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セキュリティ

悪玉ハッカーを意味する「ブラックハット」は差別用語か? 米専門家らが議論

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
セキュリティ業界において「悪玉ハッカー」「善玉ハッカー」を意味する「black hat」「white hat」という用語を置き換える提案に対し、セキュリティ界隈が反発、ちょっとした議論になっている(ZDNet Japan)。

英語圏では現在、黒人暴行死事件を受けて、人種差別に繋がるIT用語を排除する動きが広がっている(関連リンク:英国家サイバーセキュリティセンター、用語「whitelist」「blacklist」を使用中止へGitのデフォルトブランチを「master」から「trunk」に変更する動き)。

Googleのセキュリティ責任者を務めるDavid Kleidermacher氏は米国時間7月3日、世界最大規模のセキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2020」での講演を辞退するとともに、「black hat」「white hat」という用語の変更をTwitterで呼び掛けた

しかし、専門家の大多数は同氏の主張に賛同しなかったという。これらの用語は西部劇のお約束(正義の味方役が白い帽子を、悪役が黒い帽子を身に付けること)に由来しており、人種差別や肌の色とは関係がないことが理由として挙げられている。同氏は、由来がどうあれ、こうした用語が「ブラック=悪」「ホワイト=善」という固定観念を生むと反論している。

なお、事件以前から黒人による抗議の声はあるようで、「倫理的/非倫理的なハッカー」を意味する「Ethical / unethical hacker」が価値中立的な用語とされているようだ。

タレこみ子としては和製英語の「ブラックハッカー」「ホワイトハッカー」に違和感を覚えるが、日本にまで飛び火してくることは当分ないだろう。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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