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三菱重工業、ボンバルディアのCRJ事業を6月1日承継へ 30

ストーリー by headless
承継 部門より
Anonymous Coward曰く、

三菱重工業は7日、カナダエア・リージョナルジェット(CRJ)事業承継のクロージング日を6月1日とすることでボンバルディアと合意したことを発表した(プレスリリースAviation Wireの記事)。

これにより、三菱重工業はCRJシリーズの保守、カスタマーサポート、改修、マーケティング、販売機能、型式証明を継承する。開発が遅れている三菱航空機のスペースジェット(旧称MRJ)のアフターサービスにも活用する狙いがあるようだ。

ボンバルディアは合弁事業だったA220事業の持ち分を合弁相手のエアバスおよびカナダ・ケベック州政府にすべて売却し、鉄道事業を仏アルストムへ売却することを2月に発表している。

スラドでは昨年6月上旬に三菱によるCRJ事業買収の噂が話題となったが、6月下旬には事業譲渡契約締結が発表されていた。ボンバルディアは鉄道事業売却を発表した際、今後はビジネス航空事業に注力していく計画を明らかにしている。

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  • by NOBAX (21937) on 2020年05月10日 17時43分 (#3812218)
    4月28日のボーイングとエンブラエルとの事業統合、中止に [srad.jp]
    でも書いたが
    もう一度

    エアバスがカナダのボンバルディアと提携し、ボイ―ングがエンブラエルと提携したら、三菱が生き残る道はなかっただろう。
    破談になったのはチャンス。
    ボーイングとくっつくか、エンブラエルを買うか勝負の時だと思う。

  • by Anonymous Coward on 2020年05月10日 16時13分 (#3812193)

    ここ3か月で事業環境が様変わりしたけど、体力持つのだろうか。
    MRJあらためスペースジェットは新型コロナの影響で、どうせ新しい飛行機は売れないから、開発があと2,3年遅れても問題ない、という状況にはなったわけだが。

    • 大丈夫じゃない (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2020年05月10日 17時29分 (#3812212)

      三菱重工の経営はよくありません。20年ぶりに赤字転落しています
      https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55342900W0A200C2EA2000/ [nikkei.com]

      CRJ事業の買収も「のれん代」つまり損失として減損処理するそうです

      これを受けて、たとえば朝日新聞は「 三菱重工、小型機事業の買収全て損失に 最大700億円」という形で報道しています
      https://www.asahi.com/articles/ASN5765J1N57ULFA00C.html [asahi.com]

      三菱重工はバブル崩壊後、原発、造船、飛行機とテコ入れ(=リストラ)をしてきたわけですが
      コロナ対策としてさらなる再編が必要そうですね

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      近視眼的だなぁ、としか
      今を全力で生きているんだろうなぁ(笑

      • by Anonymous Coward

        言いたいことは分かるし同感ではあるが
        三十年五十年七十年経っても三菱製航空機は毎回同じ問題を起こしてるように思う
        大局観があるというよりは単なる遠視というか白内障的というか、眼科の診察を受けた方がいいんじゃないか…

        • by simon (1336) on 2020年05月10日 18時36分 (#3812246)

          MRJ(スペースジェット)の開発費は1兆円になってしまった模様
          採算ラインは何千機なんだろうか

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2020年05月10日 20時38分 (#3812277)

            三菱は国家なので、まあなんとかするでしょ。

            国民は竹槍でB29を落とさせられるかもしれないけどね!

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            >>採算ラインは何千機なんだろうか

            昔の話では700機とか800機とか、そのくらいのレベルだったかな
            エンジン・ビジネスと同じで、売った後のメンテナンス等が安定収益源になるので、トランジスタ・ラジオと同じに考えたら駄目です
            それが分かってるから三菱は赤字を垂れ流しながらも必死に頑張ってるわけで
            MRJ/スペースジェットは失敗だと言う人もいるが、それならMRJに取って代わろうと新規参入する会社が出てくるはずだが、そうではない
            つまり、それだけ参入障壁が大きいということで、三菱はなんとかMRJをものにするかないんですよ
            三菱がまずかったのは、役員や部長クラスの外人経験者を早く雇わなかったことだと思います
            (以前は純国産をアピールしていたが、今は多国籍開発チームが頑張ってることを宣伝してる)

            • by Anonymous Coward

              >>採算ラインは何千機なんだろうか

              昔の話では700機とか800機とか、そのくらいのレベルだったかな

              開発費が6000億円のころは「1500機」って言われてたけど
              それが1兆円になったら2000機かな?もっとかな?

              どっちにしろ300機しか受注できてないし
              退くも地獄進むも地獄の大炎上デスマーチですな

            • by Anonymous Coward

              >MRJ/スペースジェットは失敗だと言う人もいるが、それならMRJに取って代わろうと新規参入する会社が出てくるはずだが、そうではない
              >つまり、それだけ参入障壁が大きいということで、三菱はなんとかMRJをものにするかないんですよ

              いやいや、MRJなんて何処でも使用されていないモノに取って代わるのは難し過ぎでしょう。
              エンブラエルにって言うのなら未だしも。

              それでも元々寡占していた事業者が事業売却に動いている訳で、先行き自体が雲行き怪しいってのも有るがもね。

              • コロナ対策の移動制限で世界各国の航空会社は経営不振に陥ってるようですが
                コロナ後の航空機需要ってどうなるんでしょうね。

                密なのは危険なのでエコノミー全廃とかになるのかな?

              • by Anonymous Coward

                少なくともビジネスジェット級は売れる。
                企業・団体VIPがコロナに晒されたくないから、導入を希望する。

              • by Anonymous Coward

                少なくともビジネスジェット級は売れる。
                企業・団体VIPがコロナに晒されたくないから、導入を希望する。

                ホンダジェットがバカ売れする未来がもうすぐ来るのですね
                (いやコロナ以前から「世界で一番売れているビジネスジェット機」ではあるのですが)

        • 外野からはなんで「できる」と言ってしまうのか分からないところがあるけど、当時は勝算があったのだろうな。

          もう望む技術を持っている人を育てる養成学校から作った方が早い気がする。
          親コメント
    • by Anonymous Coward

      新しく作ったJA26MJもアメリカに行けずに名古屋飛行場で飛んでるから撮影チャンスも増えて良い反面。
      大丈夫かしらとも思います。

    • by Anonymous Coward

      タイミングくっそ悪いよね。
      ただ、株とかだと誰も買わないときに買うのが秘訣だから20年後を待ちたい。

    • by Anonymous Coward

      開発体制というか社風を変えない限り、航空機のフルスクラッチなんか無理だって自覚してない時点で、お察し

  • by Anonymous Coward on 2020年05月10日 17時07分 (#3812206)

    ボンバルディアの現在開発中の機体が、登録時に型番MRJになったりするのか?

    • by Anonymous Coward

      CRJシリーズの開発はもうしてないから、買い替え時のスペースジェットへの置き換えを目論んでるのでは?
      スペースジェットが遅れに遅れるなら、CRJの追加受注の可能性もあるだろうけど、
      CRJシリーズは元々ライバル企業との競争に敗れて受注が伸びてないからエンブラエルとかに顧客奪われる可能性もある。

      ボンバルディアが公表している今年3月31日時点の実績によると、これまでのCRJの受注は1950機、納入は1899機、受注残は51機。受注残分は、三菱重工から委託を受けて製造を続ける。製造終了は、2020年後半になる見込み。

      https://www.aviationwire.jp/archives/176532 [aviationwire.jp]
      ※今年は2019年のこと

      • by Anonymous Coward

        ボーイングが投げたんで、他の航空機メーカーが中国の航空機部品で国内組み立てとかやり出しそうとも思ったり。
        ただ現状ボーイング以外で全世界的にサポート出来る米国航空機メーカーってのも無いしなあ。
        レイセオン辺りが始めたりして。

  • by Anonymous Coward on 2020年05月10日 18時13分 (#3812233)

    これ、2者の合意は良いとして本当に欧州議会は認めるのかね。結果的に、鉄道事業だけ残ったりして。

    • by Anonymous Coward

      それ欧州議会が判断する事?
      まあ、そうでなくても中国中车股份有限公司に比べれば雑魚だし、問題無かろう。

      • by Anonymous Coward

        判断する立場にあるのはカナダ政府やケベック州政府だけど、ケベック州自体がボンバルディア再編の当事者として関わっているのでそこらへんの話はついてるだろうな

        • by Anonymous Coward

          売却に関してはカナダ政府やケベック州政府に何らかの権限があるかも知らんが、アルストムが吸収することに関しては、判断する立場にないだろう。
          だからって、欧州議会が出しゃばるのもどうかとは思うが、仮に欧州議会が駄目と言ったら駄目だろう。

          • by Anonymous Coward

            アルストムとジーメンスもくっついているから、そこに更にとなるとそりゃイロイロ有るだろうな。

          • by Anonymous Coward

            EUの公取委相当の機関には、当然合併の許認可権がある。
            拒否されれば、EUで一切商売・営業できなくなるだけ。
            無視も不可能ではない、罰金は課せられるだろうが。
            同様に米国や日本や果ては中国にも合併の許認可権がある。

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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