yamajun88 曰く、
欧米で麻疹が大流行している事態を受け、貧困国へのワクチン供与を行っている団体 GAVI Alliance の Seth Berkley 代表は、Faceboook の「fake news war room」が反ワクチン情報の拡散を監視するよう提言した (ヤフーニュース、telegraph)。欧州では麻疹の発症例が過去 10 年来で最多となり、米国でも今年すでに 5 か所で麻疹の集団感染が起きている。麻疹の感染拡大には、Facebook や Twitter で反ワクチン情報が拡散されていることが影響しているという。Berkley 氏曰く、「SNS での反ワクチン情報の拡散は速く、予防接種率が 80~90% だった地域で、短期間に 5% 程度まで落ち込んだ事例もある。」
Berkley 氏は、Facebook 本社の「fake news war room」が反ワクチン情報を監視すべきだと主張する。Fake news war room は選挙戦でのデマ情報の拡散を阻止するための部署で、最大 40 人の従業員が投稿を監視している。
WHO は今年に入り、「世界の健康に対する十大脅威」にエボラウイルス・大気汚染・肥満などに並べて「ワクチン接種の忌避・躊躇」を挙げている。Berkley 氏は、反ワクチンの誤情報が人の死につながることもあり、フェイクニュースに気を配るなら公衆衛生にもそれと同程度の注意を向けてほしいとしている。