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省電力モードは、今の時点ではかなり面白い着眼点だと思います。ただ、今年の後半にはどうなるかなぁ。
スマートウォッチのバッテリーの問題は、電池技術の問題と言うより、マイコンの消費電力の問題です。スマホ用のCPUを流用して作ってるから、時計向けにしては待機時の消費電力が大きすぎます。今回のカシオのような2種類の液晶を組み合わせるとか、初めから反射型液晶にすれば表示側の電力は減るのですが、CPU側の電力が減らないのであんまり意味が無い。カシオは自社で時計用のマイコンを作ってるので、省電力モードの機能は完全にAndroidWear側と切り離して別動作なのでは無いかと思います。これだと、ガワだけ作るメーカーには真似できないでしょうね。
一方、1年前ぐらいから、スマートウォッチ向けのCPUを各社が開発していて、今年後半には製品が出回る見込みです。これらは一桁以上のオーダーで待機時の電力が減るので、反射型液晶と合わせれば、数週間バッテリーが持つ物が出てきます。そのときでも優位製を失わないかどうかがちょっと心配ではあります。
日本企業の性格的に、二つのMCUを乗っけるよりも、(マルチコアMCUなら)一つのMCUコアだけ動かすようにした上で、クロックを32.768KHzとか400KHzとかにしちゃうほうが有り得そうなんですが。# RAMに関しては、MCUに乗っかってる小さなメモリで動かすような。## ROMに関してはブートローダの一角にひっそりある領域だけ使うとか、シリアルROMからその都度RAMに読み込むとか…## で、SoC内蔵RTCが1Secごとに出してくる割り込みで表示書き換えたら、すぐにスリープ。
基本的に部材の金額を減らすためにソフトウェア開発への負担を増やすのが日本企業のやり方という気がしますので。# これは売値がナンボかとはあまり関係なしに。
自分は趣味で電子工作をしていますが、やはりバッテリー問題は難題です。
ArduinoやRspberryPiを使いバッテリーで運用するツール作るときは、・基本は、処理に応じてクロックを制御する・watchdog timerを仕込んだ上で処理完了とともにスリープさせる・次の処理タイミング、または外部割込みで起動とするのですが、これらのバランスを取るのが非常に面倒です。
でも、楽しい! (仕事じゃないから)
アクティブ電力ではなく、リーク電力の問題なので、クロック周波数を下げても効果がありません。通常のスマホ向けCPUだと1~10uAオーダーのリーク電流があります。これだと150mAh程度のバッテリーでは、リークだけで1日で使い果たしてしまいます。これを0.1uA~1uAのオーダーに一桁下げる必要があります。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
面白い試み (スコア:3, 興味深い)
省電力モードは、今の時点ではかなり面白い着眼点だと思います。
ただ、今年の後半にはどうなるかなぁ。
スマートウォッチのバッテリーの問題は、電池技術の問題と言うより、マイコンの消費電力の問題です。
スマホ用のCPUを流用して作ってるから、時計向けにしては待機時の消費電力が大きすぎます。
今回のカシオのような2種類の液晶を組み合わせるとか、初めから反射型液晶にすれば表示側の電力は減るのですが、
CPU側の電力が減らないのであんまり意味が無い。
カシオは自社で時計用のマイコンを作ってるので、省電力モードの機能は完全にAndroidWear側と切り離して別動作なのでは無いかと思います。
これだと、ガワだけ作るメーカーには真似できないでしょうね。
一方、1年前ぐらいから、スマートウォッチ向けのCPUを各社が開発していて、今年後半には製品が出回る見込みです。
これらは一桁以上のオーダーで待機時の電力が減るので、反射型液晶と合わせれば、数週間バッテリーが持つ物が出てきます。
そのときでも優位製を失わないかどうかがちょっと心配ではあります。
Re:面白い試み (スコア:1)
日本企業の性格的に、二つのMCUを乗っけるよりも、(マルチコアMCUなら)一つのMCUコアだけ動かすようにした上で、クロックを32.768KHzとか400KHzとかにしちゃうほうが有り得そうなんですが。
# RAMに関しては、MCUに乗っかってる小さなメモリで動かすような。
## ROMに関してはブートローダの一角にひっそりある領域だけ使うとか、シリアルROMからその都度RAMに読み込むとか…
## で、SoC内蔵RTCが1Secごとに出してくる割り込みで表示書き換えたら、すぐにスリープ。
基本的に部材の金額を減らすためにソフトウェア開発への負担を増やすのが日本企業のやり方という気がしますので。
# これは売値がナンボかとはあまり関係なしに。
Re: (スコア:0)
自分は趣味で電子工作をしていますが、やはりバッテリー問題は難題です。
ArduinoやRspberryPiを使いバッテリーで運用するツール作るときは、
・基本は、処理に応じてクロックを制御する
・watchdog timerを仕込んだ上で処理完了とともにスリープさせる
・次の処理タイミング、または外部割込みで起動
とするのですが、これらのバランスを取るのが非常に面倒です。
でも、楽しい! (仕事じゃないから)
Re: (スコア:0)
アクティブ電力ではなく、リーク電力の問題なので、クロック周波数を下げても効果がありません。
通常のスマホ向けCPUだと1~10uAオーダーのリーク電流があります。
これだと150mAh程度のバッテリーでは、リークだけで1日で使い果たしてしまいます。
これを0.1uA~1uAのオーダーに一桁下げる必要があります。