Epson America、廃インク吸収パッドの交換についてサポート文書を更新 33
ストーリー by headless
限界 部門より
限界 部門より
エプソンのインクジェットプリンターが廃インク吸収パッドの吸収量限界を理由に使用できなくなるのは計画的な製品寿命の短縮だなどと批判を受けていたのだが、Epson Americaがサポート文書を更新した
(The Verge の記事、
Ars Technica の記事)。
Epson America は廃インク吸収パッドの限界メッセージ表示を短期間無効化する 1 回だけ利用可能なユーティリティー「Epson Ink Pads Reset Utility」を提供しており、その FAQ をまとめたサポート文書で廃インク吸収パッドについて解説していた。
サポート文書ではこれまで、平均的なユーザーは廃インク吸収パッドが限界に達する前に他の理由でプリンターの買い替えを行うことになること、ユーザーによる廃インク吸収パッドの交換を可能にすると価格が上昇すること、サービスセンターでの廃インク吸収パッドの交換は低価格プリンターに対するいい投資とはいえないことなどを挙げ、交換に否定的だった (Internet Archive のスナップショット)。
更新後のサポート文書では荷造送料を含む低価格な廃インク吸収パッド交換サービスや、地元の認定修理業者による交換が可能だという記述が追加されており、交換に肯定的な内容に置き換えられている。
Epson America は廃インク吸収パッドの限界メッセージ表示を短期間無効化する 1 回だけ利用可能なユーティリティー「Epson Ink Pads Reset Utility」を提供しており、その FAQ をまとめたサポート文書で廃インク吸収パッドについて解説していた。
サポート文書ではこれまで、平均的なユーザーは廃インク吸収パッドが限界に達する前に他の理由でプリンターの買い替えを行うことになること、ユーザーによる廃インク吸収パッドの交換を可能にすると価格が上昇すること、サービスセンターでの廃インク吸収パッドの交換は低価格プリンターに対するいい投資とはいえないことなどを挙げ、交換に否定的だった (Internet Archive のスナップショット)。
更新後のサポート文書では荷造送料を含む低価格な廃インク吸収パッド交換サービスや、地元の認定修理業者による交換が可能だという記述が追加されており、交換に肯定的な内容に置き換えられている。
一応の理屈はある (スコア:2)
廃インク吸収パッドの必要容量はざっくり印刷枚数に依存し間接的に最大印刷枚数を制限するわけですが、プリンタは機械ものなのでどっちみち整備なしに正常に印刷できる最大枚数には限りがあり、廃インク吸収パッドの容量が指標値として適切かどうかはともかく、最大印刷枚数を制限すること自体には合理性があるんだそうです。
ところがそうすると、それならばその設計上想定されている最大印刷枚数の値はリーズナブルな値なのか、制限する合理性を傘に着て計画陳腐化しているのではないのか、という疑問が生じるわけで……
Re:一応の理屈はある (スコア:1)
調べてみたらエプソンの最近の機種は廃インクパッドを交換できるようになってるみたいですね。
ただ交換式にしたことで機種によってはパッドのサイズが小さくなり、必然的に何度か交換する必要があるようなので、メーカーの言う『ユーザーによる廃インク吸収パッドの交換を可能にすると価格が上昇する』になってるのかも。
Re: (スコア:0)
ところがフチなし吸収材の方は交換式ではないんだよな。
縁なしで写真印刷するとかなりのインクがうち捨てられてしまうというのに。
こっちもユーザーが交換できるようにしてほしい。
Re: (スコア:0)
ヘッドクリーニングをやり過ぎたのか、限界が来る前に紙が汚れるようになった事がある。
のでまあ、無限に使えるインクジェットプリンタを作るにはそこを何とかしないとダメなのは分かる。
交換可能にしないなら、何枚印刷できる想定かとか、何回インクを交換するぐらいまで使えるかは仕様書に書いておくべき。
Re:一応の理屈はある (スコア:2)
いや、あわせてレールや歯車の点検交換のような重整備が必要になる時期らしいんです。建前としては。ウォッシャー液が補充できないけど補充が必要なほど走ったらオイルやクラッチ板も交換しなければならないはずである設計の車、みたいなイメージですかね。
Re: (スコア:0)
ベンツとかのクリーンディーゼルのAdBlueとか。
車検時に補充すれば十分って事になっている。
廉価品は2万枚程度 (スコア:1)
海外向けのプリンタ仕様書には印刷想定枚数が書いてあったりする。
エプソンだったかキヤノンだったかは失念してしまったが、そのときの記憶をたどると2万枚程度の
意外に少ない数字が出ていて、廉価品だとそれくらいの設計になるのだなぁ、と妙にガッカリしつつ
感心した記憶がある。
Re: (スコア:0)
家庭用インクジェットプリンタで2万枚なら十分多いと思う。
うちだと年賀状の時期だけ100枚以上は印刷するけど、それ以外だと10日に1回印刷するかどうか。
1日平均1枚なら2万枚は54年は使える
あまり高頻度で印刷するのなら
インクジェットプリンタよりもレーザープリンターのほうがよさそう
(レーザープリンターも万枚単位で使うと感光体ユニットの交換はあるけど)
Re: (スコア:0)
メーカーの本音としてはインクジェットはインクタンク以外交換してほしくないんだろうね。落ちにくい液体だし。
低頻度ならコンビニプリントもあるご時世、個人的な考えとしては「自宅にプリンタが欲しい」というニーズが生まれた時点でレーザーにしといたほうが幸せな気がする。
レーザープリンタの場合、トナードラム一体型は主要部品交換はトナー交換時に都度行われるのである意味メンテナンスフリー。
トナードラム分離型の場合、A4プリンタはニーズに合わせていろいろと小さく作っているのでドラム等の耐用枚数が少ない。その点についてはA3対応プリンタの方が
Re:廉価品は2万枚程度 (スコア:2)
レーザーはあのラインごとに起こるヘッド急停止からの逆行がないので、印刷枚数に制約をかける必要も薄いのかなという気がします。インクジェットは棚の上に置くと壊れるんじゃないかという振動をするし、メーカーの視点で見るとやっぱり壊れるんでしょう。
Re: (スコア:0)
おそらく印刷よりもクリーニングで消費するインクのほうが多かったんじゃないかと。
CANONに替えたらクリーニングなんか起動時の自動クリーニングのみでいつも一枚目からきれいに印刷してくれるようになった。
でも、きれいに印刷できた時のEPSONはCANONよりあきらかにきれいだった。
紙とインクがとても無駄に思えたのでいまだにCANONを選んでいる。
Re:一応の理屈はある (スコア:2)
うちのエプソン機はIPAと互換クリーニングカートリッジで一度よく洗ってから詰まり知らずに近いですが、毎回抜けなく印刷された紙が出てきてくれたほうが嬉しいですよね……
Re: (スコア:0)
ま、EPSONとCANONでは、仕組みが違う。
ESPONは詰まり易く、CANONで高品位は大変。
自宅でそんなに高品位はいらない(紙も高いのが必要)ので、CANONが使い勝手が良い?
.... なんて思ったのも何時の事か。
ランニングコストはタンク式。
そろそろ家庭用はフェードアウトかな、、昔のドットインパクトみたいに。
Re: (スコア:0)
ソニー・タイマーじゃあるまいし、いまどきのプリンタの機械的寿命なんて普通のユーザーが気にするほどのものじゃないでしょう
昔のカセット・テレコなんかはやなわな細いゴムベルト使ってたし、ソニーはギア部分のグリスの質が良くなかった(経年変化で固まりやすい)などと言われているが、今のプリンタやスキャナーは歯付きの割と丈夫そうな平ベルトを使ってるので機械的トラブルは大幅に減っているのではないか?
Re: Re:一応の理屈はある (スコア:1)
> いまどきのプリンタの機械的寿命なんて普通のユーザーが気にするほどのものじゃないでしょう
キヤノンの複合機かれこれ5台ぐらい買い替えてるけど、故障で使えなくなる間隔が短くなる一方です。 最近はマジでソニータイマー間隔で、二年持たない。
交換の問題だけではない (スコア:0)
>平均的なユーザーは廃インク吸収パッドが限界に達する前に他の理由でプリンターの買い替えを行うことになること
この主張を見て頭に閃いた言葉:『開き直ったソニータイマー』
Re: (スコア:0)
ソニータイマーって言葉がどんな意味で使われてたか理解してないだろ。
保証期間が少し過ぎたあたりで(まるで計算したかのように)壊れるという意味だぞ。
まぁ、実際にそんな傾向は全く無かったけど。
都市伝説とかネタ扱いだったのは事実ではないからだ。
ソニーが世界最小最軽量とか尖がった製品を作ってた頃は
設計がギリギリだったから耐久性とか放熱に問題が有って故障しやすかったのは事実。
でも故障は購入しては数ヶ月以内が多かったよ。
ソニータイマー (スコア:0)
あなた自身が「使われてた」と書いているように、それは過去の話。
ちなみに、自分の身の回りではソニータイマーが機能した例は多かった。
もちろん、これも最近の話ではなく過去の話。
Re:ソニータイマー (スコア:1)
>過去の話。
貴方、最近ソニータイマーのライセンスが各社にバラ撒かれているのを知らんのですか?
ここ数年、保証期間過ぎたあたりでマザーがイカれるPCが結構増えてるんですぜ。
# 修理屋はだいたい気付いてると思う
Re: (スコア:0)
陰謀論を培養すんなよ...
Re: (スコア:0)
そのライセンス料の支払い先は、ウルトラの星だぞ。
#他コメントが解釈を決めつけているが、そもそもこの語は、ウルトラマン放映後、良い悪いを置いといて、ソニー製品の壊れ方が「まるでカラータイマーのようだ」と表現された処に所以があり、80年代までは、品質管理の技術者を中心に、設計寿命内には壊れない、という好意的な解釈や、計算し尽くされてpた先進的な技術力の象徴と捉える向きもあった。ただ、消費者にとっては、長く使えるのが正義、設計寿命など知ったことか、な訳で、設計寿命を「壊れるように設計した」と捻って解釈する事で、悪いイメージが先行し、都市伝説化が始まったように見える。もしかすると、(大企業の営業ならご存じの通り)他社によるネガティブキャンペーンが背後にあったかもしれないが。
Re: (スコア:0)
>ソニータイマーって言葉がどんな意味で使われてたか理解してないだろ。
ホント、最近のスラド民は字面通りの理解しか出来ない輩ばっかりだな。
#4306425 が言いたいのは「『メーカーが意図的に使わせないようにする』ような状況としては
『ソニータイマー』ってのが PC マニアの間ではすぐに思い出されるね?」って事だよ。
で、ソニータイマーの場合はただユーザーが勝手に言ってる都市伝説みたいなもんだが
今回はメーカーが堂々と『これ以上使わせない』と表明してるので『開き直ったソニータイマー』って表現したんだと思うよ。
# 昔は #4306425 みたいなコメがあったらそれを起点におもしろおかしいネタが続いたもんだがな
Re: (スコア:0)
思い出さねーよ。
何らかのユースケースに則って、寿命設計するのなんて当然の話だろ。
日本では交換してくれるのかな? (スコア:0)
日本でも廉価で交換依頼できる様になるのだろうか?
アメリカだけ?
Re:日本では交換してくれるのかな? (スコア:1)
4,400円で交換してくれてるらしい。メーカーへ送る際の送料は自己負担。
廉価と見るかどうかは人それぞれだろうけど、4,400円には返送料も含まれてるのでメーカー的にはほぼ採算度外視じゃないのかな。
Re: (スコア:0)
まあ金額の適正値は難しいけど、G920の場合ならあのバラし辛さからすれば安い工賃。
Re: (スコア:0)
ウチのEpsonの複合機が廃インクタンクエラーになったときは、半年前に
サポートが終了していて、交換してもらえなかった。
新品のインク6本セットが一箱残っていたので、カウンターリセットソフトで
リセットかけてインクをほぼ使い切るとこまで使ったけど。
Canonの場合も (スコア:0)
そんなエラー初めて知った。
個人でそんだけ使う人はわりと少ない気がするな。
Re: (スコア:0)
ただ、この件は新しいプリンタの吸収体を保証で交換して、それ以降トラブルが生じてからじゃないと、会社の人には言えない。
Re: (スコア:0)
CannonのPM770を詰め替えインク使いまくりで大量に印刷してました。
インク吸収パット満杯でエラー出たけど、当時は裏コマンドが出回ってたのでリセット。
とある日プリンタを移動すると、床にべっとりとあふれた廃インクが...
それ以降のモデルは廃インクパット云々以前にさっさと壊れました。4モデルぐらい連続で。
それ考えるとPM770は長持ちする名機でした。
家庭用・・・ねえ。 (スコア:0)
そもそも今どき、業務外で何をそんなに印刷するってんですかね。
写真が趣味で印刷して飾る目的だとしても、超綺麗に印刷できる必要あるし、
そこまで枚数行くとも思えないが。
構造知ってればインクジェットプリンターなんて(特に高精細な奴は)
そう長持ちするもんでもないのは明白なのに、逸般的な人が一般向けの
ものが自分に合わないとゴネてるだけにしか見えん。
Re: (スコア:0)
たまにインクジェット起動したときには、必ずヘッドクリーニングで大量のインクを消費しますし、
それでも目詰まりが絶対発生してさらにヘッドクリーニングを重ねて大量の(略
たまにしか印刷しない家庭用こそ、レーザープリンタの方が合ってると思いますね。
Re:家庭用・・・ねえ。 (スコア:1)
昔、ビックカメラで月2、3枚印刷するって言ったら、店員に買わない方が良いですよって言われたのを思い出したわ。