アカウント名:
パスワード:
以前も話題がありましたが(#2233833 [slashdot.jp])、アーカイブ用フィルムの素材はPETベースとのことです。ETERNA-RDS [fujifilm.jp]
当然デジタルデータは(一般的なデジタルデータ用メディアに)保存したうえで、最後の保険としてフィルムベースの媒体でも保存、というのは別に否定されるようなものでもないでしょう。手間と金をかけてでも、デジタル以外の保管手段で保険をかけておくほど重要なデータなのであれば。
フィルムで撮影した場合、その後のスキャナーデバイスの発展によって再スキャンすることで解像度を上げていけるけれども、最初からデジタルデバイスで撮影した場合にはその改造で固定されてしまって後々解像度を上げるには数値処理で計算して出していくしかないというポイントがある。まあそういう事を差し置いてもフィルムよりもデジタル撮影編集配布投影が選択されているのだから仕方が無いよね。
フィルムスキャナの解像度はすでに画像粒子を解像するところまで来ちゃってませんか?
たしか、銀塩フィルムの解像度を概算するには「銀分子数個分の大きさ」を用いる、とかそういうレベルの大きさでしたよ。
で、アナログなんで配置はランダムなんですよね(←CCDだと方形かハニカムの周期構造)。
銀塩画像は「画素の配置がランダム」なだけでなく、「画素サイズもランダム」なんですよ。銀塩の反応自体はデジタル(反応するか、反応しないか、の2値)なので、そのままだと明るさに応じた階調が得られません。そこで、「少ない光でも反応する大粒の粒子」「たくさんの光で反応する小粒の粒子」などをいろいろ取りそろえることで、「光量に応じた反応」が出るような構造にしているのです。
スキャン画像にツブツブは見えてるので、「フィルムスキャナの解像度はすでに画像粒子を解像するところまで来ちゃって」るようにみえますが、現状のフィルムスキャナの解像度は、「大粒の粒子は粒子としてスキャンできる」が、「小粒の粒子は粒子としては見えない」というレベルだと思います。まだまだ全ての銀塩粒子を完全再現できるレベルにはなってないでしょう。
カラーフィルムの場合は銀塩粒子は色素で置き換えられてしまっていますが同じですか?
カラーの場合も同じですよ。反応した銀塩粒子の周りに色素が形成されるわけですから、おおざっぱに「銀塩粒子の大きさ」=「色素画素の大きさ」であり、銀塩粒子のサイズのばらつきに応じて、色素画素の粒子サイズにもばらつきが出ます。
それはほんとに記録映像的な素のフィルムのママでいいものだけで、娯楽映画的な…光学合成とかやっちゃったフィルムは劣化してっから、最初からデジタルの方が断然奇麗だったりするのだぜ
まあ100年後でも必要になればフイルムスキャナーを新作(結構なお値段にはなるだろうけど、その時代のデバイスを組み合わせて新作は可能でしょう)読み込みして、デジタルデーターフォーマットに落とし込んで表示する事は可能だろうけど、今後デジタル撮影編集された動画がわざわざアーカイブの為にフイルムに落とす事は余り無いであろう。だから、著作権関係者の気紛れ・政治的意図(焚書)・事故等で、貴重な人類の後世へのデジタル動画遺産(制止画・音声・テキスト等も)が失われない様に、その保管に携わる第三者機関には著作権を緩める様、著作権関係条約
そんなくだらないことより明日のご飯が大事なので客を泥棒扱いして厳しいDRMかけます
どっかで聞いたような話と思ったら
全人類の知識を収蔵するデジタル図書館--B・カール氏の壮大な使命 [cnet.com]Internet Archive [wikipedia.org]
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
比較的容易にと言ったって… (スコア:4, 参考になる)
映写機だってもうラインが無いだろうから現存する機体が無くなれば映写不可能だよね。
残したければ新しいメディアにその都度で移し替えていくしか無いんじゃないかなあ。
Re:比較的容易にと言ったって… (スコア:4, 参考になる)
以前も話題がありましたが(#2233833 [slashdot.jp])、アーカイブ用フィルムの素材はPETベースとのことです。ETERNA-RDS [fujifilm.jp]
当然デジタルデータは(一般的なデジタルデータ用メディアに)保存したうえで、最後の保険としてフィルムベースの媒体でも保存、というのは別に否定されるようなものでもないでしょう。手間と金をかけてでも、デジタル以外の保管手段で保険をかけておくほど重要なデータなのであれば。
Re: (スコア:0)
フィルムで撮影した場合、その後のスキャナーデバイスの発展によって再スキャンすることで解像度を上げていけるけれども、
最初からデジタルデバイスで撮影した場合にはその改造で固定されてしまって後々解像度を上げるには数値処理で計算して出していくしかない
というポイントがある。
まあそういう事を差し置いてもフィルムよりもデジタル撮影編集配布投影が選択されているのだから仕方が無いよね。
Re: (スコア:0)
フィルムスキャナの解像度はすでに画像粒子を解像するところまで来ちゃってませんか?
Re:比較的容易にと言ったって… (スコア:1)
たしか、銀塩フィルムの解像度を概算するには「銀分子数個分の大きさ」を用いる、
とかそういうレベルの大きさでしたよ。
で、アナログなんで配置はランダムなんですよね(←CCDだと方形かハニカムの周期構造)。
Re:比較的容易にと言ったって… (スコア:4, 参考になる)
銀塩画像は「画素の配置がランダム」なだけでなく、「画素サイズもランダム」なんですよ。
銀塩の反応自体はデジタル(反応するか、反応しないか、の2値)なので、そのままだと明るさに応じた階調が得られません。
そこで、「少ない光でも反応する大粒の粒子」「たくさんの光で反応する小粒の粒子」などをいろいろ取りそろえることで、「光量に応じた反応」が出るような構造にしているのです。
スキャン画像にツブツブは見えてるので、「フィルムスキャナの解像度はすでに画像粒子を解像するところまで来ちゃって」るようにみえますが、現状のフィルムスキャナの解像度は、「大粒の粒子は粒子としてスキャンできる」が、「小粒の粒子は粒子としては見えない」というレベルだと思います。まだまだ全ての銀塩粒子を完全再現できるレベルにはなってないでしょう。
Re: (スコア:0)
カラーフィルムの場合は銀塩粒子は色素で置き換えられてしまっていますが同じですか?
Re:比較的容易にと言ったって… (スコア:3, 参考になる)
カラーの場合も同じですよ。反応した銀塩粒子の周りに色素が形成されるわけですから、おおざっぱに「銀塩粒子の大きさ」=「色素画素の大きさ」であり、銀塩粒子のサイズのばらつきに応じて、色素画素の粒子サイズにもばらつきが出ます。
Re: (スコア:0)
それはほんとに記録映像的な素のフィルムのママでいいものだけで、娯楽映画的な…光学合成とかやっちゃったフィルムは劣化してっから、最初からデジタルの方が断然奇麗だったりするのだぜ
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
まあ100年後でも必要になればフイルムスキャナーを新作(結構なお値段にはなるだろうけど、その時代のデバイスを組み合わせて新作は可能でしょう)読み込みして、デジタルデーターフォーマットに落とし込んで表示する事は可能だろうけど、今後デジタル撮影編集された動画がわざわざアーカイブの為にフイルムに落とす事は余り無いであろう。
だから、著作権関係者の気紛れ・政治的意図(焚書)・事故等で、貴重な人類の後世へのデジタル動画遺産(制止画・音声・テキスト等も)が失われない様に、その保管に携わる第三者機関には著作権を緩める様、著作権関係条約
Re: (スコア:0)
そんなくだらないことより明日のご飯が大事なので客を泥棒扱いして厳しいDRMかけます
Re: (スコア:0)
どっかで聞いたような話と思ったら
全人類の知識を収蔵するデジタル図書館--B・カール氏の壮大な使命 [cnet.com]
Internet Archive [wikipedia.org]