Anonymous Coward曰く、
昨今、二次電池(蓄電池)の材料として亜鉛が注目されているそうだ(SankeiBiz)。
亜鉛は近年二次電池の材料として広く使われているリチウムより安価で、また過熱・発火の危険性が低いというメリットがあるという。充電速度が遅いという欠点もあるが、これらは技術開発によって解消されつつあり、すでに亜鉛ベースの二次電池を実運用向けに提供している企業もあるそうだ。
なお、日本メーカーでは日本ガイシが試作品を開発しており、2020年中に本格的な生産を目指すという。すでに米国保険業者安全試験所(UL)による検証も受けているそうだ(日経新聞)。
亜鉛メッキの表面 (スコア:5, 参考になる)
こんなイガイガ・トゲトゲがセパレータを突いて破くので、碍子のセラミック
日本触媒は鉱物粉末
https://www.shokubai.co.jp/ja/news/news0393.html
Re: (スコア:0)
リチウムイオン電池もこんな結晶出来て劣化していくんだっけ
Re: (スコア:0)
金属リチウム二次電池が実用化しなかった理由がこいつ(ウイスカー)だったと聞いている。
Re: (スコア:0)
ブレークスルーがあって、金属負極も行けそうって話も出てきてますね。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ne/18/00001/00114/ [nikkei.com]
充電速度は遅くてもいいから (スコア:0)
充電速度が遅くてもそれが実用範囲なら
電池の容量や持ちが良くて電池性能の劣化が遅くて安いなら大歓迎
# 実際はどうかわからないけど
Re: (スコア:0)
簡単に取り外し交換可能なら充電時間が長くても気にならないのになぁ。
Re: (スコア:0)
サンケイの記事についている絵を見ればわかりますが、これは液体の電解質を循環させながら充放電させるフロー電池、または再生燃料電池と呼ばれるものの一種です。
電池の本数を変えずに容量を増やす時は「取り外す」のではなく、単純に液体を増量します。
あくまで定置用で価格・安全性・寿命が重視される用途に使われるもので、体積・重量・性能が重要になる自動車には向いてませんし、ましてや皆さんが期待しておられるパソコンやスマホには論外です。
Re:充電速度は遅くてもいいから (スコア:1)
充電が遅くて安価で安全なら、太陽電池パネルと組み合わせて、
こういうの [offgridbox.com]に良さそうですね。
Re:充電速度は遅くてもいいから (スコア:1)
ソーラー発電所の安定化装置に利用できそうですね。
Re: (スコア:0)
太陽光発電装置の発電量変化って、大まかに言って3種類あるんですよ。
1つ目は、数分~1時間程度の短周期な変動。こいつはおっしゃるとおり、この装置だけでは安定化できません。従来型の蓄電池がベストでしょうね。
2つ目は、1日周期の中周期な変動。これは従来型の蓄電池で安定化するのは大変ですね。大容量が必要なのでとてもコストがかかります。でも必要な容量の割には電流が小さいので、この装置の出番があるかもしれません。
3つ目は、1年周期の長周期な変動。さすがにこいつは、必要な容量がでかすぎてこの装置でもきつい気がします。なんか天然ガスや石油の採掘跡の地下空洞を空気ボンベ代わりにして蓄圧発電するみたいなアイディアはあるようですが、どうなんでしょうねえ。
Re: (スコア:0)
世の中には並列化って物がございまして。
どうせEV用だって家庭用だって単セルではなく組電池で使って居るのは周知のとおり。
Re: (スコア:0)
サンケイの記事にあるZinc8 Energyは実際に太陽光など再生可能エネルギー向けストレージで案件を取っていると発表しているので、少しくらい事実をご確認なさってから知ったかぶった方が赤っ恥掻かなくて良いのではないかと愚考する次第です。
Re: (スコア:0)
ナトリウム硫黄電池(NAS)みたいなものか。
NASは高温状態じゃないと動作しない面倒があるから、亜鉛が常温なら置き換えが進むのかもね。
Re:充電速度は遅くてもいいから (スコア:1)
// 冷えてるときは安全なのがミソ
Re: (スコア:0)
何で?
無駄なエネルギー使ってるから高温なのはデメリットだと思うけど。
火災事故も起きてるし…。高温関係無いかもしれないが。
常時使ってるわけだから、冷えてる時安全、ってのもほとんどメリットではないと思うな。
Re: (スコア:0)
きっとnekopon氏がイメージしているのは、大陸間弾道ミサイルなどに使われる熱電池ではないかな。
こいつらは、使わないときは安全で放電せず、かつ使わない期間が生涯の大半という要求仕様。
Re: (スコア:0)
一方、NGKの記事はニッケル亜鉛電池の製品化に一歩近づいたという話で、私たちにとっても身近な話題かもしれません。
材料の改良が進んで亜鉛特有の欠点が改善されれば、ニッケル水素電池よりエネルギー密度が高く、リチウムイオン電池より安価で安全という位置づけになりそうです。
現在、海外で単三・単四サイズのニッケル亜鉛電池が発売されています。
亜鉛電極に起因する繰り返し寿命の短さと充電速度の遅さがネックで、容量的にもニッケル水素電池に対する優位性が感じられないことから、普及に至っていません。
セルあたり電圧は1.6Vなので、乾電池サイズのニッケル水素電池が1.2Vしかないことに不満を覚えていた一部のみなさんには歓迎される要素かも。
Re: (スコア:0)
一次電池だけど、初期電圧がマンガン/アルカリ乾電池よりも高くて、対応機器が限定されて消えていった乾電池もあるからなー
Re: (スコア:0)
用途次第ですね。
なんでもかんでも大電流・高密度でなければいけないって訳でもないので、
コスト的に見合えば使い道も出て来るでしょう。