養殖トラフグの肝臓解禁について賛否両論が起きる

あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、食用が禁じられている「フグ肝」の解禁について、佐賀県と業界団体が論争を繰り広げているそうだ。

議論は、「毒のない(養殖)トラフグの肝臓を提供できる」とする佐賀県の水産業者の働きかけにより、佐賀県が厚生労働省に養殖トラフグの肝の食用を限定的に認めるよう申請した事で始まったそうだ。

しかし、養殖なら無毒とは断言できず、そもそもフグに毒が移る仕組みは不明な点もあるため、反対する意見もあり、観光資源としても売り出したい佐賀県と、安全性や信頼性を重視する業界団体「全国ふぐ連盟」の主張は真っ向から対立している。養殖業者は、結論が出るまで取材を拒否しているそうだ。

フグ毒は過去10年近くで350人以上が食中毒になり、10人が死亡しているが、密かに客に出す店も多い。解禁反対の店の中には、代わりにアンコウの肝などを提案する店もあるようだ。

皆様は、フグがお好きだろうか。フグ肝を食べた事がある方はいるだろうか。