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ソースにはちゃんと「ニッケルマンガン酸化物(LNMO)」と説明されてたぞ
・コバルトは埋蔵量がコンゴ民主共和国に偏っていて、鉱山の児童労働で大問題になっているから使いたくない。・ニッケルは値段上がってきたから減らしたい。
LMNOはLi2NiMn3O8やLi2MnNiO4 だから、「ニッケルマンガン酸化物(LNMO)」だとLのリチウム抜けちゃってるね。
今までの正極はLiCoO2で、コバルトは肝心な反応に絡んでるから、混ぜ物をして含有量を減らす方向で開発が進んでいた。それをLi2NiMn3O8にして脱コバルトを形にしたってこと。
カカオなら農産物だから、気候が似てる「児童労働させてない地域から買うよ」ムーブができるけど、コバルトはそうはいかないから困ってた。しかも最大の鉱山であるテンケ・フングルーメ鉱山は中
今までの正極はLiCoO2で、コバルトは肝心な反応に絡んでるから、混ぜ物をして含有量を減らす方向で開発が進んでいた。
NMC系(LiNixMnyCozO2)などを「混ぜ物」でコバルト含有量を減らす方向の開発などもあるかもしれないが、主流はコバルトを使わない新しい正極材の開発でしょう。
リン酸鉄リチウム LiFePO4 はその代表。東芝 SCiB のマンガン系(LiMn2O4か?)もそう。これの改良型、第二世代 SCiB(負極をニオブチタン系酸化物に変更)のさらに改良型(正極も変更)が今回のストーリーかと。(ちょっと自信がないが)
東芝 SCiB(現行):正極マンガン系、負極チタン酸リチウム東芝 SCiB(第二世代
> いずれも、高い安全性、長い寿命、高速充電、低温に強いなどの特徴がある。 「僕の考えた最強の電池はない」の法則からすると、上記に「高い価格」がプラスされそうな予感。
いや、コバルトなどがないから「高い価格」というわけではないです。売れる規模が違うからなんとも言えませんが。
今のところ、主流にならない理由は、「小さい容量」もしくは同容量にて「重い重量」がプラスされるからです。
少なくとも現行のSCiBは高すぎて、氷点下の寒冷地向けとかEVバスのような高サイクル用とか、特定用途にしか売れてないです。EVバス向けで他社だとライフサイクルで2-3回交換必要なのが、SCiBなら交換不要なので高価格でもOKという売り方。
価格にしても原材料の一部で値段が決まるようなものではないですし。コバルトの値段はこの10年で3倍ぐらい変動してるし、リチウムの価格に至っては2022-23年は3年前の10倍価格です。一番の価格要因は書かれている通りで売る規模というか生産規模です。新しい電池の一番の問題は、どんな電池でも常に、大規模に量産できるのかどうかです。試作から量産までの間が一番難しいところで、ここを乗り越えられるかどうかは、性能が高いかどうかより優先する課題です。だからこそCATLのM3Pは非常に注目されてるけど、東芝のNTOは数年前からアナウンスしてるけどそれほど注目されない。
> 同容量にて「重い重量」 それならUPSとかの設置型の利用にいい感じですかね。
規模の経済が効かないから高いが売れない理由だろ。
まぁ化学プラントの面もありますし、実際の製品の販売価格には規模の経済は効きますね。需要が少ないのに安く売っても意味がないというのもあります。
# 原材料費がどうのこうのというより、東芝のシェアではなんでも安くはならないような。
どのみち新型なんて少数生産なうえ開発費が過大に乗りがちでそれでいて客からは何となく不安だからの一言で無視されがち。東芝には無理のあるチャレンジかも。いやとうしばだからこそむりのあるちゃれんじをしてしまうのだろうか。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
LNMO (スコア:0)
ソースにはちゃんと「ニッケルマンガン酸化物(LNMO)」と説明されてたぞ
Re: (スコア:3, 興味深い)
・コバルトは埋蔵量がコンゴ民主共和国に偏っていて、鉱山の児童労働で大問題になっているから使いたくない。
・ニッケルは値段上がってきたから減らしたい。
LMNOはLi2NiMn3O8やLi2MnNiO4 だから、「ニッケルマンガン酸化物(LNMO)」だとLのリチウム抜けちゃってるね。
今までの正極はLiCoO2で、コバルトは肝心な反応に絡んでるから、混ぜ物をして含有量を減らす方向で開発が進んでいた。それをLi2NiMn3O8にして脱コバルトを形にしたってこと。
カカオなら農産物だから、気候が似てる「児童労働させてない地域から買うよ」ムーブができるけど、コバルトはそうはいかないから困ってた。しかも最大の鉱山であるテンケ・フングルーメ鉱山は中
Re: (スコア:4, 参考になる)
今までの正極はLiCoO2で、コバルトは肝心な反応に絡んでるから、混ぜ物をして含有量を減らす方向で開発が進んでいた。
NMC系(LiNixMnyCozO2)などを「混ぜ物」でコバルト含有量を減らす方向の開発などもあるかもしれないが、主流はコバルトを使わない新しい正極材の開発でしょう。
リン酸鉄リチウム LiFePO4 はその代表。東芝 SCiB のマンガン系(LiMn2O4か?)もそう。これの改良型、第二世代 SCiB(負極をニオブチタン系酸化物に変更)のさらに改良型(正極も変更)が今回のストーリーかと。(ちょっと自信がないが)
東芝 SCiB(現行):正極マンガン系、負極チタン酸リチウム
東芝 SCiB(第二世代
Re: (スコア:0)
> いずれも、高い安全性、長い寿命、高速充電、低温に強いなどの特徴がある。
「僕の考えた最強の電池はない」の法則からすると、上記に「高い価格」がプラスされそうな予感。
Re:LNMO (スコア:2)
> いずれも、高い安全性、長い寿命、高速充電、低温に強いなどの特徴がある。
「僕の考えた最強の電池はない」の法則からすると、上記に「高い価格」がプラスされそうな予感。
いや、コバルトなどがないから「高い価格」というわけではないです。売れる規模が違うからなんとも言えませんが。
今のところ、主流にならない理由は、「小さい容量」もしくは同容量にて「重い重量」がプラスされるからです。
Re:LNMO (スコア:1)
少なくとも現行のSCiBは高すぎて、氷点下の寒冷地向けとかEVバスのような高サイクル用とか、特定用途にしか売れてないです。
EVバス向けで他社だとライフサイクルで2-3回交換必要なのが、SCiBなら交換不要なので高価格でもOKという売り方。
価格にしても原材料の一部で値段が決まるようなものではないですし。
コバルトの値段はこの10年で3倍ぐらい変動してるし、リチウムの価格に至っては2022-23年は3年前の10倍価格です。
一番の価格要因は書かれている通りで売る規模というか生産規模です。
新しい電池の一番の問題は、どんな電池でも常に、大規模に量産できるのかどうかです。
試作から量産までの間が一番難しいところで、ここを乗り越えられるかどうかは、性能が高いかどうかより優先する課題です。
だからこそCATLのM3Pは非常に注目されてるけど、東芝のNTOは数年前からアナウンスしてるけどそれほど注目されない。
Re: (スコア:0)
> 同容量にて「重い重量」
それならUPSとかの設置型の利用にいい感じですかね。
Re: (スコア:0)
規模の経済が効かないから高いが売れない理由だろ。
Re:LNMO (スコア:2)
まぁ化学プラントの面もありますし、実際の製品の販売価格には規模の経済は効きますね。需要が少ないのに安く売っても意味がないというのもあります。
# 原材料費がどうのこうのというより、東芝のシェアではなんでも安くはならないような。
Re: (スコア:0)
どのみち新型なんて少数生産なうえ開発費が過大に乗りがちでそれでいて客からは何となく不安だからの一言で無視されがち。
東芝には無理のあるチャレンジかも。いやとうしばだからこそむりのあるちゃれんじをしてしまうのだろうか。