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原子1個で1ビット、切手大に62TBを詰め込む技術が発表

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
オランダ・デルフト工科大学の研究者が、原子1個を1ビットに見立てて動作するメモリーを開発したそうだ。1平方インチ(日本郵便の特殊切手大/6.5cm2)の面積に62.5TBのデータ量を記録できる計算で、記録密度は現時点でもっとも高いHDDの500倍に達するという。

研究者らは、銅原子でできた表面に走査型トンネル顕微鏡を用いて塩素原子を配置、データをコード化。銅原子で作った表面に置かれた塩素原子は格子状に整然と並ぶため、そのうち幾つかの原子を取り除けば、その場所では塩素原子が2つの位置をとれるようになり、"0"を"1"を表現できる。このような塩素原子の配置を8つ作れば8ビット、つまり1バイトを表現することが可能となる。

ただし、研究室内限定のプロジェクトで実用化にあるものではない。この塩素-銅アレイは、液体窒素とほぼ同じ絶対温度77℃の真空中でしか安定しないためだ(EngadgetTechcrunchNature NanotechnologySlashdot)。
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