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プリンター

韓国高麗時代の「世界最古の金属活字」と称する活字に「テクネチウム」2.62%含有

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
韓国人が、韓国起源説を盛んに主張している事は、夙に知られている話である。
その中の一つに、金属活字韓国起源説があり、現存する1377年出版の「白雲和尚抄録仏祖直指心体要節」(通称:直指心体要節)下巻が、1439年頃のヨハネス・ゲンズフライシュ・ツール・ラーデン・ツム・グーテンベルクによる活版印刷、及び1455年の「グーテンベルク聖書」に先んじた事に異論は少ない。
なおこの直指心体要節下巻はフランス国立図書館に所蔵されているが、当然の様に韓国から返還要求がある。

更にこれに先行する、高麗時代の仏教書籍「南明泉和尚頌証道歌」の印刷に使われたとみられる金属活字12個が発見されたとの主張が有り、その活字は発見者により「證道歌字=証道歌字」と命名されている。「南明泉和尚頌証道歌」は木版による覆刻本(1239年印刷)だけが現存しており残っており、字体で真贋の判定は出来ない。
韓国内の世論とは別に、専門家による真贋論争がある。

2015-11-14の韓国書誌学会の秋季共同学術大会で、慶北大学のナム・グォンヒ教授による「『證道歌字』偽作論争に対する反論」と題するテーマ発表が終わると、国立中央博物館のイ・ジェジョン学芸研究官が「ナム教授が責任研究員を務め、慶北大産学協力団が主管して作成した『證道歌字基礎学術調査研究』(2014年、国立文化財研究所)報告書をつぶさに見たところ、『證道歌字』であることを十分に立証できなかったどころか、問題点が多かった」と問題提起した。
とりわけ、「法」の字を破壊分析(金属の一部を切り取って成分を分析する)した結果について、疑問を投げかけた。報告書では、「法」の字を破壊分析したところ、活字の構成成分は「銅88.5%、真ちゅう6.66%、テクネチウム(原子番号43)2.62%、酸素1.74%、珪素0.49%」となっている。イ研究官は「テクネチウムは初めて人工的に作られた元素で、1937年(原文ママ)に初めて発見されており、自然界には存在していない。これは活字が偽造されたものなのか、あるいは分析が誤っていて信頼できないということを意味している。活字の成分に当然含まれている鉛が出てこなかったというのもおかしい」と指摘した。

これに対しナム教授ははっきりした答えを出せなかった。ナム教授は「『法』という字の破壊分析は2011年、忠北大学で行われたものだ」とした上で「(私は)金属が専門ではないので…。詳しく調べてみる」と答えた。ナム教授は、現存する世界最古の金属活字だという主張が出ている『證道歌字』の存在を最初に発表した学者だ。真偽をめぐって6年にわたり論争が続いている『證道歌字』について、ナム教授はこの日、あらためて「『證道歌字』は本物に間違いない」と主張した。

イ研究官はまた「報告書は現在唯一残っている高麗時代の活字である、国立中央博物館所蔵の『ポク(福/服)』の活字を比較の基準としているが、『ポク』の活字もまた、明確な製作の時期、出土した場所などがわからず、信頼度は低い。ナム教授が国立中央博物館所蔵の「ポク」の活字との比較を通じ、調査対象の活字を『證道歌字』だと主張した後、その根拠として『ポク』の活字も『證道歌字』だと主張していることになる」と指摘した。

韓国科学技術研究院(KIST)のト・ジョンマン博士は、本紙(朝鮮日報)の電話取材に対し「まずは分析にミスがあった可能性がある。もし、本当にテクネチウムが2.62%も含まれていたならば、(活字が)偽造されたものである可能性が高い」と述べた。テクネチウムが実際に含まれていたならば、問題の活字は偽物であり、また分析にミスがあったとすれば、それだけ報告書がいい加減だったということになる。

稀少元素であろうテクネチウムって、そんなに入手が容易なのだろうか?
テクネチウムって、そんなに元素比分析が困難なのだろうか?

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