パスワードを忘れた? アカウント作成
13965272 submission
原子力

日本人のチェルノブイリ原発事故情報漏えい朝日スクープのせいで、情報統制した故天野之弥IAEA事務局長

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
http://agora-web.jp/archives/2040517.html
天野氏は、前任者エジプト人のモハメド・エルバラダイ氏とは機密情報の取り扱いで大きく違っていた。3期、12年間、事務局長を務めたエルバラダイ氏(任期1997~2009年)は北朝鮮やイランの核関連情報をメディアなどに流した、というより、核関連情報を恣意的に部外に漏らすことが多かった。彼がメディアの人気者となり、北問題が激化した時、同氏は連日、CNNなどの欧米メディアのインタビューに応じていた。特に、CNNの常連パートナーだった。
そのエルバラダイ氏から事務局長ポストを継承した天野氏は2009年12月に就任すると核関連情報の保全問題に力を入れ、高官や職員に対しては機密情報の取り扱いについて厳重注意をしてきた。
天野氏が事務局長就任早々機密情報保全に力を入れたのは、天野氏が日本人事務局長だったからだ。IAEAでは日本人は直ぐに情報を漏らす、という有り難くないイメージを持って受け取られてきたためだ。以下、その理由を簡単に説明する。
故天野之弥氏の前のエルバラダイ氏の更に前の事務局長で16年間、IAEAのトップだったハンス・ブリックス事務局長(元スウェーデン外相)時代、ソ連でチェルノブイリ原発事故が1986年に発生したが、ソ連政府が事故後、その調査報告書をIAEAに通達した。ブリックス事務局長(任期1981~97年)は記者会見でその内容を発表する考えだったが、数日前、日本の朝日新聞がその全容を掲載した。日本の新聞にソ連の事故報告書内容がリークされたことを知ったブリックス氏は怒り心頭、リーク源の広報部長(当時)だった日本人部長を即解雇する考えだったが、事の鎮静化に乗り出した日本外務省の要請もあって同広報部長をジュネーブの国連に左遷することで妥協した。それ以後、IAEAでは日本人職員の評価はよくなくなったわけだ。
朝日新聞のウィーン特派員(当時)は日本人の広報部長からソ連政府の事故調査報告書のコピーを手に入れたのだ。
当方は後日、同広報部長と会い、その経緯を聞いた。朝日新関の世紀のスクープは、IAEA広報部長のデスクの上にあった報告書を盗んだことだ。特派員はそのコピーを東京本社にファックスで送り、待機していたロシア語教授たちに翻訳させ、翌日の朝刊にその概要を掲載した。
そのような歴史があったから、天野氏は殊更機密保全には気を使ったわけだ。

情報元へのリンク
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

読み込み中...