ」は意味不明ですね。もうちょっと「即発臨界」を吟味してから、何かを言うべきでした。残念。
軽水炉の核分裂反応で、即発・遅発なんてのより重要な中性子の区分があります。お分かりかな?高速中性子か熱中性子かの区分ですね。正常な軽水炉の連鎖反応は熱中性子によるものですから、軽水炉を暴走させて核爆発を起こさせるのはかなり不可能に近い事は定説と言って良いと思います。
では、高速中性子による連鎖反応で、純ウラン燃料を使う軽水炉を暴走させて核爆発を起こさせるのも、やはりかなり不可能に近いでしょう。問題はMOXですね。これは、今の所では定説が無いはずです。ウラニウムとプルトニウムでの高速中性子による核分裂の起こりやすさの違いがありますから。私見とすれば、その軽水炉で核爆発を起こさせるのは、かなり無理っぽいとは思いますが、爆発しないとか、あるいは爆発させるのは「かなり不可能に近い」とまでは言い切れないと思いますよ。