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交通

日産と三菱自動車、共同開発の軽電気自動車を2022年度に発売 108

ストーリー by nagazou
バッテリーの耐久性と交換費用が気になる 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、日産自動車と三菱自動車は、共同開発の新型の軽の電気自動車を2022年度にそれぞれ発売すると発表したそうだ。

新型車は満充電で約170km走行し、停電時に車から自宅に送電することも可能。

以前発売された三菱の軽電気自動車は価格が高く売れ行きが伸びなかったらしいが、新型車はバッテリーを小さくし、日産が主に行った共同開発で生産コストを落とした結果、国からの補助金利用で約200万円、自治体からの補助金も利用で100万円台半ばになる可能性もあるようだ。

国内販売車の多くを占める軽自動車は電気自動車化が普通車以上に遅れているが、価格の大幅低下で普及につながるのかも重要だろう。

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  • 軽のBEV (スコア:5, 興味深い)

    by oruse (49109) on 2021年08月31日 12時23分 (#4102607) 日記

    先日発表のあった日産の軽のEVですが、発表内容を抜粋すると(どこまで合っているかは未知数な部分もありそうですが)、

    ・電池容量 20kWh、航続距離 170km(電費 8.5km/kWh)
    ・急速充電、普通充電対応
    ・外部への給電機能搭載
    ・EVならではの力強い加速、滑らかな走り、高い静粛性を兼ね備える
    ・ボディサイズ 3395×1475×1655mm
    ・価格 下位グレードで220万円(国の補助金20万円、東京都は45万円)
    ・発売時期 2022年度初め

    とのことで、結構よさげに思えます。

    BEVは、今のインフラ状況や国外の状況を考慮すると、まずはセカンドカーから普及すると考えるのが順当でしょう。日本の場合は軽が合致します。
    上記のスペックは航続距離以外は、今の軽と同等かそれ以上と思われ、C+pod等の超小型コミューターのように著しく劣っていない点がまず評価できます。

    航続距離の問題ですが、普通充電に加え、高速充電にも対応している点が、今後の将来性を与えます。電池容量が20kWhでしたら、30分の急速充電で90%充電が可能と思われますので、これを足がかりに急速充電網を整備していく方向性ができれば、国内のEV普及に弾みがつきます。

    よく「卵が先か…」と言われますが、通常は普通充電で賄え、足りない部分だけ、急速充電で補うようにし、徐々にでも、急速充電網を拡大していく路線は日本に合っているのではないでしょうか。

    20kWhでしたら、200V/15Aの小さい方の普通充電でも運用できそうですので、200V/30Aじゃなければ、普通の一軒家であれば、設置の敷居も高くはないでしょう。

    また、外部への給電に対応している点も評価できます。
    これが可能になれば、災害時の他にも、家庭の電源として使用できる可能性を有しますので、太陽電池パネルによる自家発電にも繋がりそうです。
    とはいえ、郊外のセカンドカーは、昼間は出かけていることが多いでしょうから、太陽電池パネルを活かすには、設置型の電池も欲しいとなりそうですが、それこそ、EVの劣化した電池を再生した2次利用で賄うなんてミライ図も描けそうです。

    軽EVを、将来的な急速充電網整備への普及手段として捉えれば、補助金も使い易くなります。普及を後押しするためには、ミライを先取りした感が必要であり、先進のADASやConnected化も積極的に取り入れてほしいものです。

    正直、今の日本でBEVを普及させるには様々な問題が山積しており、電力網の整備や、電池の問題等、次世代技術を待つ必要があるように思えますが、次への一歩を担う現行できうる現実解として、軽のEV化は個人的には期待しています。

    今回は日産ですが、軽の雄・ホンダにも期待大です。

    • by goldenslamber (49013) on 2021年09月01日 0時13分 (#4103121)

      >航続距離 170km

      地方の通勤の足がターゲットですかね。
      ミニバンで通勤してる人もいるけど、通勤距離が長くなるに従って不経済性が無視できなくなる。

      通勤距離が往復100kmとすると、年間200日勤務で20000km。
      仮に燃費が10km/Lとすると、燃料消費量は2000L。
      ガソリン価格が140円/Lとすると、燃料代だけで年間280,000円。
      さらにブレーキやオイルなんかの消耗品も距離に比例して交換頻度が高まる。

      もし燃費50km/Lの原付きなら56,000円で済むけど、雨や雪が降るとしんどい。
      電気自動車なら帰りに買い物もできるし、良い選択肢かも。

      親コメント
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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