中古スマホを格付けし中古市場を活性化。NTTも参加か？

あるAnonymous Coward 曰く、

総務省と中古スマートフォンの業界団体は、中古スマホの普及拡大策に取り組むそうだ。近く両者で検討会を設置し、消費者が安心して購入できるような民間の指針を10月にも策定するという。検討されている民間指針では、傷や電池などの状態に応じて品質を「S」「A」「B」などと等級で表示する。また、スマホ内の個人情報やデータを完全に消去することを保証するルールも指針に盛り込む。

データの取り扱いを懸念する消費者を考慮し、中古業者に安心してスマホを売却できるようにするとしている。9月末にガイドラインをとりまとめ、10月中旬の公開を予定している。こうした動きに合わせて、NTTの澤田純社長も中古品も含めた携帯電話の販売と回線契約をインターネット上で完結できるよう検討する考えを明らかにした。澤田社長は中古端末流通の促進に向け、自社回線以外で端末を使えなくする「SIMロック」の解除までの期間短縮も「あり得る」と述べている。

SIMロックは現在、原則として購入後100日間解除できないが、公正取引委員会は中古端末流通の妨げになるなどとして、独占禁止法上の問題となる可能性を指摘している。もし、業界最大手のNTTドコモが、中古スマホの国内流通やSIMロック解除期間短縮に乗り出せば、ソフトバンクやKDDIも追随することで新たな競争が生まれる可能性もあるとしている（読売、日経、産経、iPhone Mania）。