Lexmarkのインクジェットプリンター事業、船井電機が引き継ぐ 41
ストーリー by hylom
意外な組み合わせと思いきや 部門より
意外な組み合わせと思いきや 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
4月2日、船井電機は昨年撤退を表明していた米Lexmarkのインクジェットプリンター事業を引き継ぐと発表した。取得金額は95億円でインクジェットプリンターに関する特許権、国にある開発施設や人員、フィリピンの生産子会社の事業と全株式などを取得するという。船井電機は1997年からLexmarkのインクジェットプリンタの製造を受託しており、開発段階から協業してきた経緯がある(産経新聞、ITmedia)。
船井電機側は、インクカートリッジを含むプリンタ関連製品の特許や開発・製造技術を取得することで、より収益性の高いインクカートリッジの製造販売も自社内で完結でき、ビジネスの成長につながると判断したとしている。
ジャパネット (スコア:2)
10年近く前に父が買ったPCに抱き合わされてたプリンタがLexmarkだったなぁ。
というか、あの手の通販以外の、いわゆる普通の量販店でLexmarkを見た記憶がない。
ちなみに、父の買ったジャパネットのプリンタは、替えインクを売ってる店がなかなかないことに加えて、よく紙詰まりするからブチ切れて、すぐにキヤノンの複合機に変えたような。
Re:ジャパネット (スコア:3)
WikipediaのLexmark [wikipedia.org]によると、2003年の世界シェアは19%ある。いまは落ちているのかも知れないが、それなりに可能性、価値があるのではないか。
日本はキヤノンやエプソンといった大手メーカーがあるし、写真品質(年賀状用途)に厳しいといった他国とは異なる傾向があるので、日本の事情が世界市場にそのまま通用するわけではない。
キャノンやエプソンのインクなら、書店やコンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどでも入手できるが、HPならまず無理。しかし、世界シェアトップはHPだ。
Re: (スコア:0)
しかも、船井は日本市場は気にしなくていい立場ですからね。
なんとなく (スコア:1)
昔はビデオ一体型なんかでよく見かけたが
最近はあまり見かけないイメージ
Re:なんとなく (スコア:3, 参考になる)
日本の電機メーカー大手は、サブプライムローン破綻やリーマンショックで世界的にデフレが進む中、ブランドを高級ブランドのほうに統一、商品も高級・高額路線で行こうとして大失敗。
中国や韓国、台湾メーカーに市場の多くを奪い取られてしまった。
そんな中、日本メーカーにあって、低価格路線で米市場に根を張ってたのがFUNAI。
最近、ウォルマートの年間の売上貢献メーカーで賞を取ったくらい絶好調。
同じく、FUNAIと同じ路線の日本メーカー、ORIONも好調。
新卒学生の希望先、大手電機メーカーの失墜が激しいらしいけど、FUNAIとかORIONは狙い目かもね。
不景気に好調な企業って、貧乏人を相手にする企業なんだよね。
ユニクロ、ダイソー、ニトリ…。
あまり金を使わないお金持ちより、生活のために使わざるを得ない貧乏人から小銭を集めたほうが儲かるんだ。
業績 (スコア:0)
あんまりいい業績には見えませんが…。
第61期第3四半期報告書 [PDF240KB]
http://www.funai.jp/investors/pdf/sh613.pdf [funai.jp]
第60期(2012年3月期)
http://www.funai.jp/investors/pdf/ys601.pdf [funai.jp]
Re: (スコア:0)
業績はわからないけど欧州の電器屋に普通に商品並んでいてビックリした記憶があります
余談ですが向こうではKENWOODはキッチン家電メーカーという認識をされていたりして面白い
Re:なんとなく (スコア:2)
三菱のTVやDVDレコーダって実はフナイ製じゃなかったっけ?
Re: (スコア:0)
Re:なんとなく (スコア:1)
中の人に聞いたことあるけど、
船井はエプソンとかのプリンタもOEM生産しているらしいよ。
Re: (スコア:0)
中の事情は追ってないので、今はどうなってるのか知らないけど、東芝に関して言えばBDにHD-DVDが負けて撤退するとき、自前のBDレコーダーが作れるようになるまでの繋ぎだったような気がする。
BDレコーダーってぶっちゃけ欲しくないので(HD-DVDだったとしても)、BDレコーダーが各メーカー間でOEMなのかどうなのかって気にすることは無いですね。
BDは、HDDレコーダーのおまけ的存在かな。
Re: (スコア:0)
安売り用低機能の物はD型番のOEM品、ターゲット狙って売ってる方はRD型番で東芝設計。
Re:なんとなく (スコア:2)
船井銘でなく子会社になったDXアンテナのDX BROADTECの名前で発売されてますね。
後はOEMと海外販売で食ってるのかな?芝レコなんかのOEMもやってたりしますし。
意外と40インチ3D対応テレビなんて物も作ってたりするんですけどね・・・
#VHS作ってるのってもしかするとココだけかな?
Re: (スコア:0)
20年ぐらい前?
子供部屋にあるテレビ、ビデオ、ミニコンポ、ラジカセ辺りはサムスン、フナイ、アイワなんかをよく見かけた。
サムスンは馬鹿でかくなったし、アイワはソニー?、フナイは海外が主戦場なのかな。
Re: (スコア:0)
国内では子会社化したDXアンテナのDX BROADTECブランドがメインだからな
Re: (スコア:0)
最近はDXアンテナのDX BROADTECブランドで出してるのもあるかと。
安かろう悪かろうの精神 (スコア:0)
個人的な製品の品質の比較は
キャノン>エプソン>>ブラザー>>>HP>>>レックスマーク
こんな感じなのですが・・・
安かろう悪かろうのレックスマークのプリンタで95億円稼ぐのって何年かかるんでしょうかね
#プリンタなんてノウハウの塊だから一朝一夕で改善できると思えないですが
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
写真プリントで考えるとだいたいそんな感じ(違ってもキヤノンとエプソンが入れ替わるかどうかぐらい)ですが、
ビジネス文書で考えるとどこでも品質は必要十分って感じですよ(リコーのジェルジェットも含めて)。以前は国内組とレックスマークは染料系だったのでちょっと不利とか言われてましたけど今は全部顔料系だし。
そうなるとどこがメインになるかと言うと結局は機種の機能で、どこもガリガリとビジネス向けの機能を入れて小さな複合機みたいになってきているわけですが、そう言う方面だとFUNAIは身も蓋もなく顧客の要望する機能を取り込んできますから結構勝算はある気がします。
あるいはFUNAIはプリント品質で勝負する気は元々無く、新興国市場を取りに行くつもりなのかも。
#一番やばいのはインクジェットを捨てて、レーザーとビジネス中心の市場に舵を切ったレックスマーク本体じゃないかという気がする
#強豪ひしめくレッドオーシャンに今更注力したってどうにもならないでしょうに…。最後SAMSUNGあたりに買われて終了という展開が待ってそう
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
レックスマークはプリンタではなく、いわゆるソリューション重視ってことでしょうか。
http://www1.lexmark.com/en_US/solutions/business-solutions/index.shtml [lexmark.com]
エプソン(のプリンタ事業)と比べても仕方なくて、狙うはゼロックスなのでは。
プロダクションプリンティングまで上に持ってるゼロックスに対して、有利不利は何とも言えませんが...
Re: (スコア:0)
その市場には他にもHPがいるんだよねえ。
日本じゃ地味だけど世界シェア高いし、ここも強力なプロダクションプリンティングソリューションを持ってるし。
Re: (スコア:0)
量販店で、HPのスキャナー・コピー・プリンタの複合機が4000円台という、任天堂3DS用ソフトよりも安い値段で売っていたのを見て、「これでいいんだろうか? 何か変だ」って思いました。
EPSONやCANONでも、6000円台で売ってたりするし。
Re: (スコア:0)
匡体含めてプリンタ1台をタダで配っても、ヘッドやインクカートリッジを数回も買わせれば回収できるのです。
信者さんは用紙までCanonやEPSONの純正品を買いますね。
本体なんてタダでも成り立つ商売なんですよ。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
そこまでいったら、いっそ、レンタル/リースという形はとれないものか。
消耗品の補充/本体返却は宅配で。もっと言うとネットでモニターして消耗品が切れそうになったら自動で発送とか。
すでに今の形態で利益があがっているなら、コスト的にメーカー側のメリットはあまりないかもしれないけど
ユーザの囲い込み、サードパーティの消耗品の使用の抑制というメリットがあるかも。
本体価格はこれ以上下げても効果が薄いかもしれないけど、消耗品の価格を下げられるか?いや、携帯のビジネスモデルにして契約するとおまけがつくという状態にまでもっていけるかも。
ユーザ側には買い替えで本体処分する手間がいらなくなるというメリットも意外に意味があるんじゃないかあ。
#存在自体がホラー
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:2)
エプソン、ユーザー側によるインク交換不可というインクジェットプリンタを発表 [srad.jp]
→エプソンが新興国市場で本格化させるインクカートリッジ交換不要プリンタ [impress.co.jp]
というラインな気が。
少なくとも「サードパーティの消耗品の使用の抑制」という目的はそれなりに達成できているっぽいし。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:2)
epsonがEC-01でそんなことやってましたね。
後継機種が見られないのでまぁ殆ど商売になってないんでしょうけど。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
EXaaS™ プリンタLCMサービス [oki.com]
沖電気が企業向けにやってるみたいではある。
企業向けだとメンテナンスの一環として明示的にしてないだけかな。
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
>もっと言うとネットでモニターして消耗品が切れそうになったら自動で発送とか。
Canonのインクジェットプリンターを使っていますが、プリントモニター(Windowsで印刷時に出てくるあれ)にインクの残量が少なくなると警告メッセージと直販ページへ移動するかどうかというメッセージが表示されます。
Re: (スコア:0)
フツーに出来るけど?
ただ、ちょっと高価な複合機以外だと流石に自動で発送は無いか。
使用済みカートリッジも宅配屋が持って帰るよ。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
メーカーがそれを始めて、一般家庭の用途でもプリンタを購入して使うというスタイルからレンタルして使うというスタイルに移行するという事がありえないかなあとちょっと思ったもので。
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
HPの三千円台激安プリンターですが、交換インクを買うよりもう一台本体を買う方が安上がりという訳の判らない状態ですよね。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:2)
価格的には確かにその通り。だから、年末に買い換えて毎年新しいプリンタで年賀状を作るのが、美しい写真入り年賀状を作る方法の一つだとは思う。
だが、インクジェットはすでに実用上充分な画質に達しているし、プリンタを処分するのも手間暇がかかるし、もったいないので、1万円台の複合機を数年使う方が前向きな気がする。
Re: (スコア:0)
「月々500円で常に最新モデルをお使いいただけます(補充品別途)」なら2年縛りぐらいあってもいいな、と思うが。
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
年賀状しかつくらないという人に向けて、12月のみのスポットレンタルという形態もありかも。
メーカー側にはあまりうまみはないかな。
いや、そんな事するなら、データ送ればまとめて印刷してくれる方がいいか。
→葉書を販売するという形になると法的にまずいかもしれない。
(代理購入という形ならいいのかなあ?)
→日本郵便が始めればいいんじゃね?
→日本郵便がやるなら、発送までできるよなあ
→いっそ、データをそのままメールで送れば配送のコストもいらないじゃん.....あれ?
→折衷案:年賀状は配送先近くの郵便局で印刷して配送コスト削減
→大量の個人情報を送るのかよ!
→いや、Google なら、Google ならやってくれる.....か?
#存在自体がホラー
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
年賀状に限らずデータのみ送れば印刷投函してくれるサービスは既にあるでしょ
Re:安かろう悪かろうの精神 (スコア:1)
まあ、あるだろうな~と思いつつ書いてたんですが、
考えてみれば、葉書の販売も別に郵便局だけで販売しているわけではないので、法的にどうこうっていうのはなさそうですね。
考慮足らずの投稿で失礼しました。
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
>→日本郵便が始めればいいんじゃね?
やっていますよ [yubin-nenga.jp]。
Re: (スコア:0)
手作業での宛名書き請負(もちろんはがき購入投函も)ってのは昔からあったから特に不思議はないね。
Re: (スコア:0)
アリといえばアリだけれども、既にコンビニのプリントサービスもあったりするので、よほど魅力的な要素がないと難しいかな
Re: (スコア:0)
家庭用プリンタ市場は、もうシュリンクしきった市場なんですよ。
EPSONやCANONの互換インクは、家電量販店はおろか、ダイソーの百円コーナーに並んでいる有様ですから。
もう、砂漠化してしまっている市場なんですわ。。
Re: (スコア:0)
> #プリンタなんてノウハウの塊だから一朝一夕で
レックスマークって、天下のIBMのプリンタ部門が分離したものですから歴史だけ辿れば最古参でしょう。
今でもグローバルで見れば、それなりのシェアはあるんじゃないでしょうか。
聞いた話では遠い昔、地方銀行なんかがコンピュータを導入すると、お兄ちゃんが一人付いてきて、ずっと
世話(主としてプリンタの用紙補給とか)をしてくれる。その帳票用紙代がコンピュータ本体より儲かったとか。
Re: (スコア:0)
IBMの企業向けのプリンタ部門はリコーと共同出資のインフォプリント・ソリューションズを経て、現在はリコープロダクションプリントソリューションズだっけ