米カリフォルニア州ストックトン市でベーシックインカムの実験予定

あるAnonymous Coward 曰く、

今年の後半にカリフォルニア州のストックトン市で、ユニバーサル・ベーシックインカムの実験を行う計画があるという。27歳でストックトン生まれのスタンフォード大学卒業生でもあるMichael Tubbs市長は、市民約100人に対して、毎月500ドルの現金を無条件で支給する考えだとしている。実験期間は18ヶ月間で、期間中は研究者によって、受給者の健康、育児、教育、ウェルビーイングの状況が調査される。このタイプの経済支援が受給者の生活にどのような影響を与えるかが評価されるという。

ストックトンは貧困率が25％に達しており、長年にわたって破産、暴力犯罪、最近では高級化に伴う家賃の高騰と貧困に苦しんでいるという。自動化のために大規模な雇用喪失の脅威が近づいていることを踏まえると、こうした実験は必然だとする考えであるようだ。資金は非営利団体｢Economic Security Project｣の資金提供によって行われる模様（The Los Angeles Times、Lifehacker、Slashdot）。