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RISC型CPUはエネルギー効率が良い、というわけではない 93
ストーリー by hylom
PowerPCはどこいった 部門より
PowerPCはどこいった 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
x86とARMの比較は定期的に話題になる。このうち、よく出るのがARMチップの消費電力上の利点は、x86の命令セットによる理論効率よりも優れているという議論だ。x86はいわゆるCISCアーキテクチャで設計されているのに対し、ARMはRISCアーキテクチャで設計されている。RISCは命令セットが小さく、CPUの構成がシンプルであるため低消費電力化が実現できるという主張だが、ウィスコンシン大学の研究チームによるARM、MIPS、およびx86プロセッサの各種の性能を検査する新たな研究では、以前Intelが過去に主張してきた命令セットの大小は実製品のエネルギー効率に影響を与えないという内容を証明できたという(Slashdot)。
CISCとRISCのどちらが優れているかは、チップデザインを行うチームの実力や製造メーカーの専門知識、技術的な習熟度などの違いから単純には比較できない。またアーキテクチャ固有のコンパイラの最適化といった部分にも違いがある。ExtremeTechの記事では、前述の企業の習熟度やコンパイラの違いに加え、両方のプロセッサがそれぞれの思想を取り入れてきたことも影響しているとしている。
ARMはCISCってウィキペディアに書いてある (スコア:2)
別に正確な線引きがある定義でもないと思うけど、ARMはCISCってウィキペディアにも書いてあるし自分もそう思う。
ARMの消費電力が低いのは、単純にしょぼい実装をしているからで実際にクロックあたりの性能はx86に比べるとかなり悪い。
それでも、今までの(MIPSみたいな)RISCに比べるとちょっと速いと思う。
Re:ARMはCISCってウィキペディアに書いてある (スコア:2)
最初の投稿は
http://ja.wikipedia.org/wiki/CISC [wikipedia.org]
を見たけど、英語の記事にはARMの記述は無かった。
ARMはRISCでいいのかな。
ただ、低消費電力のARMは高速化技法が取り入れられてなくてかなり遅いというのは、その通りでしょう。
Re:ARMはCISCってウィキペディアに書いてある (スコア:2)
http://ja.wikipedia.org/wiki/CISC [wikipedia.org]
これの最初のほうだね。ただ、英語の方には書いてない。
でも、CISC寄りの設計ってのはその通りだとは思うし、それをもってCISCと言ったってあながち間違いではないと思う。
だってさぁ (スコア:1)
今のx86は実行命令をマイクロ命令に変換して実行しているし、果てはNVIDIAのDenverだってマイクロ命令にしているじゃないですか。
それでCISCだRISCだって言われてもおかしいですよ。
Re:だってさぁ (スコア:1)
もともとCISC/RISCという略語はRISC派がCISCを貶めるために作り出したもの
大学で作った限定命令セットの試作プロセッサの研究発表・宣伝やってた時代ならともかく、ハイエンドのプロセッサが、CISCの汚れも纏ったRISC命令セットのRISCと、CISC命令セットの皮を被ったRISCになった時代にCISC/RISCの二分法なんて意味無い
Re: (スコア:0)
IntelがメインストリームをRISC命令セットに置き換えた上で今と同様のシェアを保つことが出来ていたら、
AtomやCoreとの比較で省電力性能はどの程度下がっていただろう? という歴史ifものにならざるを得ない疑問だよねぇ。
Re: (スコア:0)
「今のx86」にはIntel Quark [wikipedia.org]も含まれると思いますが、基本デザインが古いしマイクロ命令に変換はしてないでしょ。
インテルは
とか主張するんだったらまともな省電力プロセッサ出してからにして欲しいわ。Quark なんかじゃ話にならん。
Re:だってさぁ (スコア:2)
土俵に有利不利はあるわけで。
こういう場合はRISCに有利な話だけにしておくのが美しい。
Re: (スコア:0)
リンク先の元記事の内容は、Atom N450 なら1コアでも、ARMのCortex-A8,A9(2コア),A15(2コア)辺りと比べて処理速度は上で、エネルギー効率でも張り合えるというもの。残念ながら Intel Quark は対象外。
流石にデスクトップ用の Corei7 は処理速度はぶっちぎりだが、エネルギー効率も最低だ。Corei7の速度で省エネというのは今の処、RISCにもCISCにも存在しない。無いものねだりというものだ。
Re: (スコア:0)
「投機的実行やらアウトオブオーダー実行やらやってるような規模の今のプロセッサでは命令セットの大小は消費電力への影響は少ない」ってだけじゃね?
Re: (スコア:0)
ほぼその通り、今時のプロセッサの場合命令セットの大小がエネルギー効率に与える影響は少ない、
CPUを作る他の設計技術や製造技術次第でその影響は見えなくなってしまう。というのが元記事の主張。
Re: (スコア:0)
なんで本家の"Intel's conclusion"が主張になっちゃうのか
Intelはx86命令セットを捨てなくても(自分らのテリトリーでの)省電力化は進められる、と結論しただけ
そして「内容を証明できた」も誤訳
"gives weight to" は「可能性を強める」とか「正当性を高める」くらいであり証明は言い過ぎであろう
あと大元のextremetechには、「ダイサイズが1-2平方ミリとか電力消費がサブミリワットの領域ではまだRISCが優れている」と言及されている
そこはごまかされてはいないが記事の主題にはなってないつーこと
Re: (スコア:0)
最近の話題 2014 年5月10日 [geocities.jp]の
>4.Intelの64bit MoorefieldはApple A7より高性能,低電力
とかはどうですか。
Re: (スコア:0)
> 命令セットの大小は実製品のエネルギー効率に影響を与えない
(=ゼロである)ということなのだから、プロセッサ全体の消費電力がある程度以上ある製品は命令セットの影響の度合いも不明だし参考にならんでしょう。
ARMだったらCortex-Mシリーズ辺りに対抗できる製品をインテルが出していない現状では判断不能じゃないですか。
Re: (スコア:0)
インテルの省電力プロセッサの具体例として Quark 挙げてんのに「Intelのメインストリームプロセッサと同等のスペック」って馬鹿としか思えんのだけど。
Re:だってさぁ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
エネルギー効率や低消費電力化の話題で省電力を売りにしたプロセッサの例を挙げるのは自然な流れでしょ。
「Intelのメインストリームプロセッサと同等のスペック」云々て頭がおかしいよ。
Re: (スコア:0)
タレコミ元の記事読んでそのセリフなら頭がおかしいのはどうやら君っぽい。
Re: (スコア:0)
i7云々の元コメとは縁もゆかりもないし、i7はどうでもいいが、
>リンク先の元記事の内容は、Atom N450 なら1コアでも、ARMのCortex-A8,A9(2コア),A15(2コア)辺りと比べて処理速度は上で、エネルギー効率でも張り合えるというもの。残念ながら Intel Quark は対象外。
という話が既に出ている。そもそものコメントの
>>とか主張するんだったらまともな省電力プロセッサ出してからにして欲しいわ。Quark なんかじゃ話にならん。
という話が十分寝言だという証明にはなっているのではと思う。
Re: (スコア:0)
タレコミ元の記事 [extremetech.com]と、命令セットの大小は実製品のエネルギー効率に影響を与えないと以前Intelが過去に主張してきたいうのと、同じ話ではないけど?
Re: (スコア:0)
ん? 意味分からん。
> 以前Intelが過去に主張してきた命令セットの大小は実製品のエネルギー効率に影響を与えない
というのとどう繋がる話?
Re: (スコア:0)
ARMもPC向けAtom並みの処理速度にしようとしたらキャッシュ増やしてクロック上げるから消費電力は大して変わんなかったんじゃなかったっけか
Re: (スコア:0)
x86も組み込み向けCortex-M0+並みの消費電力にしようとしてキャッシュなくしてクロック下げて実現できたみたいな話がないと対称性がないですね。
Re:だってさぁ (スコア:1)
Re:だってさぁ (スコア:1)
Re:だってさぁ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
現代のARMアーキテクチャをRISCだとするのがそもそも根本的な誤りだと思う。
話題にすら含まれていない (スコア:1)
VLIWェ……。
#広義にはCISCに含まれている、という想定だろうか。
Re: (スコア:0)
コンパイラーの助けがいるという点ではRISCに似ているような
Re: (スコア:0)
実はアセンブラ職人の出番だったりして。
Re: (スコア:0)
「実製品」の範囲 (スコア:0)
CPUチップレベルかと思ったけど、
実製品って液晶とか無線とか込みで?
測定条件をそろえられる気がしない…
CISC vs RISCは昔の話かと (スコア:0)
昔はRISCの方が、電力効率のよいCPUを「作り易かった」だったかと。
今はRISCの手法をIntelは取り込んでいるし、単純な比較は意味ないかも
もし今の技術で理想的な環境でCISCとRISCを比べるとどうだろう?
もしかしたらCISCの方がより電力効率のよいものを作れる可能性もあるかも・・
技術が進んでCISCでも電力効率を上げることが可能になったし、同じことやるにもRISCよりも命令数が少なくて済む可能性があるから
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
RISCにはメモリ効率が悪いという致命的な欠陥があるのでは...
メモリも安くなったとはいえ、フルスピードでアクセスできるのはキャッシュに限られるので、
コードが冗長になりがちなRISCには不利な気がするの。
(コンパイラの最適化どちらにも有効でしょうし、RISCが一番有利そうな部分はSIMDで埋まっちゃった気がする)
Re: (スコア:0)
昔のRISCは、実行制御が簡単なので空いたスペースをCISCより大きなキャッシュに
割り振ることができるというのを利点として挙げていたけどね。
それに、CISCはレジスタが少なくてデータ退避にメモリアクセスが増えるけれど、
RISCならレジスタを沢山持っているのでデータ退避のためのアクセスが少なくなるとも
言っていた。
# そもそも、エネルギー効率の話なら同じ処理結果を出させるために必要な電力で
# 比較しないと意味がないわけで
Re: (スコア:0)
比べるCISCがx86で、RISCがその後開発されたものだったりすると
CISCより改善されているのがあたり前って話もあるが(^^;
RISCのレジスタ数が多いのも、空いたスペースの有効利用だったりして・・
x86も64bit版では大幅にレジストリ数が増えているんですよね。
64bitだからというよりは、大きな変更にあわせて現在の状況に変更しちゃったような感じもあったけど
Re: (スコア:0)
32bitプロセッサの386とARMじゃ登場時期大して変わらんけどね。
Re: (スコア:0)
レジスタの数ってアーキテクチャに拠る話であって、RISCかCISCかは関係ないけど?
Re: (スコア:0)
その苦情は当時RISCを提唱していた人達に言ってください。
Re: (スコア:0)
じゃあその「当時RISCを提唱していた人達」とやらの名前を具体的に挙げれ。
あとお前はデタラメ流布するの止めれや。
Re: (スコア:0)
CISC/RISCとレジスタ数は関係なくね?
V60はCISCだけど汎用レジスタは32本あるよ。ARMより多い。
System360もCISCで汎用レジスタは16本だし。
Re: (スコア:0)
CISCというのは、実はRISCの反語じゃなくてx86を指していたんだと思いますよ。
当時も、そして現在も。
もう少し推敲して欲しい (スコア:0)
> 新たな研究では、以前Intelが過去に主張してきた...(snip)...という内容を証明できた
何が以前で何が過去で何が新たなのか
命令セットの大小 (スコア:0)
結局はハードウェアとソフトウェアのどっちで命令処理をサポートするかって話なのかね。
RISC型はソフトウェアの機能が少ないならやっぱり消費電力は少ないんだろうが、
ソフトウェアに機能を追加するなら、ある程度サポートしてるCISCの方が最適化や作りやすさの点で優れていそう。
夏休みの自由研究 (スコア:0)
学研誌のネタを基に程度の低い自由研究を9月1日にでっち上げ
その程度の低さでツッコミの意欲さえ萎えさせる作戦を敢行してた狡い小学生時分の恥ずかしい記憶がフラッシュバックした
すいません (スコア:0)
EPICといいますけど、仲間に入れてください。
Re: (スコア:0)
ソニーさん?
ARMもThumb2になって (スコア:0)
ごちゃごちゃの度合いがx86とそんなに変わらないばかりか、32bit即値ロードに2命令使ってしまうとか、
32bit番地指定のロード、ストアが1命令で出来ないとかでx86に対するメリットはあんまり無いような感じ。
x86の弱点はレジスタ数足りないことだったけどamd64で少し改善されたし。
昔のARMはシンプルそのものだったんだけど。
チップ面積が驚異的に小さいから、マルチプロセッサになったら個数増やせるとか言ってた割には今の
ARMのコア数増えてない。
むしろintelに負けてる。
Re: (スコア:0)
Intelは腕力(プロセスルール)で小さくしているし、イマドキのチップならGPU部分の方がフットプリントでかいよ。