パスワードを忘れた? アカウント作成
9758906 story
ストレージ

ハイブリッドドライブには8GBのフラッシュメモリーで十分? 97

ストーリー by headless
同等 部門より
Seagateによると、ハードディスクとフラッシュメモリーを組み合わせたSSHDでは、8GBのNANDフラッシュメモリーを搭載すればSSDと同等のパフォーマンスが得られるそうだ(TechWeekEuropeの記事本家/.)。

仕事で使われるコンピューターが読み込むデータの総量は1日平均19.48GBだが、約10GB分は重複したものだという。そのため、ユニークなデータは9.59GBのみで、フラッシュメモリーは8GBあれば十分だそうだ。また、2.11GBのフラッシュメモリーがあれば、SSHDのパフォーマンスはSSDの95%に達するとのこと。もちろん、大量の新しいデータにアクセスする必要がある場合にはSSDの方が有利だが、平均的なユーザーは違いを体感できないそうだ。Seagateでは、将来的にすべてのハードディスクがフラッシュメモリーを搭載することになると予測しているとのことだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 17時46分 (#2438598)

    現行のSeagate SSHD ST1000LM014は確かに8GBのフラッシュが乗ってるんだけど、
    当初発表では、上位機種として32GB フラッシュ搭載版が予告されていた。

    その後、メモリ市場の急激な復調で調達コストがはね上がって、32GB版がコスト的に
    全く見合わなくなったから、都合の良いデータ引っ張り出して言い訳してるんですよ。

    フラッシュを外部調達に頼っているSeagateにとって、調達コストが跳ね上がったのは
    相当なダメージ。ハイブリッドドライブのライバルである東芝はフラッシュを内製している
    SSDメーカーそのものでもあるので、コスト的には全く勝負にならなくなってしまった。

  • 現状だと (スコア:3, 参考になる)

    by AmAsAwA49 (46301) on 2013年08月10日 14時36分 (#2438526)
    OSとかコアの部分をSSDにして、データファイルとかはHDDにするのがいいのかな?
    • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 14時56分 (#2438533)

      OSをSSDにすれば、起動やシャットダウン、サスペンドがは速くなると思うんですが、OS起動後はメモリにOSが乗るのであまりSSDの恩恵はなさそうな気がする・・・

      ファイルを頻繁に更新するような作業をする場合はOSよりも作業領域をSSDにした方が快適な気がする

      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2013年08月10日 15時08分 (#2438541)

      それに加えて, 各アプリケーションプログラムが使用する細かいワークファイルやローカルキャッシュファイルをRAMディスクに置いて, 適当なタイミングでバッチ的に退避・同期させるのがいいんじゃないかと.

      細かい書き込みを頻繁に行うのはSSDが比較的苦手とする処理で寿命にも影響するし, それに主記憶が8GBほどあれば1〜2GB程度RAMディスクにまわしても大丈夫でしょうし.

      # メモリをそれほど消費しない用途のクライアントPCの話ね

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        仮想メモリを積んでる現代的なOSでRAMディスクって言うのが個人的には全く無意味だと思うんですよね。
        RAMディスクで効率が良くなるようだったら、それは、仮想メモリのチューニングで同じ事が出来るわけで・・・。
        • by Anonymous Coward

          仮想メモリとディスクキャッシュを混同してません?
          また、RAMディスクはディスクに書き込まないデータを明示的に決定しますが
          ライトバックなディスクキャッシュでの書き込みは、すべてのデータがディスクに書き込まれる保証はありません。

          >細かい書き込みを頻繁に行うのはSSDが比較的苦手とする処理で寿命にも影響するし
          HDDに比べればSSDの方が得意でSSDを使う理由の一つでもあるけどな。

          • by SteppingWind (2654) on 2013年08月10日 21時28分 (#2438689)

            >細かい書き込みを頻繁に行うのはSSDが比較的苦手とする処理で寿命にも影響するし
            HDDに比べればSSDの方が得意でSSDを使う理由の一つでもあるけどな。

            いえ, 現在のSSDの主流であるFlashメモリでは, 内部的な書き込みの単位はハードディスクなどの512バイトや4096バイトといったレベルではなく, 数10kB(おそらくは64kB以上)から1MB単位のブロックで行われます. また, Flashメモリでの書き込み処理は, 既存のデータを保持した状態から別のデータを書き込むのではなく, 一旦ブロック全体を消去して, そこに新しいデータを書き込むという手順になります. この時, ブロックを消去するのにかかる時間はブロックに書き込む時間よりもはるかに長いため, 多くのSSDではあらかじめ消去しておいたブロックに変更後のデータを書き込むことにより, 見かけ上の書き込み速度を上げています.

            そのため, SSDで小さなデータを多く書き込む処理を行った場合, インターフェイス側から見るデータ量よりもはるかに多くのデータ量に対応するブロックを書き換えなければならないことになり, 事前に消去しておいたブロックの底がついた場合にはプチフリというような形で急激な速度低下が発生することになります.

            # このあたりの挙動はコントローラやファームの出来で大きく変わりますが

            一般的なSSDという話で, バッテリーバックアップRAMディスク(エンタープライズ向けデータベースサーバなんかで使われるやつ)を考えるのなら, 確かにその通り.

            親コメント
            • by kmra (33703) on 2013年08月11日 0時38分 (#2438756) 日記

              そのため, SSDで小さなデータを多く書き込む処理を行った場合, インターフェイス側から見るデータ量よりもはるかに多くのデータ量に対応するブロックを書き換えなければならないことになり, 事前に消去しておいたブロックの底がついた場合にはプチフリというような形で急激な速度低下が発生することになります.

              動作はその通りだと思うのですが、4000MB分の4KB Random Write (CrystalDiskMark)だとSSDがHDDより圧倒的に速いようです。

              SSDの例として、PCWatchにの記事にあるIntel Solid-State Drive 520/320でのCrystalDiskMark 4000MBの結果を見ると
              http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20120207_510153.html [impress.co.jp]

              Intel Solid-State Drive 520 [intel.com]のランダムライト4KBは81.70MB/sなので
              81.70*1024/4=20915IOPS

              Intel Solid-State Drive 320 [intel.co.jp]のランダムライト4KBは39.01MB/sなので
              39.01*1024/4=9987IOPS

              これに対して7200rpmのハードディスクだと
              MARSHAL MAL2500SA-T72のランダムライト4KBは0.973MB/s [thinkpad-t.net]なので
              0.968*1024/4=248IOPS

              条件にもよりますが、上記の例ではSSDがそれぞれ、40倍、84倍速い様です。

              ところで、FlashメモリのBlock Eraseは単位が大きいので、スループットとしてはPage Writeとそれほど変わらなかった筈ですよ。

              親コメント
        • by Anonymous Coward

          OSの仮想メモリが過去のアクセスパターンからキャッシュの取捨選択を判断せざるを得ないのに対して、RAMディスクではこれからの使い方を考えながらユーザが内容を取捨選択できるので、仮想メモリでは不可能なチューニングも可能。無意味ではないと思うよ。
          たとえば、高頻度で使用していたデータを以後使わなくなる場合とか、1回限りのデータ使用をOSのレイヤーで判断するのは困難なので、ユーザがRAMディスクに入れるデータをきちんと管理できればより高いパフォーマンスを期待できる。

          自分の例だけど、先日複数のISOファイルを使用してVMにOSを入れるという作業を何回か行ったんだけど、もう使わないISOファイルもOSはキャッシュし続けてしまう。
          そのISOファイルをもう使わないというユーザ側の事情をOSは判断できないから当然なのだけど、ユーザ自身はもう使わないことを知っているから、RAMディスクであれば必要な期間だけISOファイルを入れておくということができる。

          まぁ、割と極端なケースだとは思うけどRAMディスクのほうが有利なケースもあるということで。

    • by denchu (6847) on 2013年08月10日 17時14分 (#2438591)

      OSの起動モジュール部をSSDにして、それ以外をHDDに…ってするのが一番良さそう何ですよね。
      現状 Windows は難しいのかなぁ。
      Linux は頑張ればなんとかなりそうなのかな。
      iOS (OS X)はどうなんだろう?

      #Windows はいい加減ユーザフォルダを別バーティションに入れる仕組みを用意して欲しい。

      親コメント
  • by miyuri (33181) on 2013年08月10日 14時45分 (#2438528) 日記

    HDDからSSDに換装すればOKだね。

    • by Anonymous Coward

      しかし最低64GBぐらいは必要だろうし、それだとまだSSDの方が高い。

    • by Anonymous Coward

      これは良く使うからSSDに入れて
      これはたまにしか使わないからHDDにいれて
      って人が判断しなくてもそこそこのパフォーマンスと大容量が得られるってところがミソなんじゃないか?

  • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 15時05分 (#2438538)

    会社のパソコンだと、サーバーで共有しているファイルをアクセスすることが多いかな?
    OSとよく使うプログラムが、SSDに入っていればいい。
    ローカルドライブには、それ程データをおかないから、容量は、それ程必要ない。

    • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 15時36分 (#2438558)

      突き詰めるとシンクライアントですね。
      サーバはNASと同じラックに入れて、NASとサーバの間に高速な高速なネットワークで繋いでおけば、シンクライアントの方が体感速度がローカルPCからNASにアクセスするよりも快適に使えるって言うやつ。
      最近3D CADのシステムをこの手の奴に置き換える例があって、パフォーマンス落ちるだろう正気かと思ったのだが、実際には大きなデータを扱う場合、この方がよいらしいとか。

      3年後ぐらいには中小企業にも導入する所が増えてくると思う。
      ただこの時はハイブリッドドライブではなくて、HDD+SSD でZFSのようなより効率の良いファイルシステムで構築することになる。

      親コメント
  • 職場一斉ウィルススキャンデーの日は全ファイルにアクセスされるんでSSDがいいです。

    # ディスクアクセス時のリアルタイムスキャンはSSHDで早くなるのかな。
    --
    # yes, fly. no, fry.
  • 従来だったら、書き込み回数の問題があるので、ReadOnlyなファイルをSSDに、そうでないデータをHDDにという住み分けがされていたと思われます。
    HDDにSSDキャッシュを積むとなるとHDDがSSDなみの書き込み回数を持つことになり、HDDの書き込み回数が制限され、利点が無くなってしまいます。キャッシュなのでなおさらです。
    結局、SSDの代用的な使い方しかできません。
    したがって、「将来的にすべてのハードディスクがフラッシュメモリーを搭載する」というのはさすがにないような気がします。
    頻繁に書き込むファイルはキャッシュ対象から外すといった、キャッシュアルゴリズムが必要になるのでしょうか。

  • SSDって、内部で複数のチップに並列アクセスして速度上げる仕組みだと思うんですけど、
    SSHDの場合、8GBで同世代のSSDに対抗できるほど並列度上げれるもんなんでしょうか?

    容量の小さいチップ沢山使えば並列度上げれるんでしょうけど、
    それだとSSDとコストが変わらなくなりそうだし。

    • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 20時47分 (#2438674)
      Micron製の特製SLC 積層フラッシュメモリ [storagereview.com]使っているので、インターフェース幅は分かりません。SSDがインターリブで速度を稼いでいるのは、書き込みなのでキャッシュ用としてはそれほど並列性は必要ないとは思いますが。Mac二台で500GBの、Windowsノート 1台で750GBのMomentus XT 使っていますが、HDDよりは圧倒的に速いです。ただSteamでゲーム沢山インストールしたり、iTunesの母艦にするならともかく、普段使いのノートパソコンで200GB以上ののSSDを選択できるならそのほうが幸せです。
      親コメント
  • ハードディスクメーカーの ハードディスクを売ろうとする嘘に感じます。 1日にアクセスするデータサイズと 繰り返し使用するデータのサイズは異なります。 例えば1週間旅行に出かけて 毎日、8GBずつ写真を撮影して 帰ってから毎日8GBずつ写真を ハイブリッドドライブで編集したとき 1日に処理するデータは8GBですが そのデータはすべて フラッシュにキャッシュされておらず ハードディスクに入っているデータで アクセスに時間が掛かります。 編集するときにはDRAMを使うので フラッシュがあってもなくても速度は同じです。 SSDに比べてハイブリッドドライブは 性能面での不利があると思いますね。
    --
    -- 風は東京に吹いているか
  • サーバ用で使うRAIDカードはwriteキャッシュする場合には障害などによる電源断でデータ消失が起きないよう、バッテリ(電池?)をRAIDカードに乗せて対策しています。電気が来なくなった後でもバッテリの電気でキャッシュの内容をHDDに書き込むんだね。
    SSHDではそういったバッテリは搭載していないと思うんだけど、書き込み中に電源障害が発生すると何が起きるんでしょう?
    SSHDのフラッシュメモリが不揮発性なら、次に電源が投入された時にHDDへ書き込めばいいんだろうけど、どうなんだろう?

    一般のPC用とはいえ、8GBのwriteキャッシュがフラッシュされずに電源落ちたら災害だよね…
  • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 15時07分 (#2438540)

    パフォーマンスという点では確かにそうなのかもしれない

    が、ガシガシ持ち歩いて使いたいモバイル用途では耐久性(耐衝撃?)でSSDの安心感がほしい
    最近ノートPCのラインナップを見てるとSSHDばっかりでなんだかなーという気分になる
    少し前だったらSSDを積んでたカテゴリでも今だとSSHDになってるのが多いし

    # いや実際のところSSDだから手放しに安心というわけでもないだろうし
    # HDDだってそれなりの努力はしてるのだろうとは思いますが

  • by Anonymous Coward on 2013年08月10日 15時10分 (#2438544)

    ST750LX003マジ快適

typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...