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海のヤクザ

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
海上・港湾工事では通常、他の船との事故回避等や、油や汚濁物質の流出に備えて、警戒船をつけるように海上保安庁との協議で定められています。全体の隻数や何船団つけるかもすべて協議で決まってきます。最近ニュースで話題となっている沖縄の辺野古沖の警戒船も同じ意味合いで設置されているもので、沖縄に限ったものではなく、日本全国で同様に海上工事・港湾工事の際にはほぼ必ず警戒船(複数船団の場合は指揮船も)が警戒業務として付随しています。この警戒船は専用の船か、資格のある漁協の船を使用するのが通常です。

 一番厄介なのは漁協に入る警戒業務の賃金が安いと、いろいろと難癖をつけて、工事に反対して、なかなか円滑に工事をすることができないというところ。よって、関係者の間では漁協を「海のヤクザ」と呼んでいます。国からの補償金によって漁業権が消滅していても、やつらは金をむしり取りに来ます。

 水産庁などは見逃していますが、漁協は漁獲高を水増しして申告しています。あまり魚を捕らず、警戒業務だけで生活をしている人もいるほどで、国からの補償金+工事会社からの警戒業務費だけで、かなり裕福な暮らしをしております。ダブルで貰っていますので、まぁ当たり前ですが。全員とは言いませんが、あまり漁に出ていないのに羽振りがいいところは大体、そういった理由です。

 政治家・国土交通省・農林水産省・水産庁・都道府県の水産局部門など、長年対応に苦慮しているのが現状で、誰かがその辺の改革を実施しないと、貴重な税金が大量に漁協に垂れ流しになっていますので、業界では引き続き大きな課題となっています。
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