プリント基板上に部品を固定する接着剤の劣化による発火の可能性 26
ストーリー by nagazou
こわっ 部門より
こわっ 部門より
headless 曰く、
プリント基板上に部品を固定する接着剤の劣化が原因とみられる CiberPower 製 UPS の発火現象が報告されている (Neowin の記事)。
この接着剤は「yellow glue」と呼ばれており、RTV ゴムの一種とみられるが、RTV シリコンゴムではないようだ。中国の電子機器用接着剤メーカー Shenzhen Yaoneng Technology (耀能) の「Electronic yellow glue series」製品情報ではクロロプレンゴムとなっている。木工用の yellow glue とは別物だ。
yellow glue が劣化すると導電性や腐食性を示すという。これによる CiberPower 製 UPS の故障は以前から報告されていたが、最近 Reddit に AC 電源をつなぐと内部が燃え出す CP1500PFCLCD の動画が投稿された。なお、yellow glue は手作業により適用されるため個体差が大きく、劣化しても問題が発生しないこともあるそうだ。
接着剤の導電性 (スコア:4, 興味深い)
シリコン系の接着剤をそこそこハイ・インピーダンスの回路部分に使ったことがあるが、導電性があるというほどでは無いものの固まるまでの間はイオンの移動度(?)はあるようでまともな特性が出なかった
完全に固まった状態では問題無かった
経年変化で導電性が良くなるというのは一番始末に困る
Re: (スコア:0)
接着剤って基本樹脂なので、金属粉とか練り込まない限り固まった後の導電性は無いよなぁ。
重合が切れた部分に水酸基とかついて親水性になって、湿気を呼び込んで、と言う話だろうか。
Re: (スコア:0)
あと、導電性のダスト吸着。
ハックルーとは別物のようだな (スコア:1)
秋月の小売ハックルー [akizukidenshi.com]
詳細はわからないけれど... (スコア:1)
動画では、UPSが動作した状態でコンセントをさすと、
中で発火しているように見える。
UL など難燃性グレードのとれたものを使っているのなら、
劣化の加速試験もしていると思う。
入手困難で、別の黄色い接着剤を使ったら、
難燃性じゃなくて、導電性の接着剤だったとかはありそう。
Re:詳細はわからないけれど... (スコア:4, 参考になる)
入手困難で、別の黄色い接着剤を使ったら、
難燃性じゃなくて、導電性の接着剤だったとかはありそう。
サイレントチェンジというのもありそうです。商品開発時は問題が無かったけども、量産に入った後で仕入れている部材がいつの間にか変わってる、という恐ろしい話。赤リンで有名になりました。
サイレントチェンジに注意 [meti.go.jp](経済産業省)
日本企業の海外生産の進展に伴い、現地企業からの部材調達も多くなっている中で、現地企業がコスト削減等の事由により、発注元の企業に知らせずに、部品の素材等の仕様が変更され、納品されてしまうという「サイレントチェンジ」と呼ばれる事象が見つかっております。
具体的な事例としては、現地企業が部品に使われる絶縁性が求められる難燃剤を赤リンに変更したことを発注元に伝えずに部品を納品し、後日、赤リンが湿気と化学反応し、短期間で絶縁性能が劣化したことで、製品が故障するという事象が多数の企業で確認されております。
サイレントチェンジが行われた部品を組み込んだ製品は、製品劣化が著しく早い、期待された性能が発揮されないといった問題が生じることがあり、製品の故障や事故を発生させる原因となることがあります。事業者におかれては、サプライヤーからの納品物の定期的な検査等のサイレントチェンジを予防する取組をお願いします。
Re: (スコア:0)
そもそも、こういうインフラ系でないメーカーも4M変更通知と承認必須な契約を
部品メーカーと結んでいるんでしょうかね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
補修用ゴムプラグのゴム部分にカーボンが混入、漏電のおそれ [hardware.srad.jp]なんてストーリーもありましたね。
Re: (スコア:0)
まともな品質保証部門はなくてベンダーのいいなりじゃないかなあ?
部材の切り替えだとしたって、基準が甘くなるわけはないので、
それまで事故がおきなかったのは運がいいだけ。
燃えるのはぜったいおかしい。
家にCyberPowerのUPSが6台ある (スコア:0)
家にCyberPowerのUPSが6台あるのだが多分対象だよなぁ。
まぁ、UPS本体の寿命も有るからバッテリー交換だけで延命は気をつけろという話でもあるか。
別メーカーだけど、トリクル充電回路のコンデンサ容量抜けからの発煙トラブルとかも有ったし、意外とUPS本体は死ぬ物。
Re:7月11日、15日から22日、そして30日に重要な出来事が起こります (スコア:0)
CyberPowerのUPSはいいかんじなんですかね?
個人的にはシュナイダーエレクトロにクスのSmartUPS
仕事ではSANYO UPSなのですが
Re:7月11日、15日から22日、そして30日に重要な出来事が起こります (スコア:1)
イニシャルがとにかく安いので。
品質自体はそんなに悪くないと思ってました。
今回の件でなにも発表がないのでしばし様子見ですが。
かれこれ、東日本大震災前からずっと付き合ってますが、故障は2回。
1回目は初期不良で初期充電中にそのままお亡くなり。
電話したら代替機が即送られてきました。
2回目は3年保証を10年稼働後に電源落ちてそのままというよくあるパターン。
後はソフトのローカライズ不具合と、仕様に関する不具合報告が2件ですね。
とにかく大容量の正弦波モデルでもとにかく安い。
PR1500 JP [amazon.co.jp](1500VA/1050W仕様 [cyberpower.com])がセール時は良く4万円切ります [keepa.com](自身は35kで入手)
あと最近は解らないですが、昔のAPCみたいにバッテリーが膨らまないので、バッテリー交換時に簡単に抜けるので楽。
APCのPowerChute Businessのような管理ソフトのネットワークシャットダウン対応版も無料で利用可能。
あと、日本支社のサポートもマトモでちゃんとしてるので安心して使えてます。
Re: (スコア:0)
そこそこ安いのとNAS(synology)との連携が保証されているので
個人用途で消耗品と割り切ってもNASが軟着陸してくれるだけのものに出せるかというとビミョー
Re:日本の夏!停電の夏! (スコア:0)
なるほど。
ちなみにSmartUPSは、バッテリ品質もアフターサポート品質もビミョーですね
気休め程度にしかならんとです。
Re: (スコア:0)
一体何が起こるんだ
電源は2年ぐらいで交換した方がいいかも (スコア:0)
ATX電源とかACアダプタとか充電器とか、身の回りにたくさん電源装置はあるけど
2年ぐらいで新品に交換した方が良いのかも知れませんね。
接着剤以外にもいくらでも故障の要因はあって、例えば、電解コンデンサは高温・高湿度だと2年ぐらいで寿命が尽きる。それを見越してメーカーの補償期間も1年や2年とかが多い。
発火までには至らずとも、出力電圧が不安定になってPCの動作が不安定になるとか、コイル鳴きとか、小さなトラブルが起きかねない。
そんなことで無駄な時間を使いたくない。自分でハンダ付けとかせこい事もしたく無い。
円安の影響で値上がりもあるだろうから、今から新しいATX電源ポチります。ACアダプタも古いのは捨てます。
Re: (スコア:0)
15年休まず働き続けるUltra20ちゃんの電源まじ丈夫
Re: (スコア:0)
知ったかぶりが過ぎる。
ハイエンドPSUの保証期間は10年あるものも珍しくないのに、「保証期間も1年や2年」ってどういうことだよ…
別にパソコン以外でも電源はテレビとか家電とかで使われているんですけれど、それも1年2年で中身開けて取り換えるんですかね…
ハッキリ言って無駄なことはするべきではない。
Re: (スコア:0)
二年経ったら売り払うならWin-Win
Re: (スコア:0)
動物電源を愛用してたのかも。
Re: (スコア:0)
テーブルタップもちゃんと買い替えようね。
でも、コンセントだってプラグ抜き差しする度に劣化していくから、家ごと買い替えたほうがいいよ。
この件については別コメにあるサイレントチェンジ案件かと。
大抵の会社は設計と製造部門は別で、製造部門には強いコスト削減要求がある。
後発の値段で勝負!な会社ほどよく起こるよ。
自分もPTFEチューブだと言われた3Dプリンタのチューブが普通のビニルチューブだったという経験はある。
Re: (スコア:0)
アホほど発熱するアダプタは要注意だよな。
新品(ふるさと納税返礼品)で1機あるんだ、手元にそういうの。
初期不良交換期間も過ぎたし、殻割って排熱対策しようかな。。
発火は (スコア:0)
ハッカーの仕業だっ!
# いいえ、ゴルゴムの仕業です
Re: (スコア:0)
うるせえペパーミント(ハッカ)食わせるぞ
きっと中国製ではない (スコア:0)
中国製なら発火だけではなく爆発していたはずだ