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テクノロジー

インドの石炭火力発電所で二酸化炭素を回収し重曹に転換するシステムが導入される 38

ストーリー by hylom
発電所産 部門より

インド・トゥティコリン(Tuticorin)にある石炭火力発電所では、排出した二酸化炭素を回収して重曹に変換するというシステムが導入されているそうだ(GIGAZINEMIT Technology Review日本語版MIT Technology Reviewのオリジナル記事Guardian)。

この発電所で導入されている二酸化炭素回収システムでは、低コストかつ高効率での回収を行える新たな技術が導入されており、年間6万トンの二酸化炭素を回収して重曹に転換できるそうだ。この重曹を販売することで、助成金無しで施設を運用することが可能になっているという。

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  • by Anonymous Coward on 2017年01月12日 19時07分 (#3143029)

    既存の施設は二酸化炭素を出さないようにできるかもしれない。同時にケーキも上手に焼ける。 [technologyreview.jp]

    ケーキ焼いたらせっかく閉じ込めたCO2をまた放出させてまうやんけ。

    • by Anonymous Coward

      これ [wikipedia.org] の合成の項に2種類の反応式がのってるけど、水酸化ナトリウムなりアンモニアなりをどこから調達してくるんだろう。

      • アンモニアは窒素と水素からハーバー法
        N2 + 3 H2→2 NH3

        苛性ソーダは食塩水からイオン交換膜法(電気分解)
        2 NaCl + 2 H2O → 2 NaOH + Cl2 + H2

        で工業的に生産するのが一般的かと。

        親コメント
        • by Yohsa (2572) on 2017年01月13日 10時16分 (#3143352) 日記

          イオン交換膜法の電力は水力や原子力が使えますけど、ハーバー・ボッシュ法は熱源に現状ではどうしても化石燃料を燃やさなきゃならないじゃないですか。

          ちゃんと計算しないとわからないけど、この方法のライフサイクルCO2排出量って、ひょっとしたらただ石炭火力発電所を運転するより多くなるんじゃ。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            > ちゃんと計算しないとわからないけど
             
            まあ普通に考えてこういうのって逃げ道ないですよね。

          • by Anonymous Coward

            この方法で重曹がたくさんできたから消費量も増えたってのなら別だけど、
            少なくともCO2生成するのに使ってたエネルギーはいらなくなるんだから多くなることはないんじゃ。

          • by Anonymous Coward

            いや
            > イオン交換膜法の電力は水力や原子力が使えますけど
            っていうなら、ハーバー法の場合も熱源を作るのにそういった電力をつかえばいいだけやんw

        • by Anonymous Coward

          で、NaOHとNH3を生産するためのエネルギー源として、また化石燃料を燃やす、と。。

      • by Anonymous Coward

        金が溶ける黄金水、うろおぼえ。

        • by Anonymous Coward
          自ら性癖をばらして興奮するんですね。見られてヨロコブなんてイイ趣味してる。
        • by Anonymous Coward

          金が溶けるのは王水 濃塩酸と濃硝酸の混合物

          黄金水は今はぢたま(某)が有名かな?緒図乃真朋とか懐かしいな

          • by Anonymous Coward

            久しぶりに聞いたな。緒図乃真朋さんの名前。
            まだ同人で書いているのかな。

            ぢたまさんは、今でも一般紙でしーしー漫画書いてしまうし。性癖なんでしょうね
            #家族漫画とのギャップが面白い

            #私にはその趣味がないのに、両者の漫画は好きです

      • by Anonymous Coward

        そんなややこしいことをしていたら多分コストが合わない。
        乾燥地帯の塩湖で取れるような天然の炭酸ナトリウムで泥やら塩化ナトリウムやらを多く含んでいるような純度の低い安価な物を使っているのでは?
        泥は最初に水に溶かした時に沈殿させれば取り除ける。次の炭酸ナトリウムの強いアルカリ性の水溶液に炭酸ガスをガンガンぶち込めば、重曹が分解して炭酸ガスが出る時の逆が起きて重曹が出来て、その重曹は溶解度が低いから沈殿するので回収できる・・・ような気がする。最後に不純物の塩化ナトリウムは溶けたままなので廃液として捨てることができる。
        炭酸ガスの圧力やら水温やら何か触媒的な物を加えるやら色々工夫はしているのだと思うけれど。

    • by Anonymous Coward

      電気オーブン使えばいいんでね?

      • by Anonymous Coward

        話が分かってない奴w

      • by Anonymous Coward

        どうしてケーキの生地にベーキングパウダーを入れるのかと言えば、発生する二酸化炭素でケーキを膨らませるためです。
        放出させたくないのであれば、重曹を入れる意味がないです。

    • by Anonymous Coward

      ケーキを焼くのが行動目的の時、回収したものを使うか、回収とはかけ離れた方向で作成したものを使うかでトータルの差異は出るだろ。

      • by Anonymous Coward

        でぇねよw
        もともと固定化されていたものを空気中にばらまくんだから。

    • by Anonymous Coward

      よし、炭酸まんじゅうを作ろう。

  • by Anonymous Coward on 2017年01月12日 20時04分 (#3143068)

    20年前に日本でも同じ話が出て
    重曹の保管法について議論になった時
    洗剤として使えばいいじゃないか?といったら
    環境に返してどうする?と反論されたが
    最近海洋の酸性化が問題になり始めている
    海洋が二酸化炭素を吸収しているのではないかと言われていたが
    これが限界に近づいているものとみられる
    重曹の原料のナトリウム水は海水からプラスチック原料の塩素を作る時の副産物
    これを直接海洋に流しても酸性化は防げるが
    洗剤として使って流せば石油系の洗剤の使用量が減るから
    トータルで大幅な温暖化防止になると思う

    • by Anonymous Coward

      重曹は洗剤として使うには洗浄力が弱すぎて使い物にならない。

      • by Anonymous Coward

        重曹の凄さを知らないとは

        • by Anonymous Coward

          現実を見ような。

        • by Anonymous Coward

          まあこれ [live-science.com]でも読んで目を覚ませ。

          • by Anonymous Coward

            石けんとして使うバカいるの初めて知った
            重曹は研磨材だろJK

          • by Anonymous Coward

            読んでわかるぐらいなら、最初からそんなこと言わないと思うんですよね...

    • by Anonymous Coward

      重曹は融雪剤の代用であったような気がする。

      • by Anonymous Coward

        そんな使い道はない

      • by Anonymous Coward

        それは炭酸カルシウムだな

        • by Anonymous Coward
          一般的に使われているのは塩化カルシウムです。

          とはいっても、融雪剤はモル凝固点効果を利用しているので、水に溶けやすいものであれば何でも構いません。
          塩(えん)は水に溶けるとイオン化してその分お得なので、融雪剤としては安価な塩(えん)が使われるわけです。
  • by Anonymous Coward on 2017年01月12日 22時21分 (#3143160)

    もともと重曹自体にそこそこ需要があるからわざわざ作ってスーパーなんかでも売ってるわけで、それが発電所の副産物としてできるなら(一カ所だけなら)安く作れて万々歳だろう。
    しかしもし世界の発電所でどんどん重曹を作るようになったら供給過多になるんじゃないか?

    • by Anonymous Coward

      そもそも重曹(炭酸水素ナトリウム)自体、苛性ソーダや塩素(から作る塩化ビニル)を生産する際に自動的に生産されるわけで、日本国内でも相当原価は安いのですが、この方法だとそれよりも安くなるんでしょうか?

    • by Anonymous Coward

      仮に火力発電所から出るCO2が、すべて重曹として固定されたら、どう考えても「どこかに永久に埋めておく」以外の解決策が見当たらないと思う。

      • by Anonymous Coward
        単純計算でも燃料として投入した石炭の7倍の重曹が生産されるってことだしな…
  • by Anonymous Coward on 2017年01月13日 10時14分 (#3143351)

    GIGAZINEでは「石炭火力発電所では年間約6万6000トンの二酸化炭素を排出」って書かれているけど、これはたぶん間違いだよね?
    (The Guardianの記事は"lock up 60,000 tonnes of CO2 a year"とあるので、排出量ではなく回収量。「6万6000トン」と「6万トン」の違いはたぶん、米トンとメトリック・トンの差)
    規模にもよるだろうけど、石炭火力発電所のCO2年間排出量って数百万~数千万トンのオーダーのはず。
    そのうちの6万トンそこそこって、焼け石に水では?

    • by Anonymous Coward

      この 資料 [kepco.co.jp]によると、
      石炭火力発電所の1kWhあたりのCO2排出量は943g。

      この発電所は約105万kWの出力 [wikipedia.org]だから、1年間運転すると、

      943(g) * 1050000(kW) * 24(h) * 365(days) = 8.67 * 1012(g) = 867万トン

      たしかにこれは「環境に配慮してます」っていうポーズだけやねw

      「助成金無しで施

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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