サンワサプライ、心拍数や操作状況を測定・記録できるマウス2製品を発売 30
1週間で飽きそうな気もする 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
世界初だという太陽電池パネルを敷き詰めた道路が22日、フランス・ノルマンディー地方の小さな村、トゥルーブル・オー・ペルシュに開通した(プレスリリース:PDF、Ars Technica、Guardian、The Verge)。
この「Wattway」と呼ばれる道路はスラドでも以前話題になった1,000kmにわたる太陽電池発電道路計画の試験段階となるもので、今後2年間の試験期間を通じて耐久性や予期した通りの出力が得られるかどうかなどを検証する。Wattwayを開発・設置したColasでは、フランス国内4か所の駐車場でテストを行っているが、一般車両が通行する道路に設置するのは初めてとのこと。
今回開通したWattwayは2車線道路の1車線分1kmの区間で、合計2,880m2の太陽電池パネルが敷き詰められており、年間280MWhの発電を見込む。1日平均の発電量は767kWhだが、夏のピーク時には1,500kWhに達するという。Wattwayの太陽電池パネルは薄型で柔軟性があり、既存の道路に直接貼り付けて使用できる。
開通式を行った環境・エネルギー・海洋大臣のセゴレーヌ・ロワイヤル氏は、フランス国内の道路1,000kmごとに1kmのWattway区間を設置したいとの考えを示している(フランス国内の道路の総延長は100万kmとのことで、合計1,000kmになる)。しかし、道路面に水平設置するWattwayは太陽に向けて設置するのと比べて効率が低い。フランス北西部のノルマンディー地方は年間の日照時間も短く、1kmで500万ユーロという費用もあって、再生可能エネルギーの開発においてWattwayよりも優先すべき事項があるといった批判も出ているようだ。
ゲームやWebサーフィン、動画視聴などに没頭している際、人が近づいてきたら画面上に警告を出す、というデバイスが開発中だ(TechCrunch)。
このデバイス「Sentry」は現在Kickstarterで資金募集が行われているもので、57ドルの出資で1台のSentryが提供される。赤外線センサを搭載し、5mの範囲に人が近づくと画面にポップアップを出してそれを知らせるという仕組みだ。また、将来的にはVRデバイス上でのメッセージ表示などにも対応する予定だそうだ。
任天堂が米特許商標局(United States Patent and Trademark Office)に提出していた特許/商標関連の書類が公表された。Nintendo Switchには2つの分離可能なコントローラが接続されているが、これに関する情報のほか、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に接続して利用する使い方も想定されているようだ(NeoGAF、Engadget Japanese)。
文書には公表されているSwitchとほぼ一致するようにみえる図面も含まれており、さまざまな情報が推測できる。また、この図面では(Wii Uゲームパッドと比べると)かなりSwitch本体の厚みは薄いように見受けられるが、本当に製品版がこのサイズになるかは不明だ。本体の回路構成図では二つの「スロット」や磁気センサ(電子コンパス?)、環境光センサ、加速度センサ、角速度センサなどの記載がある。さらに各コントローラにも加速度センサや角速度センサ、バイブレータの記載が見られる。
さらに興味深いのが、Switch本体を挿入して利用するHMDについての記載もある点だ。これら文書に記載されているものが実際の製品にどれだけ反映されるのかは分からないが、Samsungの「Gear VR」などスマートフォンをディスプレイとして使用するHMDが製品化されており、こういった方式でVRに対応するのは現実的ではある。
アイルランド南西にあるレイキャネス半島の火山の中心部で、アイスランド深層掘削計画(IDDP)なる計画が進められている。この計画は地下5kmのボーリング孔を掘り、そこにある液体でも気体でもない「超臨界水」を活用して発電を行うというものだそうだ(MIT Technology Review、BBC、The Science Explorer、Slashdot)。
通常の地熱発電では2~3kmの深さまでボーリングを行うのが一般的だが、この計画では5kmまで掘り進むという。この位置には最大500℃の高温の岩石と水の深い源泉があると期待されているという。
火力発電では、水蒸気の圧力や温度が高ければ高いほど熱効率が高くなる。超臨界水を使えば高い効率で発電が可能で、従来の地熱発電の10倍の電力出力を得ることができるという。とはいえこの計画にはリスクもあるようだ。2009年に行われたIDDP-1として知られる計画では、2100mまで掘り進んだもののマグマ層に達したため中断されたという。
HMD Globalは13日、Nokiaブランドのフィーチャーフォン「Nokia 150」およびデュアルSIMモデル「Nokia 150 Dual SIM」を発表した。HMDは12月1日にNokiaブランドで携帯電話市場に参入し、Microsoftが発売したNokiaブランドのフィーチャーフォンを引き継いでいたが、HMDとしては初の端末リリースとなる(プレスリリース、製品情報、データシートPDF)。
両モデルのスペックはデュアルSIMサポート以外共通で、ポリカーボネートボディーに2.4インチQVGAディスプレイとキーパッドを搭載し、OSはSeries 30+。リアカメラは30万画素で、LEDフラッシュを搭載する。100番台のモデルだが、画面サイズが大きく角の丸みが小さいこともあり、フロントカメラのないNokia 216のような雰囲気だ。
通信機能は2Gデュアルバンド(GSM 900/1800MHz)で、通信速度については記載されていない。また、アプリや機能としてはFMラジオやMP3/ビデオプレイヤー、ゲーム、フラッシュライトなどが紹介されているが、Webブラウザーやメッセンジャーアプリには言及がない。
最大通話時間は両モデルとも22時間で、最大待ち受け時間はNokia 150が31日間、Nokia 150 Dual SIMが25日間となっている。サイズは118.0×50.2×13.5mm、重さは81.0gで、カラーバリエーションは白と黒の2色。予想小売価格は税別で26ドル、2017年第1四半期から発売予定とのことだ。
NETGEAR製の複数の家庭向けルーター製品に、外部から任意のコマンドを管理者権限で実行できるという脆弱性が発見された(JVNVU#94858949)。
問題のある製品はR6250およびR6400、R6700、R6900、R7000、R7100LG、R7300DST、R7900、R8000、D6220、D6400。脆弱性の内容は、「http://<ルーターのIPアドレス>/cgi-bin/;<実行するコマンド>」というURLにアクセスするだけで任意のコマンドが実行できるというもの。認証などは行われず、コマンドは管理者権限で実行されるという。
対策としてはリモート管理機能を無効にする、アップデートが提供されるまで製品を使用しないといったもののほか、この脆弱性を利用してkillallコマンドを実行しhttpdを停止させる、といったものが挙げられている。ただしこの場合、ルーターを再起動するとhttpdは再起動されてしまうとのこと。
「仮想現実アース」をうたうオーディオ機器向けアクセサリ「Forcebar EP」が発売される(AV Watch)。
オーディオ機器の筐体や使用していないRCA端子をこの製品と接続することで電磁波の不要輻射を低減しS/N比の向上が期待できるという。「内部抵抗を0Ωに近づけている」とのことで、製品を0Ωのアースに接地するのと同様の効果が得られるそうだ。
AMDが機械学習向けのアクセラレータボード「Radeon Instinct」を発表した。GPUを使って機械学習処理を高速化するというもの。演算能力が異なるMI6/MI8/MI25という3製品が発表されている(4Gamer)。
昨今ではGPUを使った人工知能関連処理実装の研究が進められており、AMDの競合であるNVIDIAは車載向けの人工知能エンジン「DRIVE PX 2」を発表するなど先行していた。また、Googleもディープラーニング(深層学習)専用のプロセッサを開発している。
ボックス内に立体的に投影されるキャラクターとコミュニケーションを取ることができるシステム「Gatebox」の予約販売が開始された。価格は税別29万8,000円(ITmedia、TechCrunch)。
Gateboxは「好きなキャラクターと一緒に生活できる」というコンセプトの「バーチャルホームロボット」と称されている。さまざまなセンサを搭載しており、ユーザーと音声で対話することが可能。ユーザーの操作に応じて様々なモーションで反応するという。スケジュールの確認や目覚ましなどといったパーソナルアシスタント機能も備える。
今回Gateboxでは人気ゲーム「ラブプラス」のキャラクターデザインで知られる箕星太朗氏がデザインした「逢妻ヒカリ(アヅマヒカリ)」というキャラクターが実装されているが、今後別のキャラクターの展開も検討しているとのこと。
価格の安さからPCでも使いたいという声が散見されたPlaystation VR(PSVR)だが、早くもPCで動かすための非公式ドライバ「Trinus PSVR」が登場したようである(Trinus PSVRの配布ページ、Seamless、ふかふかな日々)。
TrinusPSVRではPSVRでSteamVR対応ゲームを起動させることができるとのことで、デモ動画も公開されている。まだ開発の初期段階とのことで、VRコントローラには未対応。また、非VRゲームもマウスエミュレーションを使ってプレイできるという。
現時点では実用は難しいだろうが、まずPCで動かすことはできたということで、今後のバージョンアップに期待したい。
犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward