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テクノロジー

京大発ベンチャーが開発した「透明な窓用断熱材」 49

ストーリー by hylom
ただのフィルムとは全然別物 部門より

京都大学発のベンチャー「ティエムファクトリ」が、透明度が高く軽量で断熱性が極めて高いという断熱材を製品化した(産経新聞)。窓ガラスの間に挟み込むことで、従来の断熱材を遙かにしのぐ効果が得られるという。

この断熱材「SUFA」はエアロゲルと呼ばれるものの一種で、組成の95%が空気という軽い物質。同社は低コストな製造方法を開発したほか柔軟性の改善なども行い、実用化に成功した。従来の断熱材は不透明なものしかなかったが、SUFAは透明なので窓など透明である必要がある部分に利用できるという。

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  • by NOBAX (21937) on 2017年11月29日 17時31分 (#3320680)
    組成の100%が空気のぺアガラスの方が断熱効果は高いのでは。
    熱伝導物質がない真空が一番望ましいのだろうが。

    窓ガラスからの熱伝達より、窓枠からの熱伝達の方が問題で
    そちらを解決するのが先だと思う。
    • by Anonymous Coward on 2017年11月29日 20時05分 (#3320813)

      空気が小さい粒になってるので、空気だけのペアガラスに比べて、対流による熱伝導が少ないってことでしょう

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      真空ならいいけど、空気だと対流しちゃうのでは。

    • by Anonymous Coward

      ただ空洞にしただけだと中に詰まっている空気が動いちゃうから、できるだけ空気を含みながら小さい塊に分けた方が断熱効果は高いのよ。

      空気を入れた袋より、プチプチの方が熱が熱が逃げにくいでしょ?

      • by Anonymous Coward
        最近のペアガラスは真空がウリですよ
      • by Anonymous Coward
        ペアガラス:乾燥空気やアルゴンガス等が封入された(または真空状態にした)中間層を設ける形で1ユニットを構成するガラス
        • by Anonymous Coward

          Wikipediaの複層ガラス(ペアガラスとは違う)の項からコピペして改竄してるようだけど、何がしたいの?

    • by Anonymous Coward

      窓枠材を考えることが大切だよね。

      このエアロゲルについては、おそらくは大面積で「支えがないと大気圧を支えられない」場合を想定してるのかな?
      一定間隔で支柱でも挟めばいいんだけど、美観的に均一にある程度の透明度を担保できる方が望ましいって感じで。

      • by Anonymous Coward

        ガラスを2枚にしてもサッシがね

        • by Anonymous Coward

          サッシ部分とガラス部分ででどれだけの面積の差があると思ってるんでしょうか?

          • by Anonymous Coward

            良くあるアルミはガラスより熱伝導度が高いのでとても無視できるようなもんでは無いですよ
            アルミサッシのまま2重ガラスにしてもイマイチなのはたしかです

          • by Anonymous Coward

            ガラス部分の性能が良くなれば良くなるほど、サッシ部分の熱伝導を無視できなくなってくるのです
            海外製の木製枠のサッシと比較して、日本のアルミ建材屋の製品は性能が劣ると言われています

            • by Anonymous Coward

              それに伴う結露も無視できないですよね。

    • by Anonymous Coward

      熱慣流率(低い方がいい)を調べてみた
      普通の硝子は 6.0W/㎡・K

      この製品が 0.53W/㎡・K (厚み18mm)
      一般的なペアガラスが 3.4W/㎡・K (厚み18mm)

      一方、他のコメントにもあった真空ガラスで、日本板硝子の製品だと
      クリアフィットが 2.6W/㎡・K(厚み6.2mm)
      スペーシアが 1.4W/㎡・K(厚み6.2mm)

      また一般的なサッシが対応しているのは9mm、あるいは11mmとのこと。

  • 透明で弾力があるが脆い。高圧二酸化炭素を使う超臨界乾燥という面倒くさい工程が必要、ってなわけで価格がやたら高かった。これを柔軟な素材にするには原料のシリカゲルに高分子ゲルを配合する。そうすることで低コストなフリーズドライで製造できる。多分、高分子ゲルの材料と乾燥のパラメーターがノウハウなんだろう。

    • >そうすることで低コストなフリーズドライで製造できる。

      混ぜて固めて液体入れ替えて常圧で乾かして作るようですね。
      フリーズドライってそういう処理製法なんでしたっけ。

      サンドイッチ構造の素材といえば割れにくい防犯ガラスを連想しまいた。
      そっちの用途も期待できるのかな、防弾性能まで期待するのは無理か。
      と思ったけど、95%空気だとそこまで強度は無さそう。

      #シリカエロゲルと空目しませんように

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >#シリカエロゲルと空目しませんように
        書いた責任として、どんな機能を持つのか妄想を披露していただきたく、宜しくお願い致します。

        • by Anonymous Coward

          シリカエロゲル

          そりゃ当然、SAOのシリカ嬢 [swordart-online.net]をドロドロな目に遭わせるゲル状モンスターで・・・スミマセンスミマセン

  • by Anonymous Coward on 2017年11月29日 16時56分 (#3320650)

    エアロゲルはいいんだけど
    会社情報見てたら
    御車ラボって
    安室奈美恵が買ったマンションのすぐ近所じゃねえか!
    羨ましすぎだろ!
    熊野とか伏見とか宇治とかもっと安いとこあるだろ!
    セルがでかくなってバブってるんじゃないのか?

  • by Anonymous Coward on 2017年11月29日 17時24分 (#3320673)

    > 組成の95%が空気という軽い物質

    というのを見て「ふわふわの泉」を連想したけど、あれは空気じゃなくて真空を封じ込めたバブル構造だっけ。
    宇宙空間でこのエアロゲルを製造したら空気より比重が軽くなったりしないだろうか。しないだろうな。

    • by maruto! (18665) on 2017年11月29日 18時51分 (#3320727) 日記

      真空(1気圧荷重)に耐えられるほどの多孔質物質は今の所グラフェンジャイロイドくらいだが、まだ理論上のものでどう作ればいいかわからない。

      ジャイロイド構造のグラフェン、鉄の4.6%の密度で強度は10倍
      https://science.srad.jp/story/17/01/08/0130217/ [science.srad.jp]

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        空気より軽い物質なら、頑張って真空を支えなくても水素とかヘリウム詰めとけばいいじゃない。

    • by Anonymous Coward

      というのを見て「ふわふわの泉」を連想したけど

      髪型がアフロになるあれですか。

  • そういや、冬の深夜バスの窓際は寒かった

    • by Anonymous Coward

      ガラスそのものには手を加えないという所もポイントですね。
      最近の自動車はガラスも強度部材として計算に入れるぐらいになってますが、それ故に断熱性の高い特殊ガラスとかは採用にハードルが高かった。

      それがこの材質をうまく使うことで解決できるならシンプルだしメリットがある。

      #その前に透明樹脂のウインドウが一般的になるかも知れないけど

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