米国はパリ協定から脱退するのか。米国脱退で中国やインドは影響力を増す可能性も
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ドナルド・トランプ大統領が地球温暖化対策の国際協定である「パリ協定」から脱退するかどうかについて注目が集まっている。5月8日から18日にかけてドイツ・ボンで行われる国連気候変動ボン会議は、パリ協定のルール作りに関する交渉が行われる。同会議はトランプ大統領就任後の初の国連会議。トランプ大統領は温暖化対策の見直しを進めており、大統領選では脱退を公約にしていた。
中国、EU、インドなどのCO2大量模排出国は、今世紀中にクリーンエネルギーに移行し、温室効果ガスを段階的に削減する方針を再確認した。トランプ大統領は対照的には石炭事業の拡大を目指している。現状、中国とインドはパリ合意の目標を上回るペースでの削減を進めている。両国はトランプ大統領が脱退してもその影響は少ない、むしろ自国の国際影響力は増すと考えているようだ。トランプ大統領は今月26~27日のG7サミット後に、協定にとどまり内容変更を目指すか離脱するかを判断するとみられている(Reuters、時事通信、Bloomberg、Slashdot)。
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