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電力

「家庭用蓄電池」、来年にも商品化 50

ストーリー by hylom
コストパフォーマンスはどうだろう 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

パナソニックが住宅での使用を目的とした「家庭用リチウムイオン蓄電池」を開発する計画を明らかにした(本家/.読売新聞)。

パナソニックはTOB(株式公開買い付け)で蓄電池開発力のある三洋電機を子会社化しており、これを機会に家庭用蓄電池開発を促進する計画とのこと。蓄電池には太陽光発電や電気料金の割安な夜間電力など1週間程度の電力を蓄えられ、光熱費を節減することが可能。

住宅用の発電設備には電気を貯めておく仕組みがなく、蓄電池の開発が必要とされていたとのこと。2011年頃の実用化を目指しており、現時点では価格は未定とのことだが、太陽光発電装置や制御システムとの組み合わせで販売される予定とのことだ。

また、大和ハウスも来年度中にリチウムイオン電池を使った「省エネ住宅」を発売するとしている(NIKKEI NETの記事)。こちらは太陽光発電装置や制御システムと組み合わせて販売するそうで、リチウムイオン電池は大和ハウスが出資する蓄電池開発会社「エリーパワー」のものを使うようだ。

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  • 無停電 (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年12月28日 14時33分 (#1695083)

    無停電化できるなら、それもパフォーマンスに含まれないだろうか。
    地域によっては決して稀な事故・災害ではないし、そうでなくても今や家電の進歩に伴ない停電時のペナルティは増す一方なのだから。

    • by help (36022) on 2009年12月29日 11時24分 (#1695491) 日記
      私のところ限定かもしれないが、停電(東京電力)の頻度よりも、ブレーカ落ちのほうが圧倒的に多いです。

      しかも、ほとんどが蛍光灯が瞬く程度でコンデンサよりもちょっと根性のある程度の UPS で十分。ブレーカ落ちは、「あれ?あれあれ~?」…ガサゴソ(懐中電灯を探す音)…あ、あった→ブレーカのところへ行って「どれかなー」と落ちてる子ブレーカを見る…これかな?パチン…ここで耳を澄まして UPS の beep 音が止まったか確認して、とまってないなら他の子ブレーカをみて怪しいのを上げる。ココまで約 5 分。全体ブレーカは最近落としたことありませんが、子ブレーカがよく落ちます。

      ということで、家全体の CVCF 付き化よりも自分の足元をどうにかしないとと感じています。

      冬の北陸には歓迎されそうだなとは思いますが関東在住なので…。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      停電補償できるのかなぁ。
  • 太陽光発電だけで家庭の電力をすべて賄えるものでも無し、日中使う分だけ蓄電出来れば十分じゃないかと思う。
    ちなみに、鉛蓄電池を使ったソリューションは既に発売されていたりしますね。

    エネパック [google.co.jp]

    • だから、一週間分溜めれば、太陽光発電でまかなえる時間が延びるでしょ。
      いかにエコかで売るんですから。

      装置が高価で半導体の固まりだったりする太陽光発電の段階で本当にエコなのか疑問な上、それをリチウム二次電池で充電してもエコなのかとか、疑問は多いけど。

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      • by s-kei (16661) on 2009年12月29日 15時40分 (#1695576)

        >装置が高価で半導体の固まりだったりする太陽光発電の段階で本当にエコなのか

        装置を製造するときはある程度のエネルギーが必要ですが、そのあと太陽エネルギーを吸収して20年以上発電する電力の方が遙かに大きいです。
        結果、「(発電所建設だけでなく)発電時も化石燃料を燃やして発電する火力発電」などに比べれば桁違いにエコですが、何か。
        http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/e_source/RE-energypayback.html [aist.go.jp]

        さらに大元のデータまで当たって調べられたいのでしたら、下記から報告書100012583番をダウンロードされては如何ですか。登録は必要ですが、誰でも無料で見られます。
        http://www.nedo.go.jp/database/index.html [nedo.go.jp]
        みずほ情報総研が2008年に調べた最新のデータが載っています。もちろん原料採掘・精製から廃棄まで、全部算入されてます。

        じゃあ昔はどうなんだと言う方には、例えば15年前の電中研の報告書 [denken.or.jp]Y94009がご参考になるでしょう。紙ベースなので取り寄せが必要ですが、ライフサイクル分析の結果、同じ電力量を発電するために必要な燃料が火力発電より桁違いに少ないことも記されています。

        もっともらしく前置きを付けて「疑問」を表明されていますが、あなたはこうした報告以上に信頼できる証拠を示されていません。
        「疑惑を売っている」方々の言葉を垂れ流す前に、「信頼性のあるデータとは何か」を学ばれることをお勧めします。

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      • by Anonymous Coward
        太陽電池で屋根が重くなって地震で潰れる家が続出しそうですもんねぇ。

        # 実家は大工の診断で家が持たないと言われて太陽熱温水器を止めました。
        # 柳に風の軽量鉄骨構造だったからなぁ。
        • >地震で潰れる家が続出しそう

          想像で勝手なこと書かない。下記でも読んで下さい。
          http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090824/102061/ [nikkeibp.co.jp]

          # よくもまぁ次から次へと。恥知らず連中が。

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          • 発電システムの分、家屋の重心(と同時に振動数)が変わっただけじゃないかな
            それでこの地域で同じような構造の家では屋根の揺れが減少したのだろうと思う
            つまり、元の家の構造によってはこれを積んでいたことで地震の揺れにジャストフィットして被害拡大する可能性もある
            地震の揺れの振動数が前もって判っているなら、あらかじめそこからずらして家を建てることも可能だろうけど・・・んなことしてるのかしら
            親コメント
          • by Anonymous Coward

            ???
            何か結論が出せるほどの事例は書いてありませんでしたけど。
            少なくとも他人を「恥知らず」などと罵倒できるほどのものは。

          • by Anonymous Coward
            震度八って、現在制定されていない震度が書かれている記事を参照しろといわれてもねぇ。
          • by Anonymous Coward
             柱の強度を考えずにのせると、地震に弱くなる可能性はありますよ。
            それに、日本全国、屋根に昔ながらの瓦がのっていると思わない方が良いですし。

            # よくもまぁ次から次へと。恥知らず連中が。
  • by Anonymous Coward on 2009年12月28日 14時44分 (#1695087)
    価格が高いので買い換えずに100V取れない蓄電池が増えそうな予感
  • by Anonymous Coward on 2009年12月28日 14時46分 (#1695088)
    スマートグリッド構想では家庭用蓄電池として電気自動車がよく登場するんですが、全家庭に車があるわけでもなく、色んな用途に使える汎用の二次電池のほうが良いと思ってた。ケータイで使えるほどじゃないにしても
    • 汎用にせよスマートグリッドにせよ電気自動車にせよ、蓄電池の性能が上がると嬉しいですね。

      実は単純に「系統全体の安定化」を目指すだけなら、別に各家庭にくっつけるようなことはせずに、変電所とか街区ごとに蓄電池を置いても足りる話なんですよね。

      そこを敢えて個々の家庭や事業所に配置するメリットとしては、下記のような点が挙げられるでしょうか。
      ・停電対策
      ・電力会社側のメンテの手間削減
      ・夜中の安い電力を貯めて昼の高いときに使う(ピークカット)…場合によっては契約電力のアンペア数も下げられる?
      ・電気自動車やPHVの急速充電用(急速放電+急速充電なんで効率落ちますけど)
      ・自家発電(太陽光発電等)してる場合に系統側の電圧上昇→逆潮流自動停止(抑制)な事態を防ぎやすい
       将来的には買い取り価格をたとえば1時間単位や曜日単位で設定して、需要の多いときに売電するようになるかも知れませんね。
      ・燃料電池など、「連続稼働すると効率の良い発電機」の能力をフルに使いやすい
      ・ガジェット好きに嬉しい(?)

      もちろんデメリットとしては価格や設置スペースが挙げられますが、最近の開発ペースを見てると時間の問題という気がします。

      トヨタも2011年度からの参入を表明 [nikkeibp.co.jp]していましたね。

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  • by Anonymous Coward on 2009年12月28日 14時51分 (#1695092)

    火事とかで大爆発?

    • by SteppingWind (2654) on 2009年12月28日 15時10分 (#1695100)

      住宅, 特に一戸建てなら実績の豊富な鉛蓄電池の方がコストやメンテナンス性が良いような気がするのですがどうでしょう? 実際, 室内で固定して使用することが多いUPSでは鉛蓄電池が主流ですし.

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      • by nci (34333) on 2009年12月28日 15時57分 (#1695119)

        多分、鉛蓄電池だと重過ぎる(体積もでかすぎる)から今まで作らなかったんじゃね?

        >1週間程度の電力を蓄えられ
        ってことだから最低でも数十kwhの容量と考えられるので、電気自動車クラスの容量と仮定すると、

        三菱のi-MiEV(アイ・ミーブ)が容量16kwhのバッテリーと言う事なので、
        LEV50セル1個の重さは 1.7kg(4個の直列モジュールで7.5kg)、
        i-MiEVの場合は高剛性ケースに88個がパックされるため、単純計算でも重量は165kg。

        鉛蓄電池のエネルギー密度は重量比1/5ぐらいだと思うので、
        単純に鉛蓄電池だけで800kgオーバー。

        一般家庭に1トン近い装置は厳しそう。電気温水器は500kgぐらい(満水時)あるので、
        頑張れば置けないことも無いかもしれんが・・・

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        • by Anonymous Coward on 2009年12月28日 16時48分 (#1695149)
          最近は、発火とかの危険性が(ほぼ?)皆無なものも出てきていますよ。

          マンガン酸リチウム系とか燐酸鉄リチウム(LiFePO4)系とかがその部類です。
           ※前者は、後期のGBASPの内蔵電池にもなっています

          旧来のコバルト系だと、寿命が近づくと膨張したりするんですよね。(特に角形)
          ですが、最近の系統はその問題も殆ど発生しなかったりするとのことです。

          容量や電圧の面でやや劣ったりすることもある(特にFiFePO4)のですが、
          サイクル寿命(●●回充放電できる…みたいなの)が長いという利点もあったりします。

          携帯電話とかの小型機器では、電圧や容量の関係で使われにくいものもあるようですが、
          こういった規模になると、多少の容量よりも安全面重視でマンガン系やリフェを使いそうな気もします。
           ※たぶんマンガン系と予想しますが。電圧もコバルト系と同等なので、枯れた技術の流用が出来ますし。
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          • by Anonymous Coward

            >たぶんマンガン系と予想しますが。

            パナだからニッケル系かもよ?

        • by Anonymous Coward on 2009年12月28日 16時14分 (#1695131)

          >鉛蓄電池だと重過ぎる(体積もでかすぎる)から今まで作らなかったんじゃね?

          他メーカーだと今でも一応あります。正興電機のエネパックとか。
          だいたい10kWhで500kgぐらい。値段は多分200万円ぐらい。
          #小規模事業所用に数倍の容量の物置みたいなものもあったり。

          親コメント
        • 一旦設置してしまえば、たびたび移設するものでもないので、
          1t弱というのは、ギリで許容範囲内ではないでしょうか。
          //「内寸でタテ・ヨコ・高さが1mの水槽を満水にした時の水の重さ」
          // と思えば我慢できるのでは? …… できないか?

          // 家庭用とはいえ、多少おおげさな設備でも許容されるのなら、
          // いつぞやのフライホイール蓄電設備とかイケるかもしれませんね。
          // 地震やトラブル時に怖い感じがする事と、
          // いまいち値段が張りそうな点がネックですが。

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          • 揚水式蓄電池ってどうでしょうか。非常時に電気も水も得られるかも。

            と思って調べてみたら、
            http://www.nuketext.org/mondaiten_yousui.html [nuketext.org]
            ダム規模でも水を持ち上げる電力の 70% 程度……

            消耗品の再利用コストや環境負荷考えてもリチウムイオン電池使った方が良いのかな。

            親コメント
            • >揚水式蓄電池ってどうでしょうか。非常時に電気も水も得られるかも。
              >消耗品の再利用コストや環境負荷考えてもリチウムイオン電池使った方が良いのかな。

               ご家庭で扱える規模では成立しそうもないです。

               #1695131で挙げられているエネ・パックプラスが、約10kWh = 36MJ。
               仮に効率100%として、その規模のエネルギーを蓄えるには…揚程を10mとすると…36[MJ] / ( 9.8[m/s^2] * 10[m] ) = 370トン
               370トンですよ、370トン。更に現実には損失がありますから、それ以上になります。

               位置エネルギーって、案外たいしたことないですね…。そんなわけで、位置エネルギーに変換して蓄えるのは、大きな揚程と膨大な水量を利用できるダム湖を用いた揚水発電でしか成立しないのでしょう。

              関連ストーリー:
              重力を電源とするエコランプ
              http://srad.jp/hardware/article.pl?sid=08/02/21/2352228 [srad.jp]

              親コメント
            • サイクル寿命を考えると揚水発電のほうがいいのでは? 適地が有れば、ですが。
              親コメント
          • by naruenosekai (13637) on 2009年12月30日 1時41分 (#1695829)
            ドラム缶サイズの電池が、家庭の庭先や倉庫においてあるのを想像してしまった。

            ドラム缶に灯油やガソリン備蓄するには、危険物の免許が必要になるんだけど
            管理しなくとも安全性を保証するためのセンサーと制御回路で、保護するんだろうけど
            異常気象による夏場の暑さで・・・とかないといいなぁ。
            大きいから外におかれそうだし・・・
            親コメント
            • by Anonymous Coward
               灯油は二百リットル、ガソリンは四十リットルまで、危険物の免許の必要性はおろか、備蓄の制限すら事実上ありませんが…。 ちなみに、灯油は千リットル、ガソリンは二百リットル以上になると、危険物の免許がないと備蓄すらできません。
          • by Anonymous Coward

            >// 家庭用とはいえ、多少おおげさな設備でも許容されるのなら、
            >// いつぞやのフライホイール蓄電設備とかイケるかもしれませんね。

            エコアイスで発電できればいいのだが。

          • by Anonymous Coward

            フライホイールは米軍が車両搭載も検討していたぐらいだから何とかなるんじゃないかな?
            車両みたいにフル充電時の慣性力の問題もないし。
            問題は長期保存に不向きと言うことぐらいか。
            即日使いきるならともかく数日分となるときついかな。
            超電導でホイルを浮かせれば何とかなりそうな気もするがそこまでやるなら超電導コイルを何とか家庭用サイズにしろよと言われそうだし。
            ウルトラキャパシタという手もあるけど体積がでかくなりすぎるか。
            せっかく配線の改良でソーラーパネルの寿命が伸びたのに頻繁にバッテリー交換と言うのはたまらないからなんとか物理電池で蓄電出来るといいんですが。

            •  フライホイール蓄電器はシャープの亀山工場に導入されたなんて記事をどっかで見た記憶があります。
               ググっても当該記事は出てきませんでしたが、他にもあちこちにUPSとして導入されているらしいPDFやらなにやら当たりました。(検索キー:シャープ、フライホイール、亀山工場)

              --
              ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
              親コメント
    • LPガスのボンベや屋外の灯油タンク、ガソリン車の燃料タンクと大して変わらんよ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        いや、ガソリン車はそのまま走るでしょ。

        最悪では事故って炎上もありえる走る凶器なんだから、もっと恐い希ガス。

      • by Anonymous Coward
        単に容積当たりの危険度でいえばリチウムはガソリンなんか目じゃないんだが。
        • by Anonymous Coward

          ガソリンの燃焼の方が桁違いに出てくるエネルギー多いから、リチウムイオン電池なんぞ目じゃ無いわな。
          #重量で言えばリチウムイオン電池で7*10^5 J/kg、ガソリンの燃焼熱が5*10^7 J/kgぐらい。
          #体積ならリチウムイオン電池で2*10^6 J/L、ガソリンで4*10^7 J/Lぐらい。

          • by Anonymous Coward
            ガソリンが燃えたら、二酸化炭素と水に、微量の窒素酸化物、硫黄酸化物などが発生するだけですが、
            リチウムバッテリーが燃えると多量のフッ素化合物が発生するのでは?
            ヤバくないですか?
            • その前に、ガス器具の取り扱いとか、タコ足配線によるトラッキング火災とか、
              気をつけることは沢山あると思いますが。

              太陽光発電設備に付随するリチウムイオンバッテリーなんて、
              どうせ、アパート暮らしの人間には他人事、ヤバイ、ヤバイ、って言っても、そもそも関係ない。

              #と言いたいんだけど、集合住宅向け太陽光発電が導入されるケースも今後増えてくるから、
              #アパート暮らしの人間にも関わってくるかもなあ…

              親コメント
          • by Anonymous Coward
             消防法上の指定数量(危険なものほど小さい)も、リチウムは50kgでガソリンは200kgですからねぇ。その辺も考慮して作らないと、買ったは良いけど違法状態ってことが発生する恐れが…(リチウムイオンは除くとはなっていないので)。  そうそう、アルキルリチウムは指定数量が10kg(ニトロ化合物と同じ数量)なので、有機物が絡むとより危険性が…(^^;
            • by Anonymous Coward

              除くと明記されていなくとも、消防法はリチウムイオンは含まれませんよ。
              #でないと例えばナトリウムイオン等まで含まれちゃいますよ?それはありえないでしょう?

              • by Anonymous Coward
                イオン状態のものは除くと書かれていないので、含まれると解釈するのが安全サイドかと。
    • by Anonymous Coward
      爆発的な普及が狙えていいじゃない
  • by Anonymous Coward on 2009年12月29日 0時36分 (#1695359)
    ソリューションとしては魅力なんだけど、
    松下ってのがネック。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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