恐竜を殺した隕石は哺乳類もまた93％死滅させていた

taraiok 曰く、

恐竜絶滅は約6600万年前にメキシコのユカタン半島に落ちた隕石が原因とされている。その後に繁栄したのは哺乳類だ。現在では哺乳動物の多様性が人類にまで進化したとされている。しかし、隕石の落下時に哺乳流だけが種の多様性を維持できたのは何故か？　そこで研究者が北米の化石記録を分析したところ、実は哺乳類もまた恐竜と同じ時期に93％が死滅していたという（THE WEEK、MailOnline、slashdot）。

さらに隕石落下後の哺乳類の種の多様性回復を推定してみたところ、哺乳類は失われた多様性を迅速に回復し、その数は絶滅前の約2倍に及ぶことが分かった。地球は隕石の落下後に灼熱の環境となり、その後、大気中に舞った塵や埃などによる太陽光が遮られ冷却化が進んだ。こうした環境の変化により食料は激減した。生存者は死んだ植物や動物を大きな順番に食べていき、その結果小さな生物が生き残った結果、このような結果になった可能性があるようだ。別の研究では、哺乳類は地下に穴を掘るか、水辺の近くに住むことにより、生き残った可能性があると考えられているとのこと。