週アスがGPU特集、PC-9801から30年の歴史をまとめる 154
ストーリー by hylom
GPUという言葉が使われなかった時代より 部門より
GPUという言葉が使われなかった時代より 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
週刊アスキー11月25日号で、「GPU進化の道30年」なる特集が掲載されている(週アスPLUS)。
1982年のPC-9801の「GDC」から「Tseng ET4000」、S3、ATIの「Mach」、Matroxなど、生まれては消えていったさまざまなGPUをまとめている模様。読者諸氏のお気に入りGPU、もしくは印象に残っているGPUといえばなんだろうか? ちなみにタレコミ子はWindows 95時代に買ったS3 ViRGEがVRAM不足で全然役に立たなかったことを思い出しました。
S3 ViRGEが微妙だった理由はASCII.jpの「GPU黒歴史」という記事で解説されているのでご興味のある方はどうぞ。
遍歴 (スコア:2)
ディスクリート限定で
MatroxG400 → RADEON9100 → RADEON X1650pro → RADEON HD2600XT → GeForce9800GTGE → RADEON HD7850
Re:遍歴 (スコア:2)
PC-9800
GD5428 → 86C928
PC
Voodoo Banshee → Voodoo5 5500 → GeForce FX 5200 → GeForce 6600 GT → GeFOrce 7900 GS → Radeon HD 6870
DOS/Vとかしらんがな状態。
Re:遍歴 (スコア:2)
Matrox Mystique G200 -> Matrox Millenium G200 -> Matrox G400 -> Guillemot 3D Prophet 4500(KYRO II) -> NumberNine Revolution4 32MByte -> XIAiS8-DVH256 (S3 DeltaChrome)
と、明らかに普通ではないチップを選んできました。NumberNineは何種類か中古で買いましたが実際につかった(まともな性能な)のはRevolution4くらいですね。
DeltaChrome以外は安定していてよかったですよ。すべて性能は微妙ですが、ゲームをやらない限りは大丈夫でした。
Re:遍歴 (スコア:1)
Re:遍歴 (スコア:1)
マイナー系はここですか?
WeitekP9100 Diamond Viper使ってました。シリコンダイがむき出しのIBMのRAMDACが印象的。そういえば、3DLabs permedia2にも手を出してたかな。
まぁ、当時はいろんなチップメーカからちょっと変わったビデオチップが出てて、とっかえひっかえしてはベンチマーク採るのがとても楽しかったです。
仕様やドライバのソースが公開されているチップになるともっと遊べて、性能に効いてくる部分のコードをループのアンロールに始まって、x86のループ命令を直書きするインラインアセンブラに書き換えたりしてドライバを自分でチューニングしてました。そんなことやってると、しばしば画面が突如崩壊してコンソールから操作不能になって、やむなくリモートからリブートしたりとか。そうやってできたパッチをNetNewsに流すと、マイナービデオカードづかいの輪で盛り上がったりしたものです。
Re:遍歴 (スコア:2)
近所のコンビニに週アスがないので、未読。
GA-1024Aとは懐かしい。私も9801RA21で使っていました。
使っていたというか、まだ98に刺さってます。
あと3つのスロットには、アインシュタイン98VX、SNEのサウンドオーケストラV、外部フロッピードライブ用の自動切り替え信号取り出しカードが。
その98、2年ほど前に電源を入れてみたらWindowsが起動しました(笑)
ちょっとビックリです。
グラボの遍歴?自作PCのグラボを替えまくってて、ミスティークとかミレニアムとかジーフォースとか簡単なことしか覚えていません。
V9938 (スコア:2)
最初に触ったのは MSX2に積まれていた V9938 (MSX-VIDEO)
ビデオメモリは僅か128KBで,GPUではなく VDP(video display processor)と呼ばれていました
http://ja.wikipedia.org/wiki/V9938 [wikipedia.org]
機能的には 8×8 pixel または16×16 pixel のスプライト(=2D画像)を8枚ぐらいしか表示できませんでしたが
バンク切り替え,走査線割り込みを使ったラスタスキャンなどのハードウェア制御から
ブレゼンハムのアルゴリズムなどのグラフィックス処理まで,毎日夜遅くまで色々試していました
http://en.wikipedia.org/wiki/Bresenham's_line_algorithm [wikipedia.org]
最初にいわゆるGPU的なものに触ったのは 3D labsのPermediaで,今は GeForce / Quadro を使ってプログラムを書いていますが
振り返ると,V9938が一番単純でハードウェア・レベルで動作が理解できました
勉強という意味では,V9938を最初に触れて良かったなと思っています
ET6100 + PowerVR 一体型ビデオカードが最高だった (スコア:2)
ET6000 は高速な2Dビデオカードで、PowerVRは3D専用ビデオカード(アドオンボード)で組み合わせるとすこぶる快調だった。
そんなことを掲示板なんかで声高に言ってたら、メーカーの人が見てたのかしらんが組み合わせた一体型ビデオカードを出してくれた。
PowerVRはPCでは成功しなかったけど、とても印象に残ってるビデオカードだった。
Re:ET6100 + PowerVR 一体型ビデオカードが最高だった (スコア:2)
PowerVRはPCでは成功しなかったけど、
ちょっと前ならPC以外でも失敗扱いだったけど、
#Dreamcastの足引っ張ったし。
いつのまにかiPhone/iPad系のGPUとして成功しててびっくり。
Re:ET6100 + PowerVR 一体型ビデオカードが最高だった (スコア:2)
今考えればアーキテクチャが先進的過ぎたのかもしれない。
タイルベースにする事でメモリ帯域を大幅に減らす事が出来たけど、その当時はメモリがボトルネックじゃなかったし。
あきらめなかった事が成功の否決だと思う。
しかも、最新のPowerVRにはレイトレ用の機能が実装されてるけど、これも先進的過ぎる機能だなw
Re:ET6100 + PowerVR 一体型ビデオカードが最高だった (スコア:2)
あなたの方が理解してないと思うよ。
タイルベースにする事で、一般的には1ピクセルに対して3回位重ね描きされるコストを1回にする為のものだから
大幅にメモリ帯域を削減出来る事がメリットだ。
なぜ1回になるかというと、PowerVRは1タイル分のZバッファをチップ内に内蔵する事でチップ内で
1ピクセルのレンダリングが完結するから、VRAMには1ピクセル分しか書き込まれない。
OSで選択肢が狭まることあるよな (スコア:2)
OS/2使っていた頃は、その半分くらいは
Matrox使っていました。
日本語OS/2環境でWIN-OS/2までを考えると
ちゃんとドライバーがあるビデオチップが少なかったから…
(Vz以外は、VDMを使うことはあまり無かったんですけどね)
#残り半分はThinkPadとかChandraとかを使っていた分
肌の色が綺麗と友達にお勧めされた (スコア:1)
Re:肌の色が綺麗と友達にお勧めされた (スコア:1)
PCI版が現役で動いてます。Linuxのコンソール用なので使ってると言えるか微妙ですが。
AGPスロットはとっくに死滅しましたが、PCIスロットもそろそろなくなって物理的に接続できなく…。
#9 (スコア:1)
ここまで Imagine128 なし。
Re:#9 (スコア:2)
中古でImagine のS2は買いました。
購入時点で相当古かったので結局ほとんど使いませんでしたが、マルチモニタ用で使いでがあったのは覚えています。
# やはり中古で購入したRevolution4はsgiのディスプレイ接続端子付だったり。
Re:#9 (スコア:1)
Imagine128は体験していないが、そのあとのT2R4の製品を買って大失敗しました。
S3のチップを載せたMotion771の画質に非常に満足して、Windows2000時代に1920*1440運用をするためにT2R4のRevolutionIVを買いました(秋葉に探し回らねば入手できなかった)。
黒歴史 [ascii.jp]では「不出来なドライバー」と評されているが、それ以前に物理的実装がダメでした。
メーカーの説明によれば、プロセッサーの裏から基盤を介して放熱するとのことだったが、2Dのみの処理であっても、画素数とビットクロックを上げると過熱し、プロセッサーパッケージ内のアナログ部分の特性がまともに動かなくなるというもの(フロンスプレーを逆さに吹いて冷やしたら数秒間はアナログ信号が持ち直す)。
Motion771の画質が良かったのは、IBMの220MHz RAMDACによるものだったようです。
TOWNSの場合 (スコア:1)
TOWNSの場合、グラフィック描画は基本全部CPUがやってましたね。
ハードウェアアクセラレータ的な機能はスプライトくらい?
TomOne
Re:TOWNSの場合 (スコア:2)
グラフィック担当はEGBというハードウェアでしたっけ。
後期になるとCL-GD54xx(安)とかPower9100(¥128000くらいのop)とかを積んでましたが、ビデオカードというとキャプチャ/スーパインポーズ専用のハードウェアという印象があります。
Re:TOWNSの場合 (スコア:1)
EGB と言うか、TownsBIOS と言うか、これはソフトウェアライブラリですね。
高機能・低速なので、低機能・高速ライブラリを作る人達がいました。
ハードウェア的には、複数の画面を重ねるとか、
スプライトを専用メモリからVRAMに転送するとか、
その程度しか持ってませんでした。
後になって出てくるチップは、あくまで拡張ボード的な扱いだった様な。
TomOne
忘れちゃいませんよ (スコア:1)
かつて週刊アスキー(前身の EYE-COM の時代だったかも)に
「そのET-4000って何よ?」
「知らないんですか?世界最高速のウィンドウアクセラレータですよ」
「そんな専門的な話をされてもわかんないんだよ」
てな会話形式の記事が載っていたことを。
既に S3 等の「グラフィックアクセラレータ(ウィンドウアクセラレータとも)」が主流になり ET-4000等の
アクセラレータでも何でもないただのSVGAは完全に時代遅れになっていた時代の話です。
そんな週刊アスキーがGPUの歴史を振り返る時代がくるなんて…胸熱ですね
ГПУ (スコア:1)
GPUの進化の道30年というと、
ジェルジンスキー [wikipedia.org]、ヤゴダ [wikipedia.org]、エジェフ [wikipedia.org]にベリヤ [wikipedia.org]とかですよね。
NKVDやMVD時代を含めると1922-1953年でほぼ30年。
#あまりにオフトピだけどIDでいいや。
RAMDAC (スコア:1)
GPUではないけれど、
IBMの220MHzのRAMDACが良かったです。
七宝焼きみたいなパッケージもすてきでした。
ナナオのディスプレイと相性が良かったです(MatroxのRAMDACはオーバーシュートがきつすぎる)。
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:2)
SCSI、MIDI、NIC、VIDEO+SERIALにしていたあの頃
#高速シリアルが欲しくてVLバスカードを諦めたのさ
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:1)
お仲間ですね:-)
私のはCirrus LogicのCL-GD5434でした。確かBuffaloだったかな?
当時はCanopusが頭ひとつ抜けたハイエンドカードを出していた記憶ですねぇ。
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:1)
ナナオのCRTにつないで高解像度でグラフを表示するため、カノープスのPowerWindow805iをつないでました。EPSON PC-486noteASにアイ・オーのCバス拡張ボックスつないで。もはやそれはノートパソコンではなかった…。
ナナオのCRTはもちろん自分のものじゃなくて、昼間は研究室のMacintoshにつながっていたもの。夜とか週末とかMacを使う人がいないときにこっそり。そう、1995年1月17日未明もやってたのを鮮明に覚えてます。
Jubilee
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:1)
ああ、当時の事情をご存じないんですね。ナナオのCRTというと、90年代半ばには高級品の部類で、とても貧乏学生に買えるような代物じゃなかったんです。でかい研究費を当てた教授が当時すごく高かったMacintoshと一緒に導入した品でした。
Jubilee
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:1)
アイオーはC-BusのS3搭載品出してないはずなので、
カノープスのC-Busか、アイオーならCirrus LogicかTrident、もしくは
アイオー製グラフィックチップ1280ALあたりではないでしょうか。
……アイオーデータがグラフィックチップを独自に作っていたすごい時代でした。
Re:Cバス用もあった事を何人が覚えているか。。。。 (スコア:1)
PC9801BX3にWindows3.1をインストールするのにグラフィックアクセレーターを購入した懐かしい思い出
Re:GPU (スコア:1)
MOV [640],AL
MOV AX,00C8
MOV [0648],AX
途中省略
MOV BX,0640
MOV AH,45
INT 18
XOR AX,AX
IRET
昔、こんなことやってたんですねぇ
Re:GPU (スコア:2)
PC-9800でBIOSを使っての線分の描画、かな。
#何故にiret
Re:GPU (スコア:1)
広義にビデオチップ全体を称するならGPUなんて言わずに素直にビデオチップと言えばいいのにねぇ
GPUと言うと何か高級感があるのだろうか?
個人的にはGPGPUの出来るものこそがGPUという印象があるのだが
Re:GPU (スコア:2, すばらしい洞察)
そう言われてしまうと、逆に「ビデオチップや(グラフィック|ウィンドウ)アクセラレータと言われると、今のGPUは入らないのか」という印象を持つ人もいるでしょうから難しいですね。
# 別に通じりゃええやん派なのでAC
Re:GPU (スコア:1)
そしてお互いに通じているつもりで実は全然別のことを話していたという悲劇を招くと
Re:GPU (スコア:1)
雑談がサイトなのだからそのような蒟蒻問答もまたよいと思うぞ
Re:FM-8 (スコア:2)
最近コンピュータが小さくなってきているので,
また、キーボードスタイルのパソコンが可能ではないでしょうか。
(ノートパソコンからディスプレイを取るだけになってしまいますか)
プリンタ付きのノートパソコンも欲しいところです。
Re:FM-8 (スコア:2)
ガス屋か電気屋か忘れたけどうまいもんを作るもんだ
なんていってる間に今やタブレットが主流だもんな・・・
Re:このトピック、加齢臭が... (スコア:2)
あー、そうか。30年という歴史は、ちょうど私自身のPC経験とほぼ重なる長さです。そりゃ加齢臭もしますね、これは…。
# 30年より前? ナイコン族でしたよ。
Re:とりあえず (スコア:2)
その系列でPC用だと、KYROが有った。
#某オンラインゲームでOSを巻き込んでフリーズするから、使い物にならなかった
Re:とりあえず (スコア:1)
PowerVRはまだまだAndroidで現役だもの。
博物館アイテムとは言えない
Re:とりあえず (スコア:2)
AndroidでPowerVR系って少なくないですか?
…と思ったけど、安いタブレットなんかは多いのかな。
iOS(iPhone)はずっとPowerVRですね。
Re:とりあえず (スコア:1)
雑誌記事中では、「PC9801で採用されたGDCの写真」と称して、μPD7220ではなく、μPD3301が写ってるぐらいですからねぇ。
私は型番が記憶に無かったんですが、ググったところPC-8001に使われていたCRTCチップ [autumn.org]らしい。
あの変態アトリビュートなCRTCか…
#GPUを、「単なるフレームバッファ(を実現するビデオチップ)」から一歩進歩した、「VRAMに対する描画処理を実装したチップ」と考えると、その走りはやっぱりGDC(μPD7220)だよなぁ。
#解説書籍を片手に試行錯誤して、線が引けた時にはすごい感動したものですが…
Re:CPU特集はないかなあ? (スコア:1)
つ 週刊アスキー11/18号 No1003(11月4日発売) [ascii.jp]
週刊アスキーにしてはパソコン誌みたいな記事だった。
Re:CPU特集はないかなあ? (スコア:1)
週刊アスキーにしてはパソコン誌みたいな記事だった。
「月刊ASCII」とは別物とはわかってはいるものの、年寄りは違和感を感じるこの文章...
Re:Weitek Power9000 (スコア:1)
PC-921As2を買った際、メルコのWSP-L(だったはず)というグラフィックボードを買ったけど、Power9000というチップ自体は当時最速なのにドライバのできが悪くて遅かったという悪い思い出があります。
安定性は良かったんだけど、いつまで待ってもドライバの改良はされず、ちょっと待ってカノープスを買っておけばと後悔しました(ローカルバス対応としては、98の最初期の製品だった)。
とはいえ、初めて買ったパソコンだったし自分のマシンで高解像度表示ができたので思い出深い製品です。
Re:Weitek Power9000 (スコア:1)
当時はメルコの社訓というか社長による号令「拙速であれ」の本音と建前がブレることなく同居していた時代。
// 今はもっとましだと信じたいところだが。。。
Re:自身に描画能力を持たない (スコア:1)
88といえば、画面を消去したいとき、VRAMにLD命令で書き込むと遅いので、
VRAMの終了アドレスをスタックポインタにセットしてPUSH命令で書き込むと、
1命令で2バイトずつ書き込めるので速いというテクニックがありました。
もちろんPUSH命令を複数並べて、ループ回数を減らすのは基本です。
あの頃の経験は、今でも無駄にはなってないと信じてます。
Re:自身に描画能力を持たない (スコア:1)
いや、ここではシリーズの意味で書いたんで。
機械語でガリガリとゲーム作ってた人間なんで、そこら辺は認識してますよ。
MZ25のPCGは確かに羨ましかったな。
X1はVRAMが16bit I/Oの向こうで、遅かった。
その後X68k買ったらVRAM構造は違うし、奇数アドレスのアクセスエラー(MPUの仕様)で混乱したり。
多種多様さがもろ分かりで面白かった。
実ハードまで何層も挟まった今、しみじみと…当時のやり方に戻っていいのかと言われると困るけど。
Re:Number Nine Visual Technology (スコア:1)
#当時 IBM DACか TI DAC レベルのもの積んで 2D 画質がまともなものってそんなに選択肢があったわけでもなかったですし。
Re:Macは? (スコア:1)
#RasterOps は Radius に吸収合併されたので名前を出すなら Raduis を上げるほうがいいと思う。国内メーカとしてInterware を出すならともかく。