パスワードを忘れた? アカウント作成
14102426 submission
オープンソース

CERN、Facebookの組織向けサービス試用を打ち切り、オープンソースソリューションへ移行

タレコミ by headless
headless 曰く、

CERNがFacebookの組織向けサービス「Workplace」の試用を打ち切り、主要なコミュニケーション機能をオープンソースソフトウェアによるソリューションに置き換えていくそうだ(CERNのニュース記事Phoronixの記事Computerworldの記事)。

もともとWorkplaceはFacebookがFacebookソフトウェアの社内バージョンとして使用していたもので、2016年に全世界のすべての企業・組織向けに提供開始した際、CERNは無償提供の提案を受けて試用開始したという。データプライバシーについて信頼できない企業が作成したツールを使用することに対する反発も強く、多くの人々が使用しないことを選んだという。それでも1月末時点でCERNコミュニティーのメンバー1,000人ほどがWorkplaceアカウントを作成しており、週間アクティブユーザーはおよそ150人いたそうだ。

ところが、Facebokは2019年7月の価格体系変更に伴い、これまで使用していた機能をすべて使用できる有償版へ移行しないなら無償版へのダウングレードが必要になるとCERNに伝えたらしい。しかし、有償ツールはCERNコミュニティーに対する主な提供内容に含まれず、管理者機能やシングルサインオン機能を失い、すべてのデータがFacebookに送られる無償版への移行は受け入れがたいため、試用打ち切りを決めたとのこと。

既にCERNではMattermostDiscourseを多くのユーザーが使用しており、Workplaceの主要機能を置き換え可能だという。また、Workplaceが提供していた電子メールによるhome.cernの更新情報自動送信機能は内部での通知システムやニュースレターに置き換える計画とのことだ。

CERNはソフトウェアライセンス料の増加を見越してオープンソースソフトウェアへの移行を図るMAlt(Microsoft Alternatives)プロジェクトを昨年発表している。

この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

読み込み中...