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問題は、従来の記録媒体をそのまま使い回せないということかな。媒体の熱設計をやる必要があるし、保磁力の温度特性も重要になりますね。高密度記録すると垂直磁気異方性が高い材料も必要になりますね。FePtやCoPtとかが念頭にあるのかな。保護膜も考えないといけないし・・・MOの希土類遷移金属合金ほど酸化に弱くはないだろうけど、近接場光使うのであれば、数nmまでアンテナ先端を媒体(の記録層)に近づける必要があるから、今までのような潤滑油ではダメなのではないか?(ヘッドの浮上量は現行のHDDでも2nm程度らしいけど)そして、今までのHDDのように自由に追記ができないかもしれない(加熱した際に隣接磁区まで消える可能性がある)。そもそも、連続媒体だと熱が拡散しちゃうのも問題(ナノビークみたいにプラズモンアンテナの先端をとがらせれば連続媒体でも大丈夫なのかな?)。
磁性の研究はしてるけど、熱アシスト記録の分野ではないので、間違ってたらごめんなさい。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
近接場ヘッド実用化かぁ・・・ (スコア:1)
問題は、従来の記録媒体をそのまま使い回せないということかな。
媒体の熱設計をやる必要があるし、保磁力の温度特性も重要になりますね。
高密度記録すると垂直磁気異方性が高い材料も必要になりますね。FePtやCoPtとかが念頭にあるのかな。
保護膜も考えないといけないし・・・MOの希土類遷移金属合金ほど酸化に弱くはないだろうけど、
近接場光使うのであれば、数nmまでアンテナ先端を媒体(の記録層)に近づける必要があるから、
今までのような潤滑油ではダメなのではないか?(ヘッドの浮上量は現行のHDDでも2nm程度らしいけど)
そして、今までのHDDのように自由に追記ができないかもしれない(加熱した際に隣接磁区まで消える可能性がある)。
そもそも、連続媒体だと熱が拡散しちゃうのも問題(ナノビークみたいにプラズモンアンテナの先端をとがらせれば連続媒体でも大丈夫なのかな?)。
磁性の研究はしてるけど、熱アシスト記録の分野ではないので、間違ってたらごめんなさい。
Re:近接場ヘッド実用化かぁ・・・ (スコア:3)
高密度化に伴って記録ビットが小さくなると、熱揺らぎの影響が大きくなり記録は出来ても
その状態を長時間安定して維持することが難しくなる(消えてしまう)。
一方で高い保磁力の記録媒体を使えば熱揺らぎの影響は受けにくくなるが、記録の為に必要な
磁界が大きくなってしまい、現行技術の記録ヘッドでは記録することが出来ない。そこで
記録する瞬間だけ記録領域をレーザ光で加熱して記録し易くし、記録後に室温に戻った際には
安定して読み出しを出来るようにしたのが熱アシスト磁気記録。
山状の温度分布形状を持つ加熱スポットの中央部分の温度と、記録磁界の双方が一点に重畳
されて始めて記録が出来るように設計する事で、隣接ビットに影響を与えずに従来のHDDと
同様のパフォーマンスで読み書きが出来るはず。加熱スポットと記録磁界を nm オーダーで
位置合わせするのが大きな課題のひとつだったが、これを解決すべくレーザ照射ヘッドと
記録用磁気ヘッドをモノリシックに統合した試作品が今回提案されたのだろう。
記録媒体は既に実用化されている垂直磁気記録媒体の延長線上にある材料系の物が使える
可能性が高い。