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日記

毎月勤労統計の問題はCOBOLプログラムのミス

タレコミ by maia
maia 曰く、

厚生労働省の「毎月勤労統計」に、2004年から2017年まで誤りがあったということで問題になっている(朝日の記事特別監察委員会の調査報告書)。統計の信頼性は重大な問題だが、経緯は少々複雑で、手続き上の問題もさることながら、初歩的な計算上のミスがあった(池田信夫氏の勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」)。2004年に中小企業の抽出率を上げるのと同時に東京都の大企業(従業員500人以上)だけ抽出調査にしたが(大企業は本来全数調査)、システム更改時に、抽出した調査結果を復元処理するのを忘れていたという。1/3を抽出したら、3倍に復元しないと全国平均がずれてしまう。統計調査に係るシステムの言語はCOBOLで、改修は外注ではなく内部で行っているが、「システム担当係で COBOL を扱える者は1人又は2人に過ぎなかった」。バグがあっても、ダブルチェックが働かなかった。そして2018年にサンプルの入替方法の変更にともなう改修に併せ、復元処理を入れた。14年間気づかなかったバグに、システム更改時に気づいて(黙って)修正したようだ。その後、統計数値の上振れについて指摘された。

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