世界最大の集光型太陽熱発電所、鏡の向きがずれて火事が発生 86
ストーリー by headless
発火 部門より
発火 部門より
acountname 曰く、
カリフォルニア州とネバダ州の境にある世界最大の太陽光を集光し、その高熱で蒸気タービンを回して発電するイヴァンパー・ソーラー・エレクトリック・ジェネレーティング・システムの発電タワーが一部メルトダウンした。集光用の鏡のうちいくつかが制御を失い、装置の一部を溶かしてしまった事故(Engadgetの記事)。
写真を見ると確かにドロっと溶けて落ちている。なるほど、こんな事故が有りうるなら、よほど周囲に何もない沙漠のような地域じゃないと集光型の設備は作りにくい。
実際には装置が直接溶かされたのではなく、集光位置がずれてケーブルを焼いたことにより、火事が発生したようだ。イヴァンパ太陽熱発電所では30万枚以上の大きな鏡を使い、タワーの最上部にあるボイラーに太陽光を集光して加熱する仕組みになっているが、いくつかの鏡がずれてタワーの3分の2ほどの高さに向いてしまったという(APの記事)。
太陽光発電と太陽熱発電 (スコア:5, 参考になる)
比較的高緯度の日本では後者はあまり適していないから国内にはあまりない、だっけ?
鳥取砂丘は 10 月に行っても暑かった。砂漠地帯が好適地っていうのも納得。
Re: (スコア:0)
敢えて言おう。
『同じようになど見えん!』
と。
Re:太陽光発電と太陽熱発電 (スコア:2, すばらしい洞察)
スーファミでもプレステ4でも、「ゲーム機はみんなファミコン」というオカンだっておるんやで。
潜水艇と潜水艦の違いを知らなくて唖然としたり。
鳥も燃えるソーラー発電 (スコア:3, 興味深い)
世界最大のメガソーラー発電所が上空を飛ぶ鳥を焼き殺していることが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)
http://buzzap.jp/news/20140219-ivanpah-solar-energy-system-kills-birds/ [buzzap.jp]
太陽熱発電所、飛ぶ鳥落とす〜加州施設で「空中焼死」続出 | US FrontLine
http://usfl.com/news/53522 [usfl.com]
>イバンパに飛来し、空中で燃え出し煙を上げながら落下していく鳥を、発電所職員らは「ストリーマーズ(飛行機雲)」と呼んでいる。
鳥が空中で燃えるほどの温度なので、鏡がずれたら火事も起きるかもね。
よくわからん (スコア:2, おもしろおかしい)
なんでそうなったのかイメージが湧かない
誰かガンダムで例えてくれ
Re:よくわからん (スコア:4, すばらしい洞察)
例えるも何も、
ソーラーシステムそのものだ。
Re: (スコア:0)
まさに
「ちょっと暖めるだけでボン」
だな。
Re:よくわからん (スコア:3)
あれの制御が効かなくなって別の物を溶かしてしまったって感じでしょうか。
Re:よくわからん (スコア:2, すばらしい洞察)
お前わざと言ってるだろ
Re: (スコア:0)
月光蝶が発動したんだよ
Re:よくわからん (スコア:1)
宇宙世紀ガンダムで一般的なタイプである「オニール提唱の島三号コロニー」は、可動式のミラーを使うことで「昼夜」や「季節」をコロニー内に再現するというデザインなんです。
(回転軸を太陽方向に向けることで、コロニーの回転に関係なく安定して太陽光をコロニー内面に集光できるようにしてます。だから、常時真昼固定にするならミラー可動は不要ですが、そんなコロニーは住みにくいでしょうね。)
で、「冬」とか「夕方」を再現するためには、部分的・段階的な集光が必要なので、ミラーは全体制御じゃなくて個別制御が必要。
普段は「コロニー内部に向けないことにした光が、どっか余所の場所に集中したりしない」ようにする必要がありますが、
言い換えると、そんなことにならないよう、「かなり広い範囲に光の反射方向を散らせることができるぐらい、ミラーの可動範囲を広くする必要がある」ってことで。
教えてくれ (スコア:1)
人類の叡智を集めてもまだボイラーで湯を沸かすのが一番いい発電方法なのか?
温度差があるんだから、ペルチェ素子とかでソリッドに電力へ変換できないのか?
Re:教えてくれ (スコア:3, 参考になる)
熱電発電という研究分野があります
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E9%9B%BB%E7%99%BA%E9%9B%BB [wikipedia.org]
国内だとパナソニックのような企業とか、大学が研究を進めています
しかし実用化されたものは原子力電池ぐらいしかありません
人工衛星とか探査機だと,原子力電池も相応のメリットがありますが
運用コストまで考えると今のところは地上では湯を沸かす方が効率が良いです
Re:教えてくれ (スコア:3, 興味深い)
太陽熱方式の利点としては昼夜や天候に影響を受けにくい安定稼働 [chiyoda-corp.com]が大きいですね.
最近ではこの蓄熱材に溶融塩を使って, 500℃以上の超臨界蒸気を使えるみたいなので, 蒸気発生から発電までの熱効率として30%台後半から40%弱程度を得られると思います. この数値を他の方法で安定的に得ようとするのは, ちょっと難しい(熱電変換モジュールで最高10%ちょいぐらい [aist.go.jp]なので)ってところみたいです.
Re:教えてくれ (スコア:1)
「現実から目をそらすな」
それが人類の叡智というものさ
Re:教えてくれ (スコア:1)
温度差から直接エネルギを取り出すよりも、圧力差に換えた方が効率良いから。
熱電変換素子は、まだ10%程度だけど、蒸気タービンは効率40%台が"普通"。
蒸気機関で培われたノウハウは偉大です。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re: (スコア:0)
物理化学的にはボイラーで湯を沸かす方が遥かに高度で叡智が詰まっていると思いますけど。
ペルチェなんて化学ポテンシャル差にそって電子・ホールを流してるだけなんで何の捻りもなくてつまらないです。
Re: (スコア:0)
太陽熱温水器が一番
Re: (スコア:0)
ならば原子力電池を流行らせよう
宇宙という過酷な空間で39年間メンテナンスフリーで200億km彼方で稼働している探査機にも使われている信頼と実績はある
Re: (スコア:0)
だが、シベリアで朽ちて放射性物質を垂れ流したりしたり、衛星軌道上であれこれトラブルを起こしたて地球に放射性物質をばらまいた、ソ連製の原子炉って熱電対発電じゃなかったけ?
# パナが湯配管で発電するシステムを発表していた記憶がある。
Re: (スコア:0)
「スチームパンク」って正しかったんだな
モンテビアンコ? (スコア:1)
たぶん、おっさんはこれを思い出すはず。
http://www.dailymotion.com/video/x296paj_30-thunderbirds-lord-parker-s... [dailymotion.com]
Re:モンテビアンコ? (スコア:2, 参考になる)
いや、やはりシムシティ2000マイクロ波発電所の災害でしょ
Re:モンテビアンコ? (スコア:2)
SimCity 2000, 3000, 4 に出てきたソーラー発電所は SimCity (2013) では「太陽光発電所」になったが、明らかに太陽熱発電所だ…
# SimCity 2000 は水力発電所がつよすぎた
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
SimCity 2000 にも「火事」という災害はあるけど、「マイクロ波」は別の災害という扱いになってた。
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
俺も。なのでこの記事タイトルを見た時、なんか「懐かしい」と感じてしまった
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
Fallout New vegasが思い出される。一つの山場なのだが、稼働制御を行った後にすぐに外階段で逃げないと焼き鳥にされるという。
Re: (スコア:0)
おれもそれ
Re: (スコア:0)
同じくノシ
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
今やってるやつ [nhk.or.jp]でも, 台北のソーラー発電所が地震で市街を焼きそうになるって話があって嬉しくなったり.
Re:モンテビアンコ? (スコア:1)
熱光線が嘘か真実かはそれほど気にしていないが、
アルキメデスが周囲に美女ばかりをハーレムさながらはべらせて作戦を実行した
というエピソードを盛った部分は個人的に絶対認められない!
ソーラーシステム (スコア:0)
Re: (スコア:0)
そうだね。密度の薄い太陽エネルギーを、それなりに金のかかる設備であるタワーやタービンを用いて
集めようとするのだから、広い場所に作らないと意味がないですね。
それから、鏡を用いて集めるのだから、拡散光(曇天)だと効率が上がらないので晴天が多い場所が必要。
太陽電池なら狭い場所に置いても曇天でも狭い場所や曇天なりのエネルギーが得られるけど。
一方で、タレコミによると:
> 写真を見ると確かにドロっと溶けて落ちている。なるほど、こんな事故が有りうるなら、
> よほど周囲に何もない沙漠のような地域じゃないと集光型の設備は作りにくい。
ドロッと溶けて落ちたものは放射性物質や金属ナトリウムといった危険な物質じゃないので、
そんなに神経質になる必要はないと思います。
ドロッと溶けて落ちるような事故が起こりうるような工場だって(ふつうに火事が起これば
それくらいにはなる)、周囲に人が住んでるような場所にもあって、法律等に定められた
安全対策を行うことで問題なく操業できてるのだし。
Re:ソーラーシステム (スコア:1)
70年代あたりは日本でも研究していたらしい。ソースは○年の科学
当時は太陽電池が高価で発電効率もずっと低かったので、規模が大きくなると太陽熱発電の方が現実的だったんだろうね
うじゃうじゃ
Re:ソーラーシステム (スコア:4, 参考になる)
Re:ソーラーシステム (スコア:1)
92年まで!?と思ったら香川のはもっと前に終了してたのか。
リンク先に挙げられてる分だけでも盛りだくさんですが、他にも波力発電や潮力発電もあったり、日本では昔からたくさん研究してますねー
うじゃうじゃ
Re:ソーラーシステム (スコア:1)
この時代原発はすでに実用段階に入ってるので同列に語れるようなものじゃありませんよ?
この時期の代替エネルギー研究はオイルショックの影響が大きくて「原子力に依存しすぎるのも不安」という心理がかなりあったと思われます。核燃料も自給できないですから。
結果的には試してみるとどれも問題が多くて、実用レベルにたどり着けたのは風力くらいですが
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
しかし『メルトダウン』なんて言葉使うと特定の人達が反応しそう。
たしかに、ヤバイ物質はなさそうだけど。
Re: (スコア:0)
どんだけ心配性やねん。
Re: (スコア:0)
晴天が多い場所が必要なのは太陽光発電でも同じ。
太陽熱発電では熱媒体に蓄熱させるので、夜でも発電できる。
制御を失ってって・・・ (スコア:0)
本来稼働すべき必要が無い位置まで稼働するってのは、全体のシステム自体の設計ミスじゃなかろうか
メンテナンスのために稼働状況より下を向かせるにしても、制御ミスの時の影響度を考えると、ソフトウェアだけでなく、ピンなどのハードウェアで稼働範囲を制限するなど考慮すべきと思うのですが
Re: (スコア:0)
そのような機械的なストッパを機能させるには、太陽の追尾状況に応じてストッパの位置を切り替えていく必要があると思いますが、
ストッパ自身の故障モードが増えますからね…。
Re: (スコア:0)
太陽の高さと方角はずっと同じじゃない。
時間や季節によって大きく変わる。
集光位置は鏡の方角と角度と太陽の位置によって決まる。
こんな事故が有りうるなら、よほど周囲に何もない沙漠のような地域じゃないと集光型の設備は作りにくい (スコア:0)
流石に航空路が上空に出来がちな飛行場や航空基地やヘリポートは拙かろうが、打ち上げる反射光は基本的に上空向きであり、それ等以外の例えば農場や低階層住宅等で拙い理由が分からない。
発電タワーが眩しい光害以外には。
Re:こんな事故が有りうるなら、よほど周囲に何もない沙漠のような地域じゃないと集光型の設備は作りにく (スコア:1)
農場はアリかもしれませんが、住宅だとその光害で視力や精神状態に悪影響はありそうですね
Re: (スコア:0)
それもあるが、ただ単にしたり顔でそう言いたかっただけなんじゃないかな。
窓際においたペットボトルが光を集めて起きる火事だってあるんだから大型施設に限った危険じゃないよ。
Re: (スコア:0)
タワーの高さとか立地条件に左右されますが
故障で鏡の上下角を日の出直後の太陽の角度に合わせたままだった場合、
太陽の高さが上がるにつれて反射光はだんだんと下がっていき、
そのうち地面を照らすことになります。
そうなった場合、周辺に民家等があると火災の原因になるため、
何も無い場所の方が好ましいでしょう
メルトダウン? (スコア:0)
こういうのをメルトダウンって言うの?
Re:メルトダウン? (スコア:4, おもしろおかしい)
核融合発電やぞ