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電力

電力需要ピークの要因の1つは建物の断熱性能の低さという指摘 135

ストーリー by hylom
使わないのが一番だが 部門より

あるAnonymous Cowardのタレコミより。日本の「省エネ」対策は、「こまめなスイッチオフなどの設備機器頼み」になっており、海外と比べて遅れていると日経ビジネスオンラインで指摘されている。

いっぽう海外では、建物の断熱性や気密性、日射のコントロールなどが厳しく規制されているという。日本ではエアコンの消費電力が問題にされることが多いが、海外ではその前に建物が「省エネ」に向いた構造になっていて、そのため冷暖房に費やされるエネルギーも抑えられるそうだ。EUでは「建物の燃費証明書」が義務付けられており、建物の燃費を把握できるという。また、ドイツでは断熱のためのリフォームに補助金を出すという経済対策を行ったそうだ。

いっぽうで日本の既存住宅の半数以上が無断熱で、さらに平成11年の省エネ基準を満たす住宅は全体の5%にとどまるという。「節電」「省エネ」を考える際には、まず住宅の断熱など省エネ対策を考えたほうがよいかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 9時17分 (#2426291)

    そこで「がいこく!」と喜んで上げているドイツはほとんど北海道と同じ緯度にあるんですが、
    そこで日本は断熱が悪いと言う事を第一に持ってくるのは少々頭が悪すぎではありませんかね。
    同一の緯度の、たとえば北海道などと比較するのであれば断熱性能はほとんど変わらないでしょう。

    一方高温多湿の日本においては、夏場に必要とされる性能が異なります。冷房を前提とした作りで高気密という選択肢もあれば、風を通す作りで季節に合わせて対策するという方向も当然ある訳なんですがね。そして一般的に、暖房を前提としなければならない国では高気密・高断熱が発達し、高温多湿の国であればあるほど風が通る建物になる傾向があります。そこにはもちろん森林資源をどう利用できるか、といった気候以外の要因も絡んでくるのですが、少なくとも高緯度で事情も全く異なるの国の事例をもってきて、喜んで「おっくれってるうううううう!」と批判するのは馬鹿じゃないでしょうか。
    工場などの高気密・高エネルギー効率化については日本はすでに相当乾いたぞうきんを絞りきるところまでやり尽くしています。設備についてはほとんどの人は意識しないでしょうから、日本は遅れているなどと煽れば簡単に欺される人は出てくるのでしょうが、多少真面目に考えたことがあれば詐欺師さんはきょうも絶好調という観想を抱くことでしょう。まるでエネルギーコンサルタントとか謎の肩書きをつけた名詞を配って回る、食い詰めた建設業者みたいですね。最終的な投資効果、投資の回収までにかかる期間に触れずに設備をいれろと煽る辺りそっくり。内需の活性化、というところがまことに正直でよろしい。内需じゃなくてお前らの懐でしょ?と言いたいところです。

    いっそ、そこまでやるなら「日本の緯度が低すぎるのが悪い。日本列島改造してすべて欧州並の緯度の位置に移住すべきだ」とか言ったらどうなんでしょうか。すごい建築関係への需要が発生しますよ?ハコモノ万歳、究極の需要ですよ?
    あるいはひょーろんか、として生きていきたいなら、緯度が低すぎるのはガラパゴス化現象であり、台風が多く通過することもガラパゴス化現象、チベット山脈の影響で梅雨があり夏は高温多湿になるのもガラパゴス化現象、地震が多くて建物の寿命が限られるのもガラパゴス化現象とかいって煽ってはいかがですかね。こうかはばつぐんですよ?

    また、日経ビジネスの記事では触れられていませんが、国も制度を作った上で普及を始めています [mlit.go.jp]。よーろっぱなみにしろ!と言う馬鹿げた思想ではなく、きちんと国の事情に合わせた制度になっています。その他にも試作はたくさん行われており [mlit.go.jp]、確実に成果は出ているわけ何ですが、この著者の頭の中は昭和なのでしょうか?欧州が優れていて、日本は劣っていると無邪気に煽るだけで仕事になるなんてたのしそうでいいですが、無駄に見当違いに煽る馬鹿は現実的にバランスをとって落とし込みたい人にとっては邪魔なので消えて欲しいです。

    なんか「省エネ住宅!」と言って無駄に断熱材を詰め込んだ高気密だったらなんでもいいだろうという、地域性も無視、冷房を使う事を完全に前提にしていて外部吸気・排気による冷房などは全く考えず、多湿に対応できない住宅を売りたい会社が作った団体の中の人 [energy-pass.jp]としては、生きていくためには多少の煽りは許される、事実を言わない事は嘘ではないというスタンスなのかも知れませんが、それを聞く側は専門雑誌を名乗るのであれば、ご商売も大切ですがいい加減にしろヴォケぐらいのツッコミはするべきではないでしょうか。

  • by kcg (26566) on 2013年07月23日 8時08分 (#2426251) ホームページ 日記

    湿度が高い夏の為に通気性をよくするという設計思想があったんだと思う。
    でも、エアコンの時代には効率よく無いってことだろうな。
    床下や天井裏なんかも気密性を高めたほうが良いのでしょうか。
    カビだらけになったりして。

    • by Hamo73 (35938) on 2013年07月23日 9時02分 (#2426282)

      カビの原因は結露です。
      断熱性能が低いため壁や窓の室内側も冷たくなっており、これに温度が高い(=湿度が低くても水蒸気の含有量は多い)室内の空気が触れることで結露します。
      断熱性能が高ければ壁や窓が冷たくないので結露しません。

      親コメント
    • Re:湿気 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時31分 (#2426265)
      日本古来の建物で断熱性の高いものといえば、蔵ですね。
      窓開けて通気すれば夏でも涼しく快適ですよ。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時28分 (#2426263)

       気密よりも断熱が利くんじゃないかな。
       例えば、壁の表面が大理石だったら、表面はひんやりしてて輻射熱(赤外線)が出てこないから、
      空気を必要以上に冷やす必要が無くなるんですよね。
       もう昼寝に最適ですよ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      昔住んでいた家で、改築の際に西側の壁の中に断熱材を入れただけでおそろしく涼しくなったことを思い出しました。
      その辺は多分通気性とは関係ないので、単にコストをケチっただけのように思います。

    • by Anonymous Coward

      カビだらけになるのは、結露が原因でないかと。
      そういうことからして、断熱はちゃんとすべきなんだろうな。

  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時46分 (#2426272)

    以前、自然豊かな築40年の通気性のある家に住んでいましたが、冷暖房がまったく効きませんでしたw
    昔はどうだったのかは知りませんが、壁に断熱材が入っていないため直射日光のあたる壁は家の内側で40度を超えるほどの熱さで大変でした。
    その後、断熱材を沢山使った家を建築してそこに転居しましたが、直射のあたる壁はまったく熱くならないので快適です。

    間取りの問題もあるとは思いますが、西日対策をしていない古い家はかなりエネルギーの無駄だと思います。

  • いっぽう海外では~ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時12分 (#2426253)
    >いっぽうで日本の既存住宅の半数以上が無断熱で

    というのはわかります。
    しかしその『いっぽう海外では』各種規制や義務付けがあるのはわかりますが、既存住宅のどの程度の割合でそれが実現されているかには触れられていませんね。

    同じ尺度で較べてみてほしいものです。
    • Re:いっぽう海外では~ (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2013年07月23日 9時55分 (#2426314)

      新築要件で比較しちゃうとこの結論にならんからね。
      最近の日本では機密・断熱・換気は厳しく成って居ますから。
      典型的な結果ありきの記事ですよ。

      そして現実的問題として消費電力的な差が有るのかどうかと言うと、
      大抵その手の古い家屋の方がアンペア量が低い契約だったりする訳で。

      親コメント
    • by NOBAX (21937) on 2013年07月23日 11時12分 (#2426376)
      そうそう。海外ってどこの国でしょうかね。
      ヨーロッパなんて冷房設備のないホテルなんか普通にありますよ。
      今年の熱波は死ぬほどの暑さでした。
      親コメント
    • by JULY (38066) on 2013年07月23日 9時06分 (#2426285)

      同じ尺度で較べてみてほしいものです。

      同意。

      元記事が既に「ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)のみ~」なので、細かいところは分からないけど、海外の話の時は「建物の~」で、日本の話になった時に「既存住宅の~」となっているのが気になる。「建物」といったらオフィスビル等をふくむだろうけど、「既設住宅は~」ならそれらは含まれないし、戸建て住宅の比率もあがるだろうし。

      もっとも、北の大地で育った人間からすると、四半世紀ほど前、窓ガラス一枚、というのに驚いたけど。

      親コメント
  • 「家の作りようは、夏を旨とすべし」(徒然草第55段)
    当時のことだから通気性を良くするとか遮光性を上げるとかいった話になるんだろうけど、暮らしにくい季節のことを考えろって事に敷衍すれば今でも通用する一文なわけで。

    --
    RYZEN始めました
  • >断熱のためのリフォームに補助金を出すという
    ある程度こっちに回せばバランス良くなるんちゃう?

  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時52分 (#2426277)

    省エネルギー法・住宅性能評価といったいわゆる「新築」はがんじらめ & めじろおしです。
    固定金利ローンのフラット35なんか利用するなんていったらもっと突っ込まれます。

    要するにそれだけ昔からの既存住宅が多いのです。
    東京下町なんか度重なる法律改正で再建不可物件になっちゃうと、家すら建てられずリフォームもできない。

    んなことよりも耐震のほうがぜんぜん優先度高いしね。
    主要道路沿いのマンションなんかは義務となって、耐震調査をやらなければならないという規制がどんどん実行されております。

    実際不適格建築物になってしまった物件でも住んではならないという法律はないので、大半の古い建物なんてそんなもん。

  • うちの親にも築30年の実家の、窓をペアガラスにしろとか
    LED照明に切り替えろとか屋根の断熱を強化しろとか進言したことがありますが、
    検討どころか右から左。全く興味無しでした
    なのにフローリングや壁紙の張替えには関心があるらしくいつの間にか施工済みとか・・・
    国民性だけじゃなく、世代間の価値観の相違というのもありそうです

    #エアコンの効きがぜんぜん違ってくるのになあ
  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 17時19分 (#2426649)

    その記事に「日本は(…)建物を長く使っていくという文化に乏し」いと指摘がある通りで、住宅寿命が短いことがそもそもの原因です。これはとてもよく指摘されていることで、日本の建築は欧米の1/2程度以下の寿命しかありません。20〜30年程度で壊すモノなのです。断熱なんて投資ですから、後の光熱費が減らなければ何の意味もありません。いい断熱材にしたり断熱材の量を増やしたりするにはお金がかかるわけで、建築物の寿命が短いならオカネかけて断熱性能あげて何の意味があるのか、ということになるのは当然です。

    だから断熱性能に限らず、いい建築物を増やしたかったら、まずは建築物の寿命を伸ばすことです。しかし土地が高くて建築にお金をかけられなかったり(特に建売り)とか、核家族化したり老化したり、土地が高価で人々の生活がダイナミックに変化している中では建築物の寿命はなかなか伸びません。

    あんな高価なものを作っては壊し作っては壊しして、社会資本ストックが増えない、土建屋しか利益が出ないような社会になってるということが、日本社会が永遠にビンボーである大きな理由です。

    • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 17時38分 (#2426668)

      持ち家信仰というか、「高品質な賃貸住宅よりも、安いボロ屋でもいいから持ち家がいい」という意思の改善が必要でしょう。

      普通のサラリーマンの借り入れではそんなに高品質な住宅は買えないのだから、REITファンドに大家になってもらい、それを定借するというスタイルのほうが適切なのでしょうね

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年07月24日 1時46分 (#2426959)

      日本家屋も捨てたもんじゃないですよ。
      我が実家と付随する蔵は天保年間に建てられたものですが修繕と改築を繰り返して、今でも立派にたってますから。
      ただ、ノーメンテナンスとはいかず代々ほぼ毎年の小修繕と20年くらいに一度の大修理を繰り返さないと維持出来ませんが。

      ただご指摘の高齢化、生活状況の変化についてはいかんともしがたく、私の代で取り壊すこととなりそうですが。。。

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  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時32分 (#2426266)

    海外では断熱空間の高効率なセントラルヒーティングが中心で
    日本の非効率な後付けエアコン方式は相当に古臭い発想です。

    高度成長時代からの通気性重視の既存の戸建が多く、
    このような方向で対応・発展した歴史がありますが
    日本もどこかでシフトする必要があるでしょう。

    • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 9時37分 (#2426305)

      セントラル空調方式と各室毎エアコン(又はストーブ)方式の優劣と、断熱性能の優劣と、換気性能の優劣は、各々独立した概念です。
      セントラル空調方式より各室毎エアコン(又はストーブ)方式の方が省エネですし、耐故障等のダメージコントロール性も高い(極寒酷暑時に一家に一基しかないセントラル空調機が故障すると命に関わる)です。
      断熱性が高く・通気性が低いと、熱の出入りは減りますが、燃焼ガス屋内排気式暖房・給湯装置等を使用する場合、酸素・二酸化炭素濃度に問題が生じ易くなりますし、湿気・カビの問題もあります。
      空調方式も、外気温が極端に低くなければエアコンが省エネですが、外気温が低い一般国では燃焼式暖房が省エネになり、北欧等外気温が極端に低く豊富な水力発電所の為電気代が安価であれば電熱式が一番安価な暖房になったり、外気温がさほど高くなければ日陰と通風が一番安価な避暑法だったりします。
      何れにしろ、断熱性が高く、換気が任意に制御できる範囲が広い家に、各室毎エアコン(又はストーブ)方式の組み合わせが日本では省エネです。
      少なくともセントラルヒーティングで使用しない部屋の空調までやってしまうのは、エネルギーの浪費に過ぎません。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 9時31分 (#2426300)

      新築に関して言えば、高気密・高断熱は当然で、高気密化に伴い24時間計画換気も要求されています。
      高断熱化に伴い、冷暖房もエアコンを常時運転して室温を一定に保つのが最も効率的なのですが・・・

      なかなか、このような運用は理解されず、24時間計画換気装置の電源までおとされてしまうことしばしw

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      それはヒーティングの話で冷房とは理屈が違うシステムなので比べちゃだめ。
      北海道の住宅はセントラルヒーティング多いです。

      冷房は蒸気を循環させるシステムとは別物ですよ。

  • by Anonymous Coward on 2013年07月23日 8時40分 (#2426270)

    ドイツの省エネ・節電対策には(5)というのがないけど、順番で言うとここには日本で最初に実行される「根性で我慢する」が当てはまるんだろうなー。

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