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ストレージ

TDK が熱アシスト方式による HDD の容量倍増技術を実用化へ 21

ストーリー by reo
メカ成原 部門より

manmos 曰く、

TDK が熱アシスト方式による HDD 容量の倍増技術を実用化し、2012 年初頭に量産化するとのこと (asahi.com の記事GIGAZINE の記事より) 。

現在の HDD の最大容量が、3.5" で 3 T byte、2.5" が 1 T byte というわけですから、それが倍増となると、6 T / 2 T ですね。数年前に 80x(6-1) の RAID を仕事で利用していた者としては、何とも隔世の感である。

これにより、単に HDD に眠っているだけの録画がどれくらい増えるのであろうか…。

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  • 単に HDD に眠っているだけの録画がどれくらい増えるのであろうか…。

    眠っている「だけ」とか言うなぁ!

    眠っているだけなんじゃない。
    見る予定はちゃんとあるんだ。
    予定はちゃんとあるけど、消化しきれないだけなんだよぅ。
    わかってくださいよぅ…しくしく。

    # 人はそれを眠っているだけと言う。
    # 私はまだ少ない方だと思うけどね。1年あまりで2TB弱くらい(笑)。

  • この方式だと、一定の範囲の外部温度にしとかないと、レーザの調整が効かなくなってクラッシュ(若しくは強制スリープ)しちゃうんじゃないですかね?
    温度特性まで味方にして、温度を(多分0.1℃オーダかそれ以下かつ、多分マイクロ秒オーダで)管理して書きこみ密度を上げるてるのですから…

    今までのように、表向きは+5℃〜60℃近くまで耐久性を考えなければとりあえず使える。と言うのではなくて、データセンター並に厳しい温度管理しないとエラーレート的に実用に耐え難い。とか、そういう制約が付きそうなんですが…一般消費者向けというより、そういう筋向け専用の物になりそうな…

  • 問題は、従来の記録媒体をそのまま使い回せないということかな。
    媒体の熱設計をやる必要があるし、保磁力の温度特性も重要になりますね。
    高密度記録すると垂直磁気異方性が高い材料も必要になりますね。FePtやCoPtとかが念頭にあるのかな。
    保護膜も考えないといけないし・・・MOの希土類遷移金属合金ほど酸化に弱くはないだろうけど、
    近接場光使うのであれば、数nmまでアンテナ先端を媒体(の記録層)に近づける必要があるから、
    今までのような潤滑油ではダメなのではないか?(ヘッドの浮上量は現行のHDDでも2nm程度らしいけど)
    そして、今までのHDDのように自由に追記ができないかもしれない(加熱した際に隣接磁区まで消える可能性がある)。
    そもそも、連続媒体だと熱が拡散しちゃうのも問題(ナノビークみたいにプラズモンアンテナの先端をとがらせれば連続媒体でも大丈夫なのかな?)。

    磁性の研究はしてるけど、熱アシスト記録の分野ではないので、間違ってたらごめんなさい。

    • あくまで「アシスト」なので、磁気ヘッドからの磁界で書き込みを行うことに変わりはない。

      高密度化に伴って記録ビットが小さくなると、熱揺らぎの影響が大きくなり記録は出来ても
      その状態を長時間安定して維持することが難しくなる(消えてしまう)。
      一方で高い保磁力の記録媒体を使えば熱揺らぎの影響は受けにくくなるが、記録の為に必要な
      磁界が大きくなってしまい、現行技術の記録ヘッドでは記録することが出来ない。そこで
      記録する瞬間だけ記録領域をレーザ光で加熱して記録し易くし、記録後に室温に戻った際には
      安定して読み出しを出来るようにしたのが熱アシスト磁気記録。

      山状の温度分布形状を持つ加熱スポットの中央部分の温度と、記録磁界の双方が一点に重畳
      されて始めて記録が出来るように設計する事で、隣接ビットに影響を与えずに従来のHDDと
      同様のパフォーマンスで読み書きが出来るはず。加熱スポットと記録磁界を nm オーダーで
      位置合わせするのが大きな課題のひとつだったが、これを解決すべくレーザ照射ヘッドと
      記録用磁気ヘッドをモノリシックに統合した試作品が今回提案されたのだろう。
      記録媒体は既に実用化されている垂直磁気記録媒体の延長線上にある材料系の物が使える
      可能性が高い。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2011年08月30日 10時39分 (#2011543)

    既にTBサイズのHDDが販売されている時代だと言うのに。

  • by Anonymous Coward on 2011年08月30日 11時43分 (#2011589)
    発熱させるほどの高出力レーザーなんですよね?
  • by Anonymous Coward on 2011年08月30日 11時54分 (#2011598)

    加熱してからだとライトは遅くなりそうだね
    大容量でコピーに耐えられるだろうか主に時間的に

  • by Anonymous Coward on 2011年08月30日 21時32分 (#2011812)

    とりあえず、昔懐かしのMOを思い出す。

    • by Anonymous Coward
      MOは加熱して書くというよりは加熱して消す方な。
      • by Anonymous Coward

        2周かけて書き込んでなかったっけ?
        1周目でレーザーで1トラック全部加熱してSNどっちかにそろえて
        2周目でSN反転させるところだけレーザーで加熱してたような?

        • by Anonymous Coward

          うんにゃ。
          1週目は加熱して消すけど、2週目の書き込みは磁気だけで加熱しない。

  • by Anonymous Coward on 2011年08月31日 12時59分 (#2012213)

    このハナシはその後どうなったん?2倍とか4倍どころのハナシじゃねーし。

    「容量無限のHDD」実現の可能性も、新たな物理現象が発見される - GIGAZINE
    http://gigazine.net/news/20110704_limitless_hdd/ [gigazine.net]

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