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福島第一原発、地下貯水槽No.1からも水漏れ 72

ストーリー by headless
孔々 部門より
東京電力は13日、福島第一原発の地下貯水槽からも低濃度汚染水の微量な漏えいが確認されたことを発表した(プレスリリースYOMIURI ONLINEの記事)。

サンプリングを10日から12日まで実施したところ、地下貯水槽No.1のドレン孔から採取した試料で全β値の上昇傾向が確認されたことから、微量な漏えいがあると判断したとのこと。付近に排水溝はなく、海に流出する可能性はないという。低濃度汚染水の漏えいは、これまでに地下貯水槽No.2およびNo.3でも確認されており(/.J記事)、東京電力では仮設ポンプを使用して漏えい検知孔内の漏えい水を地下貯水槽に戻す処置を実施しているとのことだ(プレスリリース2)。
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  • by tsukachan (26170) on 2013年04月14日 17時46分 (#2363443)

    低濃度汚染水をためておく貯水池容量が逼迫しているので、蒸留して水だけを除去することはできないのかな?高濃度の汚染水が残るわけでそれはそれで、たちが悪いとは思うのだがスペースの点からはそういう発想ないのかな?素人の自分にはわからない何かがあるのかとは思うのだけれど。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 19時27分 (#2363516)

      水素がトリチウム(三重水素)に置き換わった三重水素水は、
      通常の水と化学的性質が似ているので、
      蒸留では分離が困難なんですよ。
      問題の水には、この三重水素水はが含まれてていて、
      それが問題なんですよ。

      親コメント
      • by tsukachan (26170) on 2013年04月14日 22時49分 (#2363627)

        ありがとうございます。そーかー困った水が2種類になるだけななのか。

        親コメント
      • by SteppingWind (2654) on 2013年04月14日 23時44分 (#2363648)

        通常の水と化学的性質が似ているので、
        蒸留では分離が困難なんですよ。

        とはいえ, 通常の水分子に比べると10〜20%程度分子質量が大きいですから, 沸点の差による分離とかも不可能ではないみたいです. 実際にカナダで重水炉の重水精製設備として運用されているみたいですが, 分離性能が悪く設備が大型化するのが難点だとか.

        ITERの様な核融合炉ではトリチウムの処理が燃料としての再使用もあって必須の項目となっていますが, ITERの場合でトリチウム水の処理量は20kg/hとして設計されているみたいです.

        参考: トリチウムを扱う燃料循環システム [aesj.or.jp](PDF)

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      問題の汚染は処理して残った三重水素によるものなので、今の技術では濃縮するより希釈するしか処理方法がありません。
      むしろ海に流すしか・・・?

      • by Anonymous Coward

        電気分解か遠心分離機で重水を分離して、加圧水炉で使うととうのは、非現実的なのでしょうか?
        加圧水炉で使った後の処理方法が難しい、ということでしょうか?

  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 13時28分 (#2363303)

    今回の事例で明らかですね。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 13時48分 (#2363313)

      産廃処分場では底面、PE遮水シートの内側と外側に配水管を設置し、穴がプールとならないように運用するので
      排水プールとして運用できるほどの水密性は要求されないでしょう。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ドレイン以外からリークしたらだめでしょ、

        • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 14時35分 (#2363328)

          水を溜めないで配水管から排水するということは水圧がかからないと言うこと。
          布張り雨傘の布は目地の間に隙間があり、水圧をかけていくと水は漏れる構造ですが通常の風雨では漏れないでしょ。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            頭わるい例え乙。
            そりゃ、穴にかかる圧が耐圧より低けりゃ、漏れないわな。
            今回問題なのはその穴にかかる圧力が高いか、そもそも耐圧設計が間違っていないか、ってとこでしょ。
            実際漏れてんだから。

            • by Anonymous Coward

              そもそも土砂のような半固形物を蓄えるための物で、水を蓄える物じゃないからね。
              初めから想定外の使い方なのでこうなっても当然な代物です。

    • 4月16日付赤旗 [jcp.or.jp](この記事のネット掲載は現時点ではなし)では、もともと東電も漏水事例が複数あることを承知していたとのこと。

      赤旗の取材に対し、東電広報部は以下のように回答したとのことです。

      ほかの事例で漏水していたことは建設前から知っていた。把握した漏水事例はシートが1枚だったので、2枚にすれば漏れないと考えていた。

      原子力安全・保安院(当時)に対しては、実績を強調するが、まずいことは隠していたという…

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 14時00分 (#2363319)

    6.7e3 Bq/cm3なんてのも含まれているけど
    1Lあたり1Sv以上の実効線量が出るわけだよね。

    • by Anonymous Coward

      この量なら高濃度じゃないか、という疑問は同意見なんですが、その上で質問が。

      全ベータから被爆量を計算する方法の想像がつかないんですが、どこから数字求めました?
      核種がわかっていてさえ、飲むのか土壌汚染とみなすのか、年齢層はどうか、とかで被爆量の推測って大きく変わってくるんで、どう考えたのかなと。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 14時29分 (#2363326)

    『冷温停止状態』とはいいながらも、建屋への流入が止まらない地下水がジャジャ漏れの炉心冷却水とチャンポンになって汚染された排水の後処理がどうにもならない状態
    汚水タンクが足りなくなれば最終的には炉心への十分な冷却水注入が出来なくなる、ということは安定した『冷温停止状態』とはほど遠い
    (まあ、そうなる前に処理済み排水の海洋投棄を始めるんだろうが)
    もう石油の海上備蓄基地みたいなのを作って汚染水を貯めるしかないんじゃないか
    もっとも、それはそれでまた津波がきた時が怖い
    (低濃度の汚染水が漏れても大したことは無いだろうが、備蓄設備が復旧作業中の原発建屋を押しつぶしたりしたら大惨事に)

    • by Anonymous Coward

      ビコーン! 閃いた! 汚染水を掘った井戸から地下に注入して地下水として流せば循環冷却可能じゃないか!

  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 14時36分 (#2363330)

    いいこと考えた。
    海の水をどんどん取り込んで薄めて行って、破棄していい基準値以下にして
    海に流してしまえば解決じゃね?

    どうせ置き場所がなくなるんだから今のうちから始めた方がいいよ。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 14時42分 (#2363334)

      1.海洋投棄規則
       海洋投棄規制条約(ロンドン条約)の概要は次のとおりである。なお、本条約の事務局は国際海事機関(IMO)が務めている。
      (1)条約の趣旨
       投棄による海洋汚染を防止するため、廃棄物(すべての廃棄物を対象)の海洋投棄を国際的に規制しようというもの。その基本的考え方は、条約上特に許されるもののほか、廃棄物の海洋投棄は禁止するという点にある。
      (2)規制の内容
       投棄の規制上、廃棄物を3つのカテゴリーに分けている。
      1)海洋投棄を禁止する廃棄物(有機ハロゲン、水銀、カドミウム、廃油、高レベル放射性廃棄物等)
      2)締約国の権威ある国家機関が、事前に、申請に基づいて個別的に投棄の許可を与える廃棄物(ひ素、鉛等を相当量含むもの、低レベル放射性廃棄物等)
      3)締約国の権威ある国家機関が、事前に投棄の許可を与える廃棄物(上記以外の廃棄物)
      (3)条約の付託事項とIAEAの作業
       条約においては、海洋投棄が禁止される高レベル廃棄物の定義作り及びその他の放射性廃棄物の海洋投棄について各国の国家機関が許可を出す際の基準作りをIAEAに付託し、IAEAは1974年秋の理事会で、この基準に関する勧告をした。その後、同勧告の随時見直しが行われ、1986年の理事会で勧告を行った。
      (4)条約の発効
       本条約は、15ヵ国の批推により発効するが、1975年8月末15ヵ国に達し発効した。加盟は日本、米国、メキシコ、英国等70ヵ国(1993年4月時点)である。日本は、1980年11月14日正式に加盟した。その後、加盟国が増加し、2010年12月現在で86ヵ国となった。
      (5)低レベル放射性廃棄物の海洋処分の禁止
       低レベル放射性廃棄物の海洋投棄については、1983年2月の第7回ロンドン条約締約国協議会議において、海洋投棄によるすべての影響が明らかにできるような研究が完了するまでは投棄を一時停止するという決議がなされた。これに引き続き、さらに、1985年9月の第9回同会議において、下記の決議(「モラトリアム決議」)が採択された。
      1)条約附属書の改訂提案に関し、広い観点からさらに検討するために必要な政治的、法的、経済的及び社会的調査研究等を行うこととし、それが終了するまですべての海洋投棄を一時停止する。
      2)適当な国際機関による、海洋環境に流入するすべての放射性廃棄物量の把握体制を整備及び維持する。
      3)海洋投棄に伴う損害賠償責任の評価手続の明確化を図るよう締約国へ要請する。
       この決議に基づいて、放射性廃棄物の海洋投棄に関する政府間専門家パネルが設置され、同パネルを中心として検討が行われた。
       1993年11月12日の第16回ロンドン条約締約国協議会議において、「放射性廃棄物およびその他の放射性物質」の海洋投棄の禁止等(ロンドン条約の改正)が正式に採択された。ロンドン条約の1993年までの経緯を表1に示す。
       日本としては、このロンドン会議の10日前に、今後海洋投棄は処分の選択肢としないことを決議している。1994年2月にはロンドン条約の改正が発効したことをうけ、同月中に事業所外廃棄規則と障害防止施行規則から海洋投棄関係の条項を削除した。
       その後の世界的な海洋環境保護の必要性への認識の高まりを受けて、さらに海洋投棄ができる廃棄物の範囲を限定する同条約の1996年議定書が2006年3月に発効した。この議定書の批准国は、2010年現在、39ヵ国である。日本ではこの議定書の国内法規への取り入れが進められ、一般産業廃棄物の海洋投入処分の全面禁止等を含む「産業廃棄物の処分及び清掃に関する法律」などの改正が2007年に行われた。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      放射性物質の海洋投棄はロンドン海洋条約違反です。

    • by Anonymous Coward
      十数年後、ソコにはホメオパシー効果によって強靭な肉体を得た魚介類の姿が!!

      #魚介類にプラセボ効果を見込める知能は無いよなぁ・・・
      • by Anonymous Coward

        地球が強靭になるんじゃないの?>ホメオパシー効果

        どうせ自然界から集めて濃縮した放射性物質なんだから、結局地球に戻すしかない
        (宇宙空間に投棄するとかならともかく)。
        だったら大量の海水で薄めてちょっとずつ投棄した方が影響は少なくていいんじゃないの?
        一時的に高濃度の場所が発生するから問題なんでしょ。

        • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 15時42分 (#2363367)

          友人の母親がそんなこと言ってました。
          「ラーメンのスープは塩分が多いから飲んじゃダメ。飲みたいならお湯で薄めなさい。そうしたら全部飲んでいいから」

          > どうせ自然界から集めて濃縮した放射性物質なんだから

          自然界ではあり得ないスピードで核分裂反応を起こしてるわけですが…

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          > 一時的に高濃度の場所が発生するから問題

          ストロンチウムは食物連鎖で濃縮するから、薄めても意味はない。
          総量で規制が必要。

        • by Anonymous Coward

          ×自然界から集めて濃縮した放射性物質
          ○人間の手で濃縮したウラン燃料を核分裂させて発電のために人間が生み出した超大量の放射性物質

          日本がやり始めたら隣の国も喜んでやるだろうな。。

    • by Anonymous Coward

      一番最初に海洋投棄したじゃないですか。

    • by Anonymous Coward

      大昔、ソ連が日本海でやってましたよ。
      はしけに汚染水をタプンタプンに積んで公海上を船で曳いてばら撒いてた。

      当時は日本では屎尿を同じ手口でばらまく業者が野放し状態だった。
      たまに海保が検挙すると英雄だったな。
      田尻船長と言っても若い人は知らないだろ。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 15時43分 (#2363368)

    広告にまで
    「魚を守れ」byグリーンピース
    を貼るこたあないだろう

    • by Anonymous Coward

      しょうがないねぇ。ゴタゴタ言っても運営とか編集者とかが、既に声その手の人に乗っとられてるし。
      でなきゃ、その手の声のデカい人に流されて対立した人がBANされないでしょ。

      • by Anonymous Coward

        社会全体の事考えたら原子力は必要だぜぇ!
        無責任な馬鹿は引っ込めだぜぇ!
        頭イイんだぜぇ!
        相対的にダイジョブだぜぇ!
        アインシュタインも認めるぜぇ!

        • by Anonymous Coward

          こういう原発即ゼロ以外の意見の存在は認めないとか、そういう人は原発推進派だ排除だとか、そんな過激で感情的なのが蔓延ってるから、そう言われるんでしょ。
          そして反原発活動もそんなのが主導権とってるから、コアな人以外脱落して濃縮されながら衰退という、かつて革マルとか中核とかが辿った道に入りつつあるわけで。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月14日 21時48分 (#2363580)

    シートだけとか子供が砂場で作るプールレベルじゃん。
    砂場遊びもしたことない人達が担当してるのかな。

    • by Anonymous Coward

      いまの原発の人らは想定外のことになれていないだけなんです

      次の原発の人はきっとうまくやってくれるでしょう

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