インドの石炭火力発電所で二酸化炭素を回収し重曹に転換するシステムが導入される 38
ストーリー by hylom
発電所産 部門より
発電所産 部門より
インド・トゥティコリン(Tuticorin)にある石炭火力発電所では、排出した二酸化炭素を回収して重曹に変換するというシステムが導入されているそうだ(GIGAZINE、MIT Technology Review日本語版、MIT Technology Reviewのオリジナル記事、Guardian)。
この発電所で導入されている二酸化炭素回収システムでは、低コストかつ高効率での回収を行える新たな技術が導入されており、年間6万トンの二酸化炭素を回収して重曹に転換できるそうだ。この重曹を販売することで、助成金無しで施設を運用することが可能になっているという。
そらあかんやろ (スコア:1)
既存の施設は二酸化炭素を出さないようにできるかもしれない。同時にケーキも上手に焼ける。 [technologyreview.jp]
ケーキ焼いたらせっかく閉じ込めたCO2をまた放出させてまうやんけ。
Re: (スコア:0)
これ [wikipedia.org] の合成の項に2種類の反応式がのってるけど、水酸化ナトリウムなりアンモニアなりをどこから調達してくるんだろう。
Re:そらあかんやろ (スコア:1)
アンモニアは窒素と水素からハーバー法
N2 + 3 H2→2 NH3
苛性ソーダは食塩水からイオン交換膜法(電気分解)
2 NaCl + 2 H2O → 2 NaOH + Cl2 + H2
で工業的に生産するのが一般的かと。
Re:そらあかんやろ (スコア:1)
イオン交換膜法の電力は水力や原子力が使えますけど、ハーバー・ボッシュ法は熱源に現状ではどうしても化石燃料を燃やさなきゃならないじゃないですか。
ちゃんと計算しないとわからないけど、この方法のライフサイクルCO2排出量って、ひょっとしたらただ石炭火力発電所を運転するより多くなるんじゃ。
Re: (スコア:0)
> ちゃんと計算しないとわからないけど
まあ普通に考えてこういうのって逃げ道ないですよね。
Re: (スコア:0)
この方法で重曹がたくさんできたから消費量も増えたってのなら別だけど、
少なくともCO2生成するのに使ってたエネルギーはいらなくなるんだから多くなることはないんじゃ。
Re: (スコア:0)
いや
> イオン交換膜法の電力は水力や原子力が使えますけど
っていうなら、ハーバー法の場合も熱源を作るのにそういった電力をつかえばいいだけやんw
Re: (スコア:0)
で、NaOHとNH3を生産するためのエネルギー源として、また化石燃料を燃やす、と。。
Re: (スコア:0)
金が溶ける黄金水、うろおぼえ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
金が溶けるのは王水 濃塩酸と濃硝酸の混合物
黄金水は今はぢたま(某)が有名かな?緒図乃真朋とか懐かしいな
Re: (スコア:0)
久しぶりに聞いたな。緒図乃真朋さんの名前。
まだ同人で書いているのかな。
ぢたまさんは、今でも一般紙でしーしー漫画書いてしまうし。性癖なんでしょうね
#家族漫画とのギャップが面白い
#私にはその趣味がないのに、両者の漫画は好きです
Re: (スコア:0)
そんなややこしいことをしていたら多分コストが合わない。
乾燥地帯の塩湖で取れるような天然の炭酸ナトリウムで泥やら塩化ナトリウムやらを多く含んでいるような純度の低い安価な物を使っているのでは?
泥は最初に水に溶かした時に沈殿させれば取り除ける。次の炭酸ナトリウムの強いアルカリ性の水溶液に炭酸ガスをガンガンぶち込めば、重曹が分解して炭酸ガスが出る時の逆が起きて重曹が出来て、その重曹は溶解度が低いから沈殿するので回収できる・・・ような気がする。最後に不純物の塩化ナトリウムは溶けたままなので廃液として捨てることができる。
炭酸ガスの圧力やら水温やら何か触媒的な物を加えるやら色々工夫はしているのだと思うけれど。
Re: (スコア:0)
電気オーブン使えばいいんでね?
Re: (スコア:0)
話が分かってない奴w
Re: (スコア:0)
どうしてケーキの生地にベーキングパウダーを入れるのかと言えば、発生する二酸化炭素でケーキを膨らませるためです。
放出させたくないのであれば、重曹を入れる意味がないです。
Re: (スコア:0)
ケーキを焼くのが行動目的の時、回収したものを使うか、回収とはかけ離れた方向で作成したものを使うかでトータルの差異は出るだろ。
Re: (スコア:0)
でぇねよw
もともと固定化されていたものを空気中にばらまくんだから。
Re: (スコア:0)
よし、炭酸まんじゅうを作ろう。
20年前に (スコア:1)
20年前に日本でも同じ話が出て
重曹の保管法について議論になった時
洗剤として使えばいいじゃないか?といったら
環境に返してどうする?と反論されたが
最近海洋の酸性化が問題になり始めている
海洋が二酸化炭素を吸収しているのではないかと言われていたが
これが限界に近づいているものとみられる
重曹の原料のナトリウム水は海水からプラスチック原料の塩素を作る時の副産物
これを直接海洋に流しても酸性化は防げるが
洗剤として使って流せば石油系の洗剤の使用量が減るから
トータルで大幅な温暖化防止になると思う
Re: (スコア:0)
重曹は洗剤として使うには洗浄力が弱すぎて使い物にならない。
Re: (スコア:0)
重曹の凄さを知らないとは
Re: (スコア:0)
現実を見ような。
Re: (スコア:0)
まあこれ [live-science.com]でも読んで目を覚ませ。
Re: (スコア:0)
石けんとして使うバカいるの初めて知った
重曹は研磨材だろJK
Re: (スコア:0)
読んでわかるぐらいなら、最初からそんなこと言わないと思うんですよね...
Re: (スコア:0)
重曹は融雪剤の代用であったような気がする。
Re: (スコア:0)
そんな使い道はない
Re: (スコア:0)
それは炭酸カルシウムだな
Re: (スコア:0)
とはいっても、融雪剤はモル凝固点効果を利用しているので、水に溶けやすいものであれば何でも構いません。
塩(えん)は水に溶けるとイオン化してその分お得なので、融雪剤としては安価な塩(えん)が使われるわけです。
一カ所だけなら需要もあるだろうが (スコア:0)
もともと重曹自体にそこそこ需要があるからわざわざ作ってスーパーなんかでも売ってるわけで、それが発電所の副産物としてできるなら(一カ所だけなら)安く作れて万々歳だろう。
しかしもし世界の発電所でどんどん重曹を作るようになったら供給過多になるんじゃないか?
Re: (スコア:0)
そもそも重曹(炭酸水素ナトリウム)自体、苛性ソーダや塩素(から作る塩化ビニル)を生産する際に自動的に生産されるわけで、日本国内でも相当原価は安いのですが、この方法だとそれよりも安くなるんでしょうか?
Re: (スコア:0)
まあ最悪タダで配ってもいいんじゃないの?貯蔵所作って貯めるよりは安あがり。
従来使われてきた溶媒よりもわずかに効率的で、稼働に必要なエネルギー量もわずかに少なく、小型の設備で済む。... [technologyreview.jp]
...発電所は、効率化による差益(生成した重曹は化学産業の原料になる)は施設が助成金なしで運営するのに
ぎりぎり足りるぐらいだという。
と、本当に見妙な採算ラインらしいから、供給過剰で重曹の流通価格が下がったら助成金が要るようになるか
Re: (スコア:0)
仮に火力発電所から出るCO2が、すべて重曹として固定されたら、どう考えても「どこかに永久に埋めておく」以外の解決策が見当たらないと思う。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
なんで7倍?
桁が違うよね (スコア:0)
GIGAZINEでは「石炭火力発電所では年間約6万6000トンの二酸化炭素を排出」って書かれているけど、これはたぶん間違いだよね?
(The Guardianの記事は"lock up 60,000 tonnes of CO2 a year"とあるので、排出量ではなく回収量。「6万6000トン」と「6万トン」の違いはたぶん、米トンとメトリック・トンの差)
規模にもよるだろうけど、石炭火力発電所のCO2年間排出量って数百万~数千万トンのオーダーのはず。
そのうちの6万トンそこそこって、焼け石に水では?
Re: (スコア:0)
この 資料 [kepco.co.jp]によると、
石炭火力発電所の1kWhあたりのCO2排出量は943g。
この発電所は約105万kWの出力 [wikipedia.org]だから、1年間運転すると、
943(g) * 1050000(kW) * 24(h) * 365(days) = 8.67 * 1012(g) = 867万トン
たしかにこれは「環境に配慮してます」っていうポーズだけやねw
「助成金無しで施