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>石油の値段がちょっとあがれば、そんなのは問題なくなってしまう。
この一言に尽きます。昨年の例で言うと、一般的な家庭の電気料金は「燃料費調整」によって月あたり250~550円ぐらい値上がりしています。それでも吸収しきれないほど原油が高騰し、電力会社は昼間に電力を売ってもアシが出る状態になり、大赤字を計上しました。それを取り戻すため、値上がりは今年になってからも続きました。
このように一過性の値上がりだけでも日本の経済に大打撃を与えたのですが、問題は今後も値上がり基調だと見られていることです。
米国エネルギー情報局(EIA)や国際エネルギー機関(IEA)は、今後20年のうちに原油価格が恒常的に120ドル/バレルを超えるようになると予測しています。http://www.eia.doe.gov/oiaf/ieo/graphic_data_highlights.html [doe.gov]http://www.worldenergyoutlook.org/docs/weo2008/WEO2008_es_japanese.pdf [worldenergyoutlook.org]原油の価格の予測なんて当たらないことで有名ですけど、それでも採掘価格の上昇はIEAの報告書でも繰り返し指摘されているところです。またオイルサンド(砂にコールタールがまじったようなもの)なんてものまで採掘されていることからわかる通り、質の低下も指摘できます。さらに原油の価格と連動して、天然ガスやウランの値段も乱高下しています。
その一方で太陽電池は今後も値段が下がっていって、もう10~15年もすると火力発電と同じぐらいの発電コストになると見られてます。アメリカなど最近計画を前倒しして、2015年までに同じにすると息巻いてます(Solar America Initiative)。http://steab.org/docs/Sandia_Photovoltaics_Program.pdf [steab.org] (5ページ参照)
発電所ってのはたいてい30年とか40年使われますから、今から新しく火力を造るよりも、今から頑張って太陽電池を量産し始めた方が、結局は安くつきそうなんですよ。お天気任せだし色々面倒 (^^; ですけど、それでもその分原油やガスを燃やす量を減らせますから。あと太陽電池は、輸出もできますね。
つまり・今確かに電気代は上がるけど、それは去年みたいな原油高騰の影響よりはずっと小さい。・今確かに電気代は上がるけど、その分、国内の景気や雇用は良くなるはず。・今確かに電気代は上がるけど、その分、将来の原油高騰の影響は小さくなるはず。と言えます。自分の家に設置できなくても、電気代の負担が増えても、結局は何らかの形で身の回りにその恩恵が戻ってくるはずなんですよ。またその恩恵の額は、負担より大きくできるはずです(実際、ドイツなどは余裕で元が取れている)。http://www.env.go.jp/earth/ondanka/conf_re-lcs/rcm.html [env.go.jp]
負担にばかり目を向けずに、その恩恵を是非積極的につかまえて欲しいと思います。実際のところ、そうしなければ温暖化対策なんて進みませんし。
あと念のためですが、安くなるといっても、太陽電池さえあればいいってもんでもないですよ。一日中発電しっぱなしの用途には原発などの方が当面安上がりなはず。でも原発で昼間だけ出力を増やすような運転をする場合と比べると、10年もしないうちに太陽電池の方が安くなるでしょうね。現時点でも、既に揚水発電よりは安いでしょう。
# 原発は正確なコストが公表されてないから、どの程度かはわかんないけど。
>昨年の例で言うと、一般的な家庭の電気料金は「燃料費調整」によって月あたり250~550円ぐらい値上がりしています。>それでも吸収しきれないほど原油が高騰し、電力会社は昼間に電力を売ってもアシが出る状態になり、大赤字を計上しました。>それを取り戻すため、値上がりは今年になってからも続きました。
たしかに去年は一時的に跳ね上がったけど、電気料金は基本的に下降トレンドなんだけど。自説のために、印象操作で事実を偽るのやめない?
トレンドは変化するものですよ。ずっと右肩下がりで続くのを前提に新規投資しないという判断も良いですが、エネルギーリソースを石油だけでなく太陽光(パネル)まで輸入に頼る、なんてことないように、あらかじめ無理矢理にでも金をばらまいてでもキックスタートさせるというのが目的でしょう。パネルの工場って半導体や液晶パネルと同じように、いわゆる「工場」というより「プラント」ですからね・・・ちょっと金と土地があればすぐに出来るというもんじゃないですから。
高い高いとはいえ今は普通乗用車とそんなに変わらないイニシャルコスト、もっとコストダウンを進めるためにも普及させないとー。
#でも太陽光のみってのもアレだね、コジェネも仲間にいれてあげようよ!
「電気料金」が下降トレンドになるように電力会社は新規投資してるんだよ。何もしないで原油価格をただ反映させてるわけじゃないっての。 #むしろ10年前を底に跳ね上がる直前までなだらかに上昇してるって
太陽光発電だって、十分な日照量見込める場所(平屋で大きく面積が取れるような工場など)ではちゃんと展開してる。各家庭に小規模なものを個別につけるなんてロスばっかりでむしろ「太陽光発電」というセグメントの足を引っ張るだけだよ。なんなら、水力発電を普及させるために、各家庭の蛇口に発電装置つけるかい?いまやろうとしてるのはそれと同レベルだよ:-)
>「電気料金」が下降トレンドになるように電力会社は新規投資してるんだよ。
?????下降トレンドになるようにではなくて原材料コストの変動を受けにくくするように、じゃね?
太陽光発電システムようなピークカットはコスト変動に対するバッファにならずに、むしろロスばかりで足を引っ張る??
もう少し詳しく分かりやすく教えてくれまいか・・・
>原材料コストの変動を受けにくくするように
それだけじゃ電気料金下がらんでしょ。どうやって下げるの?クビキリ?
>太陽光発電システムようなピークカットはコスト変動に対するバッファにならずに
「各家庭に小規模なものを個別につけるなんてロスばっかりのシステム」を無理に推し進めることは「太陽光発電」の健全な発展の阻害にしかならない。どこから「コストカット変動」とかいうわけのわからん話を持ってくるんだよだいじょうぶか?
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
太陽電池の普及は必然 (スコア:3, 参考になる)
原発の総合的な環境負荷と信頼性の低さに比べれば、太陽電池や風力、水力を導入しなければ
ならい。そのコストを払うのは仕方がない。
現状でとんとんとか言われているが、石油の値段がちょっとあがれば、そんなのは問題なくなって
しまう。
日本は中緯度、日照量の低さという不利な点はあるが、それでも太陽電池の比率を上げて
電力供給のリスクと、環境へのインパクトを減らすのが重要だと思う。それを払うのは
電力会社だし、それを価格に反映させるのも当然だと思う。リスクはあるが安い電力
も一緒に売り出しても良い。
Re:太陽電池の普及は必然 (スコア:5, 参考になる)
>石油の値段がちょっとあがれば、そんなのは問題なくなってしまう。
この一言に尽きます。
昨年の例で言うと、一般的な家庭の電気料金は「燃料費調整」によって月あたり250~550円ぐらい値上がりしています。
それでも吸収しきれないほど原油が高騰し、電力会社は昼間に電力を売ってもアシが出る状態になり、大赤字を計上しました。
それを取り戻すため、値上がりは今年になってからも続きました。
このように一過性の値上がりだけでも日本の経済に大打撃を与えたのですが、問題は今後も値上がり基調だと見られていることです。
米国エネルギー情報局(EIA)や国際エネルギー機関(IEA)は、今後20年のうちに原油価格が恒常的に120ドル/バレルを超えるようになると予測しています。
http://www.eia.doe.gov/oiaf/ieo/graphic_data_highlights.html [doe.gov]
http://www.worldenergyoutlook.org/docs/weo2008/WEO2008_es_japanese.pdf [worldenergyoutlook.org]
原油の価格の予測なんて当たらないことで有名ですけど、それでも採掘価格の上昇はIEAの報告書でも繰り返し指摘されているところです。
またオイルサンド(砂にコールタールがまじったようなもの)なんてものまで採掘されていることからわかる通り、質の低下も指摘できます。
さらに原油の価格と連動して、天然ガスやウランの値段も乱高下しています。
その一方で太陽電池は今後も値段が下がっていって、もう10~15年もすると火力発電と同じぐらいの発電コストになると見られてます。
アメリカなど最近計画を前倒しして、2015年までに同じにすると息巻いてます(Solar America Initiative)。
http://steab.org/docs/Sandia_Photovoltaics_Program.pdf [steab.org] (5ページ参照)
発電所ってのはたいてい30年とか40年使われますから、今から新しく火力を造るよりも、今から頑張って太陽電池を量産し始めた方が、
結局は安くつきそうなんですよ。お天気任せだし色々面倒 (^^; ですけど、それでもその分原油やガスを燃やす量を減らせますから。
あと太陽電池は、輸出もできますね。
つまり
・今確かに電気代は上がるけど、それは去年みたいな原油高騰の影響よりはずっと小さい。
・今確かに電気代は上がるけど、その分、国内の景気や雇用は良くなるはず。
・今確かに電気代は上がるけど、その分、将来の原油高騰の影響は小さくなるはず。
と言えます。
自分の家に設置できなくても、電気代の負担が増えても、結局は何らかの形で身の回りにその恩恵が戻ってくるはずなんですよ。
またその恩恵の額は、負担より大きくできるはずです(実際、ドイツなどは余裕で元が取れている)。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/conf_re-lcs/rcm.html [env.go.jp]
負担にばかり目を向けずに、その恩恵を是非積極的につかまえて欲しいと思います。
実際のところ、そうしなければ温暖化対策なんて進みませんし。
Re:太陽電池の普及は必然 (スコア:1)
あと念のためですが、安くなるといっても、太陽電池さえあればいいってもんでもないですよ。
一日中発電しっぱなしの用途には原発などの方が当面安上がりなはず。でも原発で昼間だけ出力を増やすような運転をする場合と比べると、10年もしないうちに太陽電池の方が安くなるでしょうね。現時点でも、既に揚水発電よりは安いでしょう。
# 原発は正確なコストが公表されてないから、どの程度かはわかんないけど。
Re: (スコア:0)
発電所の解体や使用済み燃料の処理など,実測できていない要素が多過ぎて,電力会社や国も正確には分かっていないんじゃないかな…….
Re: (スコア:0)
>昨年の例で言うと、一般的な家庭の電気料金は「燃料費調整」によって月あたり250~550円ぐらい値上がりしています。
>それでも吸収しきれないほど原油が高騰し、電力会社は昼間に電力を売ってもアシが出る状態になり、大赤字を計上しました。
>それを取り戻すため、値上がりは今年になってからも続きました。
たしかに去年は一時的に跳ね上がったけど、電気料金は基本的に下降トレンドなんだけど。
自説のために、印象操作で事実を偽るのやめない?
Re:太陽電池の普及は必然 (スコア:1)
トレンドは変化するものですよ。
ずっと右肩下がりで続くのを前提に新規投資しないという判断も良いですが、
エネルギーリソースを石油だけでなく太陽光(パネル)まで輸入に頼る、なんてこと
ないように、あらかじめ無理矢理にでも金をばらまいてでもキックスタートさせるというのが目的でしょう。
パネルの工場って半導体や液晶パネルと同じように、いわゆる「工場」というより「プラント」ですからね・・・
ちょっと金と土地があればすぐに出来るというもんじゃないですから。
高い高いとはいえ今は普通乗用車とそんなに変わらないイニシャルコスト、
もっとコストダウンを進めるためにも普及させないとー。
#でも太陽光のみってのもアレだね、コジェネも仲間にいれてあげようよ!
Re: (スコア:0)
「電気料金」が下降トレンドになるように電力会社は新規投資してるんだよ。
何もしないで原油価格をただ反映させてるわけじゃないっての。
#むしろ10年前を底に跳ね上がる直前までなだらかに上昇してるって
太陽光発電だって、十分な日照量見込める場所(平屋で大きく面積が取れるような工場など)ではちゃんと展開してる。
各家庭に小規模なものを個別につけるなんてロスばっかりでむしろ「太陽光発電」というセグメントの足を引っ張るだけだよ。
なんなら、水力発電を普及させるために、各家庭の蛇口に発電装置つけるかい?
いまやろうとしてるのはそれと同レベルだよ:-)
Re:太陽電池の普及は必然 (スコア:1)
>「電気料金」が下降トレンドになるように電力会社は新規投資してるんだよ。
?????
下降トレンドになるようにではなくて原材料コストの変動を受けにくくするように、じゃね?
太陽光発電システムようなピークカットはコスト変動に対するバッファにならずに、むしろロスばかりで足を引っ張る??
もう少し詳しく分かりやすく教えてくれまいか・・・
Re: (スコア:0)
>原材料コストの変動を受けにくくするように
それだけじゃ電気料金下がらんでしょ。
どうやって下げるの?クビキリ?
>太陽光発電システムようなピークカットはコスト変動に対するバッファにならずに
「各家庭に小規模なものを個別につけるなんてロスばっかりのシステム」を無理に推し進めることは「太陽光発電」の健全な発展の阻害にしかならない。
どこから「コストカット変動」とかいうわけのわからん話を持ってくるんだよ
だいじょうぶか?