米アラスカ州、大規模な地熱発電所の建設を計画 9
ストーリー by mhatta
火山のおかげ 部門より
火山のおかげ 部門より
capra 曰く、
米アラスカ州が、大規模な地熱発電所の建設を計画しているようです(The Future of Things、本家/.記事より)。火山や温泉を活用し、州全体の電力需要の25%は地熱発電で供給できると見込んでいます。州政府は発電所建設のために、州内最大級の活火山であるスパー山やオーガスティン山の土地を調査する業者の公募を実施する予定とのことです。
ちなみに、本家のコメントによると地熱発電先進国はアイスランドであり、国内の総電力需要の2割を地熱発電で賄っているとのことです。
アラスカなら (スコア:2, 参考になる)
って、求人広告が引っかかるのね [jobdirect.jp]。
次はアラスカだよ~って。
環境汚染大丈夫なのかなぁ (スコア:1)
そこら辺大丈夫なのでしょうか?
Re:環境汚染大丈夫なのかなぁ (スコア:2, 興味深い)
排水とかいろいろ問題があったのですが、最近のものは自由地下水とか
高温でタービンをぶん回すために高温岩盤層に水を圧入して
高温蒸気のかたちで地上まで持ってきて使った後の水をまた圧入する
というやりかたをしますので、復水後の水質にさえ気をつければ
メンテナンスコストは相当下がります。
強いて言えば硫黄による設備の硫化が技術的課題です。
なんで地熱が流行らないか、というと、でっかいプラントを
国立公園内のあっちこっちに作れないからです。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
日本も地熱メインに切り替えるべき (スコア:0)
海外に依存しなくても良いじゃないか。
Re:日本も地熱メインに切り替えるべき (スコア:2, 参考になる)
長期的には冷めてしまいます。
というわけで地下の熱エネルギーも厳密には限りある資源です。
マグマ直火炊きの冷めない岩盤層は深すぎて実用化が困難。建設可能な個所も限られます。
従来の地下熱水を利用する地熱発電が進まないのは、源泉への影響を懸念して近隣
温泉街から建設反対運動の動きがあったりするためで、温泉大国の日本で回避するのは
なかなか難しいことです。
高温乾燥岩体を利用する地熱発電といっても、同様の理由で反対運動が起きるのではな
いでしょうか?
技術者としては「影響力0%」とは言えないですしね。
Re: (スコア:0)
このへんは計算できますが、計算できない阻害要因は「環境保護」派の世論操作です。
日本の場合、温泉問題・公園問題があり環境省が認可すればフィリピン並か、それ以上の発電量を確保できますが、
できない/しない/させない 技術ではない要因があると見ています。
一応、表面上は、景観問題という「人の感性」を満足させるデザイン技術の問題みたいなことになっていますが
それだけで済む話なら日本で現在の未開発状況は説明できないと思います。
Re: (スコア:0)