
iPhone 6sは水にも曲げにも強い? 78
いじめられるiPhone 部門より
iPhone 6/6 Plusでは簡単にボディーが曲がってしまう「Bendgate」が問題となったため、iPhone 6s/6s PlusでもBendgateの再現テストが行われているが、7000シリーズのアルミニウムを採用して強度が大幅に増したボディーはそう簡単に曲がらなくなっている。他にもさまざまな耐久テストが行われており、水にも強くなっているようだ(9to5Mac、MacRumors、The Guardian)。
Zach Straley氏のテストでは水を入れたボウルにiPhone 6s/6s Plusを沈め、30分後、45分後、1時間後に取り出して動作を確認しているが、問題なく動作し続けている。48時間後にも問題は発生せず、Lightning端子やヘッドフォン端子も正常だったようだ。
一方、EverythingAppleProのテストでは、10分おきに取り出して動作を確認していたが、20分過ぎから画面に水がしみ込んだ様子が見られるようになり、両モデルともに30分前後で動作しなくなっている。ただし、こちらは水深が深く、20分過ぎには水中で振って空気を抜くなどしているので、前出のテストよりも条件は厳しかったとみられる。ちなみに、EverythingAppleProのBendgateテストでは、机の角を使ってiPhone 6s/6s Plusを強引に曲げている。
iPhone 6ではボタン部分にガスケットが使われているが、浸水後1分程度で動作しなくなる動画も公開されている。先日紹介したiFixitの分解リポートによれば、iPhone 6sではボリュームボタン部分の構造が変更されており、水に強くなっている可能性はある。ただし、仕様では防水性能について記載されていないため、わざわざ浸水させるのはお勧めできない。
防水コネクタ (スコア:4, 参考になる)
iFixitの分解リポートでは、Step21にロジックボード上の端子はシリコンシールによる防水加工がされてるようだ、と追記されています。
https://www.ifixit.com/Teardown/iPhone+6s+Teardown/48170#s108319 [ifixit.com]
こちらで関連すると思われる特許が発見されています。
http://www.patentlyapple.com/patently-apple/2015/03/apple-invents-a-wa... [patentlyapple.com]
Re:防水コネクタ (スコア:1)
gigazineによる日本語解説
http://gigazine.net/news/20151001-iphone-6s-plus-water-test/ [gigazine.net]
apple自身は防水性能に関して一切謳わず、こうやってメディアが各自検証し「こういった特許技術で防水措置がとられ、それなりの効果があるようですよー」と周知してくれる状況というのは、下手にIPX等級取得してユーザーに勝手な期待値を上げられるより、都合良いのかも。
IPX準拠の防水性能を達成するとなると相応のコストや性能の制約を負わないとならないけど、このやり方なら得られる効果に対し負担は軽めで、名より実をとる上手い方法だと思った。